TENET テネットのレビュー・感想・評価
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予想通り難解な映画
観る前から期待する半面、嫌な予感もしてたんですよ。ノーラン監督だし、予告観る限りどうせ理解するのが難しい話なんだろうな~と思って観たら予想通りでした。
タイムスリップものは数あれど、「逆行」という今までにない斬新な切り口で時間移動を描いてるのには感心しました。ただ、全体に説明が少なすぎて、今何が起きているのか、これから何をしようとしているのかを理解して話についていくのに精いっぱいで疲れました。1から10まで説明しろとは言いませんが、もう少しやりようがないものか。
逆行にしても、なんだかすごいことが起きてるのはわかるけど、完全に理解できなくて終始もやもやしました。なんか勢いに騙されてる気がするというか、疑問点があっても理解が追い付けていないからうまく言葉にできないというか...(ヒロインが撃たれた時、逆行して傷が治ったのはなぜ?傷が治るってことは肉体年齢も逆行するってこと?主人公の相棒は未来から逆行して現代にやってきたわけよね?現代の主人公に出会うまでの数年間(数十年間?)ずっと逆行の世界で待機してたわけ?どうやって順行に戻ったの?逆行中は酸素マスクがないと空気が吸えないみたいだけど、逆に酸素マスクの空気なら吸えるのはなぜ?とか。高評価をつけてる人はこのへんもちゃんと理解できてるってことですよね?尊敬します。)
主人公もエージェントとはいえ、あらゆる事態に冷静すぎ。時間の逆行、タイムスリップよ?もうちょっと驚こうよ。
インターステラーやインセプションは面白かったのでノーラン監督の次回作に期待します。
これは細かな設定作り込みが為された?実験映画
見ている時は??で、見終わったじわーっと面白みが伝わる映画ですね。あたかも自分も映画の記憶を遡って時間逆行しているような?
ただ、わからないのは①セイターの若い頃に契約書渡したのはどうやった?何十年も時間逆行し続けた物や人がある前提?
また、セイターが悪役になりきれない良いおじさん笑顔で、キャットが美人だが復讐顔でない感じがなんだか気になった。
面妖な007もの
ターミネーターやバック・トゥ・ザ・フューチャーなど時間操作をテーマにした娯楽大作はもはや出尽くした感があるので新しいアイデアをひねり出さなくては気のすまないノーラン監督には気の毒に思えます。そこで思いついたのがアナログ的な逆回し、TENET(信条)は謎の組織名、逆から読んでもおなじ逆さ言葉・・・。
エントロピーが何とかと言っていましたが所詮SF、視覚的には逆回しだしマシンも回転扉もどきと極めてシンプル、ノーラン監督定番の人の心の闇問題も今回は控えめだし、別人のような作風の変化に驚いた。
プロットは過去を消滅させる未来人の陰謀を元CIA工作員の主人公をスカウトしたTENETのメンバーたちが必死で阻止する活劇だが、過去を壊滅させたら未来は再生できるのか素朴な疑問、劇中でもパラドックスとかパラレルワールドとかはぐらかしていましたね。
未来人が出てくる訳では無く手先となったロシアの武器商人が敵役、その妻が味方するあたりも往年の007と似たようなティスト、訳の分からないセリフで煙に巻くのはいつものことなのでさして気にならなかったが2時間半の長尺は流石にかったるい。
まあ、派手な爆破シーンやカーチェイスなど予算タップリな視覚効果なのでそこは見どころでしょう。
映画の見方が変わる作品
近年,連続ドラマやゲームといった競合メディアの発達によって,映画はそのアイデンティティをどう持つかが問われているのではないかと感じます.
言うまでもなくクリストファーノーランはその命題に対しての挑戦し続ける素晴らしいクリエイターで,TENETはその情熱が滲み出る作品だと思います.
おそらくこの先映画は,早送り的作品もしくは続編前提での作品といった商業的作品と,俳句や短歌のように尺を美しく用いる芸術的作品に二極化してゆくのではないかと感じていますが,クリストファーノーランは商業性と映画の尺を活かした芸術性の両立を目指すイノベーターなのではないかと思います.
時間的挟撃がテーマの本作品はまさに2時間30分を双方向的に利用した作品で,例えるならゲルニカのような大きな絵画のごとく,隅から隅まで舐め回すように鑑賞することができる作品です.
そもそも映画ファンの方の中ではそうした映画の楽しみ方が一般的なのかもしれませんが,自分にとっては改めて映画の楽しみ方の気づきになりました.
その観点ではメメントからクリストファーノーランのやりたいことは一貫しているように思えますが,最新の映像技術でエンターテイメントとの両立がどんどん進歩しているように思えます.次の作品が楽しみです.
追記:本作品,音楽がハンスジマーじゃないんですね,Ludwig Goransson,若手なのにすごい…!
これはわからない、でいい
しょっぱなからわけがわからない映画だった。
ノーラン監督作品は初期の
メメント
もさっぱりの内容だったが、これはそれ以上でしたね
だいたいにおいて、単なるタイムトラベルでなく、逆行している物や人それが普通に動いているのと同時?に見せているという
あまりに意味不明な状況が感覚として、把握できないという感じで、想像しずらい。
よく、ミュージックビデオや作中で逆回しにしてる場面はむかしからあるが、それが物理的に実際にある状況というのはみたことがない。
そういう意味では、斬新と思えるけど
なんのためにこんなことすんの、ノーラン?とも思った。ちょっとやりすぎというかさすがについていけなくなる
ラストも迫力あるけど、なーにやってんだかさっぱり
はーい青チームは逆行で赤チームは普通の動きですよーってなんだそりゃ?
では、突入!どこへ?
人間はみたことないものみると、思考が停止することがある
そうなりかけた、かなり挑戦的な作品とは思うがやりすぎ(笑)
YouTubeとかに考察してるのがいくつもあがってるが、いくつかみたけどピンとこない。ほんとにわかってるのかね?おれはわかってるアピールじゃないの
この映画、逆行している物や人がいる環境を経験したことがない奴には本質的に理解できないはずだ、でそんな奴はこの世にいない
だいたいノーラン自身も理解して作ったのかもあやしい
三回みたけどまるで理解がすすまない
もういいや、と思った
繰り返すけど、今までにないものに挑戦し続けるノーラン監督の姿勢は評価したい
実際
インターステラー
はすごいと思ったしね
純度の高い「わからない」という感覚
タイトル「TENET」という「TEN」の回文のように、時間がぐるぐるまわる…ではなく時間が「行き来する」ことを感じさせてくれました。
「時間が行き来する」という発想、思い出にふけったり(過去に戻る)、夢を描いたりする(未来へ思いを馳せる)人間の脳内そのもの。
リアリティでいて、ファンタジックなストーリー。時間がどこへ向おうとも「未来のため」に、時を超えて人は団結もするし、欲望を満たそうとする、いびつな強さとたしかな強さがあるのだなと。
難しいけれど、映像はとんでもない緻密さ。新しい世界観を見せてくれる映画。
純度の高い「わからない」という感覚が、愉しめる。
既視感は否めないが満足
タイトルの通り、時間逆行のモチーフはメメントで既出だし、インセプションを見たとき程の衝撃はなかった。
個人的には、初回視聴後にパンフレットを見たことでようやく理解できたことが多くて、「それって映画としてどうなのよ」と言いたいが、自分の理解力がないだけとも言えるので黙っておく。(書いてるけど)
おそらく主人公の出自や背景が不明瞭過ぎて感情移入しきれなかったのがモヤモヤの要因であろう。「名もなき男」って。。
ちょっと和訳がいけてないのでは。
ここは好みの問題だと思うが、私は映画にストーリーやメッセージ性を求めるので、ダンケルクしかり最近のノーランは超絶技巧を極めることに傾いている気がして、前ほどときめかない。
確かにニールの最後の仕事としてやったこと(直接描写はなかった)はあまりにも崇高で心打たれる。
しかし、なぜそこまでの自己犠牲をさらっとやってのけるのか、背景があまりにも足りなかった。ニールがキャッツの息子説は私も個人的に賛成だけれど、根拠がベトナムのチャームや髪の色、セイターのセリフなどどれも弱くて、「それっぽいけどそうでないかもね」位しか言えない。
それを観客一人ひとりに委ねると言えば聞こえはいいかもしれないが、私は監督が「腹をくくってない」と受け止める。
そして、最後に、セイターに装置を見つけさせた黒幕についてはサッパリわからん。
まさか主人公じゃないよね。あーモヤモヤ。
とはいえ、こうやって色々言ってる時点でこの映画にはまってしまっているのは否めない。
なんだかんだ言って好きなのよ。
新しい
物理学に明るくないのでタイムリープしようと酸素は吸えるだろう、SF感出したいのか?と首を捻ったものの、話が進むにつれてマスクの存在を心の底から有難く感じた。もしあれが無かったら、私の頭ではいよいよ状況理解に苦しんでいた筈。特に初回カーチェイスシーンとセイターがキャットを撃つシーン。逆行が誰かパッと見で判らないと絶対理解らないよ。
過去へのワープじゃなく巻き戻しって所が斬新で楽しかった。あの10分の輪を完成させる、過去を作る為にこれからも未来へ向けて現在を生き続けていく気持ちというのはどんなものだろう。なんて事、この映画を観ていなければ考えもしなかったに違いない。
最近退屈していて、思考するのが好きな方には非常にオススメ。
間違いなく2020で一番すごい映画
断言します
間違いなく2020の作品の中で一番すごい映画でした
すごいの意味としてはその内容の面白さであったり、スタントやCGなしの撮影方法であったりと多くありますが
わたしがその中でも特にすごいと感じたのはこの作品への発想力です
様々な映画の中でタイムループや、過去に遡りやり直す映画はありましたが
ここまで逆行という存在を主軸に圧倒的なクオリティを使った映画は他にはないと思います。
物語の前半は逆行のルールを理解するためにながらあまり理解できずみていましたがこうはんにかけてからの大逆転、だいどんでん返しがすごかった、、
久々に映画を見て心から打ち震えるほどの鳥肌が立ちました
この映画は一回では完璧に理解できないと思います。二回目、あるいは考察を読んで
全てを知った時思わずすごいという言葉と、鳥肌が立つこと間違いなしの映画でした
ノーランらしい、複雑映画
オープニングの特殊部隊突入シーンで始まり、これは来たかと興奮するも、複雑なノーランらしい展開となり、もやっとしたまま終わりました。話が理解できないなーと見ていて不満を感じたりもしましたが、ノーラン映画は映像体験をするもんだという発想で見れば、やはり凄いです。
洋画好きな彼も、難しい話だって言ってた
なので、私が理解できないのは無理もない。
元々過去に戻ったり、フラグ回収したりというような話は好きやけど…。
途中からフラグ回収(過去に戻ったり)したから、そこから面白かったけど、最初の方も「未来から来たんやろな〜」とか読めたものの…最初は眠い。難しい。
キャッチコピーとして「考えるな!感じろ」らしいね。それなら納得。
わからない
全然理解できなかった😅
世界を破滅させる理由もわからなかったし、
逆行させると世界が破滅になることもわからないし。
逆行ありつつ過去へのタイムトラベルもできて逆行させずに
普通にタイムトラベルだけじゃだめだったの?
もっと言えば最初からクライマックスのシーンにより前にあそこに潜んで
待ち伏せして襲撃すればよかったのでは?
逆行させることで何が得なのかわかりやすくしてほしかった。
鑑賞中???がありすぎて集中できなかったし。
逆行も一部のものだけしてるってのも理解出来ない。
影響は弾丸だけに起こってるとか、過去から⇨未来またはその逆でも
間に別の事象が挟まれるっていうのもよくわからないし。
も少し説明をわかりやすくしてほしかったな。
これみんな一回見て全部頭に入ってきたのだろうか?😱
順行と逆行が入り混じる戦闘シーン、最高に見応えがある!
未来人から世界を救う話です。
大まかな話は単純なんだけど、細部を理解するのは難しい映画だった。
この映画は『逆行』という設定が面白い!
特別な回転ドアを通ると、時間が逆に進んでいくようになる。
順行と逆行の人が入り混じる戦闘、カーチェイス、そして銃撃戦。
とても素晴らしい。
何が起こってるのか迷子になるけど、目が離せなくなる。
ここから少しネタバレ。
ニールがマックスだという説。
自分はラストシーンで「もしや……」と察したのですが、実際はどうなのでしょうね。
ニール=マックス説。自分は信じています。
全てが解明された時..
鑑賞してまず思ったことは、情報量と圧倒的な世界観に脱帽。
1回目だと全ては理解できず、考察解説等を見て重要なポイントを抑えることによって、膨大な情報量の中から驚きや発見、感動が押し寄せてきて衝撃。ようやく理解することができました。
時間軸の流れ、伏線回収、登場人物、アクション、どれも濃密で魅了されました。
主人公に協力し、常に任務を支えていたニールに感動。良いキャラすぎて凄く好きでした。
逆に言えばそのあまりにも難解で濃密な世界を理解するのに時間が掛かる上に気軽に楽しむことができない、万人向きではないところが難点だと感じます。
彼女というひと
憧れた「自由な彼女」が他の誰でもなく、実は自分だったというのが、自らへの憤りを物語っている。自立した人であればあるほど、何よりも不甲斐ないのは自分だと責める。「His yacht」と言い直した所も、自戒を込めているのかもしれない。
3度目の正直で自分の意思を貫いて(名もなき男には「自殺を遅らせろ」と指示されていたのにも関わらず、だからこそ「貴方は貴方の仕事をして」と言った)光を受けてヨットの縁に立つ彼女の姿は、最高にエモーショナルで美しくて、最も共感した人物だった。
気高い彼女に対して、名もなき男は助力したいと思った。この流れに、ロマンスが始まらなくても、何の違和感もない。
SF映画史において重要な作品になるだろうが
時間を逆行するという概念がどうにも分かりにくく、多くの人がついて行けない箇所が幾つもあったはず。
どうにもその辺ばかりが話題になっているようだけど、この画期的な(?)舞台装置を除けば、正直、毎度お馴染みの格闘、カーチェイス、銃撃戦が続く、007かダイハードの焼き直しである。
企画・脚本執筆段階でよくよく練られたであろう肝心な舞台装置も、画にしてみればただのビデオ逆回しの「後ろ歩き」にしか見えない点は、何とも物足りない感が残る。
何より、インターステラーやインセプションでみせたような登場人物のメンタリティを語る力強さが足りず、見終わった後に残るものが少ない。
とにかく難解。とくに終盤。
終盤に近づくほど文字通り時間軸が交差するんでこいつどの時間からどの時間にむかって移動してるんだっけ?とか、こいつの今持ってる情報ってどの時点まで知ってるんだ?とかになる。
未来から物やら情報を持ち込みまくってるんで、どの時点で時間軸を入れ替えたかどんどんわからなくなる。最後のあの親父ってどの時点のどいつだ?奥さんが船から降りたのは体験してるんじゃないか?あれ?誰かの過去が誰かの最新だったりで行動の先読みされまくりでどっちも最善を目指すんだけど根本的に無駄だったりする。改めて整理してみてもやっぱりわからんところが残る。
この手のSF物ってちゃんと科学考察入ってるようでガバガバだったりしますけど、無理に説明しようとすると余計に胡散臭くなったりします。だから陽電子が時間軸戻るとか変なこというなや、あれは単に方程式の時間対称性なだけだよ。そもそも陽電子なんて電子と対消滅「したがる」から巨視的時間に存在するなんてなあ。
見応えがあった。
世界観は、とても良くできていたと思う。
けど、時間軸も上手に作られてるとはいえ、私の頭では、なかなか理解出来ず、何故そうなるのか?考え過ぎてしまって、ちょっと追いつけなかった。過去に戻ると酸素吸わなきゃいけないのに、なんで吸ってないのか?とか。そういうこと考えてしまうと楽しめ無くなってしまうが、気になってしょうがなかった。とはいえ、戻った方と、今を進んでる人のリンク具合はスゴイ練られて作られてて、すごいなぁと、思う。
続編作られそうなラストだったなー。
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