TENET テネットのレビュー・感想・評価
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わからんw
なんだろう。好みの問題でしょうか
インセプションの設定はすんなり入って来たのですが、本作の設定が全く入ってきませんでした…
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【わからない所】
●なぜ人類滅亡を企てる?自分が死ぬから他はどうでもいい?(共感できず入り込めない)
●時間を逆行する弾丸や逆行装置?はどうやって作ったの?(「逆行」という現象を自分が思い描いたことがないからなのか、逆行の必然性必要性やなんの為にというその意味がわからなくて、即ちファンタジーになってしまい置いてけぼり感)
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でも、逆行アクションは、格好よくも気持ち悪くて(褒めてます)新鮮で目と脳が歓びました。
未来から来た自分と対峙する、と分かった瞬間と「無知を武器に」の意味が分かった瞬間は気持ちが良かったです。
結局、未来の主人公の指示による計画?作戦なのかな?ここが分かれば作品の全体像がわかりそうな気がするのですが。。。
ニールの最期(?)も、主人公との絆や主人公の思いに深く関係してますよね(でもよくわからん)
楽しみにしてましたがちょっと期待が大きすぎたかなあ
【解説やレビューを読んで、鑑賞後翌日の考察というか勝手な想像のメモ】
「tenet」とは回文であって、上から読んでも下から読んでもおなじ。最初にもどる。
主人公やニールなどの(他言をしない(無知を武器に、ということが守れる)選ばれたエージェントたちは、同じ時間を何度も行ったり来たりして未来を守っている人たちなのかも。もう普通に自然のままに時間が順行するまま生きられない人たち。時空をぐるぐるして自然を守る時空警察?無知が未来を切り開くことも可能だと、未来に希望を持っているから(主人公側のテネット(信条))そのように生きている。
対して、人類滅亡を企てるセイター側は、地球を逆行させすべてを無に帰して1からやり直すべきだ、やり直せるかは知らん(祖父殺しのエピソード)が俺は死んじゃうしそんなの知ったこっちゃあない…というテネット(信条)
勝った主人公が、この世界をこのまま順行させていくという手綱をカゲで引いている、ということかな(時には逆行して調整)
そもそも逆行の意味が分からなかったけど、
固定観念を持って観てしまっているのかも?と思いました。
タイムトラベルものでは、過去をやり直すために、
過去の失敗経験の記憶を持ってその過去の時間に戻って行動を変える(だけど上手くいかない)…というのが今までのタイムトラベルものではセオリー。
本作はそういうことではなくて、その観念で見るから???になる気がする。
過去の「ある時点」に戻るためには、逆行することによってその「ある時点」に戻れる、のかな?
答え合わせと、それを踏まえての細かい部分の気持ちや勇気を見たいので、もう何回か観たい。はやく、うーわーやられたという感動にたどり着きたいです
起きたことは仕方ない
こないだレンタルで観ました💿
主役の名もなき男にはジョン・デビッド・ワシントン🙂
デンゼル・ワシントンの息子さんだったんですね😳
演技はそつなくこなしている印象ですが、若干インパクトに欠ける感じも。
これから経験を積んでいけば、化ける可能性は大いにありますね🤔
彼を助けるニールには、ロバート・パティンソン🙂
相変わらずのイケメンですが、今作で は要所要所でおいしいところをもっていきます。
爽やかな雰囲気で、映画全体のイメージを支えてますね😀
主たる敵であるセイターにはケネス・ブラナー🙂
「名探偵ポアロ」
とは似ても似つかない役どころで、眉ひとつ動かさずに危険な言葉を並べ立てる恐ろしい男。
妻のキャサリンを愛しておらず、終盤ではものすごい暴挙に出ます⚠️
しかし頭が切れる一面もあり、主人公と最後まで駆け引きを演じました。
キャサリンにはエリザベス・デビッキ🙂
めちゃくちゃスラッとした女性ですね🤔
そして流れる金髪に、憂いを秘めた瞳。
悪魔のような夫を乗り越えようと必死にもがく姿には、主人公でなくとも肩入れしたくなるでしょう👍
後半は明らかに巻き込まれてますが、彼女の存在は大きいですね😀
時間の逆行をテーマにしており、後半はタイムトラベルも絡んでくるので何がなにやら😰
ノーラン監督はこういう作品作りをする人なので、今さら難解だとは言いませんがね。
ある人物がキーマンなのはわかりましたが、それ以外はあまり理解できなかったです😔
逆行アクションはどうやって撮っているのかも気になりました😳
ノーラン監督作が好きな方は、ハマる1本でしょう👍
世界を救え 〜 逆行と順行
精悍でスタイリッシュなジョン・デヴィッド・ワシントン主演。デンゼル・ワシントンの長男だと鑑賞後に知ったのですが、お母様( ボーレッタ・ピアソン・ワシントン )似でしょうか。
キーマンの1人、キャットを身長191㎝ の知的美女エリザベス・デビッキ( 映画『 コードネーム U.N.C.L.E. 』にも出演 )が演じる。
時空を超え訪れた本人が、同一空間に存在する映像が興味深い。次回作が楽しみ。
ー 頭で考えないで感じて
ー エントロピー
機内での鑑賞 (吹替版)
いやー難しいけど好きだー!
これはおもしろかった!
とにかく時間が戻るのと通常に進むのとで慣れるまで大混乱しましたが、伏線回収シリーズでようやくついていけました。
この時間の順行と逆行が引き金で世界が滅ぶという設定なんですが、もう少し説明が欲しかった気もします。説得力にかけるという感じかな。まあ、見てるとその設定のつもりで見ちゃうから、それでいいのかもしれませんけど。
世界滅亡を防いだあとの3人の会話が泣けました。死をわかってて戦いに行くのを止められない。ダメ、こういうの涙腺崩壊。
タイムマシン関係お好きな方は間違いなくハマる名作ですね。
角度を変えると世界が変わる。
二回目。いまだによくわからない部分が多いがおもしろい。
基本的なところだが、本作で言及されている未来人、というのはどのくらいの未来のことを指しているのだろう。そして、彼らは本作の悪役であるセネターのような人物を何人も抱えているのだろうか。世界を滅ぼすという大役を、セネターひとりに託すということはないだろう。でも、未来人と契約した人物はセネターしか出てこない。
本作の重要な要素である「時間を逆行する」には、1日逆行するには1日かかるらしい。ずいぶん遠くの未来だとしたら、逆行してきてセネターに直接会うことはできないだろう。ということは、未来人はセネターとは作中で語られている「契約書」にすべての指示が書いてあったということなのか。その割にはセネターは逆行グッズを使いこなしていて、それはそれで不思議だ。
本作でみんなが奪い合う「アルゴリズム」という核弾頭みたいなものは、そもそも誰が手に入れていたものなのだろう。未来人がセネターに向けて逆行させて届けたものなんじゃないかと思うが、でも本作ではセネターが一生懸命それを集めている。ということは他の誰かが受け取っているものを、セネターが奪っているということだろうか。そうだとしたら、それは誰なのか。
いろいろと疑問がつきない作品ではあるが、テーマとしては、世界は角度を変えると全く違って見える、つまり、世界はひとつではない、というカント的なテーマなのではないかと思う。
ノーランはずっと時間についてこだわり続けていた。前作の「ダンケルク」でも時間を意識した演出がなされていた。そして「陸」「海」「空」で死の扱いの違いをみせた。彼の中では、「世界はひとつではない」という意識があるのだと思う。今回は時間の「順行」「逆行」という要素でその点を強調してみせた。とくに、同一人物が「順行」「逆行」の双方向から同じ場面にアクセスするところなどは、そういったテーマを伝えるにはわかりやすいやり方だと思う(なにが起こっているのかはわかりにくいが)。
それにしても非常におもしろい。また観ようと思う。
奇をてらっただけ
「TENET」って、ひょっとして回文?普通の時間の流れと逆行を意識したからの表題かな?インターステラーも、自分は受け付けなかったけれど、「TENET」は、それ以上に無理。他の人が作ったことがないとんでもない設定で作るのが好きなんだろうなって思う。また、説明が不足していて、観客が理解できないのをそのまま置き去りにして、後でそれを回収していくという描き方。それにしても限度がある。
世界が亡くなるかもしれないのに、工作員2人に世界の存亡が託されるのもしょぼい。世界を救わなければならないのに、主人公は誰だとか、あまり親しくもない妻子の命を救うのを優先しているかのようなのも興ざめ。自分軸の人間だけが救われればいいという危険な描き方はやめてほしい。(どのスパイ物にも言えることなのだが)
少し冷静に考えると、これってあり得ないよねって。オスロ空港で、順行しているニールと名もなき男が戦う場面があるけれど、人間の筋肉の構造上、順行している人間と逆行している人間が戦うのは力学上無理。順行している人間や車と逆行している人間や車、完全に過去も未来も覚えていないと、戦ったり除けたりするのも不可能。逆行するのは動きだけ?言葉も時間が逆向きに聞こえてくるはずでしょ?素人でも、それくらいのことを考えるのに、脚本家や監督、この作品によくゴーサインを出したなと。
見ている方は、煙に巻かれているだけで、頭も混乱するから、凄いっていう感情よりも、意味わかんないって感情だけが膨らんでいく。自分が理解できないのを凄いって思える人はいいかもしれないけれど、どう考えても自分には無理。奇をてらっただけの映画に思えた。
ノーラン監督の作品、自分には合わないのかもしれない。
タイトルも凝っている
本来タイプスリップやタイムリープは無理な話である。
アナログの世界を逆再生するという発想は、カセットテープを逆再生することと似ている。
昔のタイムマシンの映画で、過去に行くとき風景が高速で逆再生していた。
食べたものが口から出てきて、お皿に戻り、血液は逆に流れ、排泄物は体の中に戻る。
戻るということ自体が概念だ。
などと真剣に考えさせられた映画。
2.89難解過ぎてわからん
意味が分からなすぎる。逆行する玉がすごいのかすごくないのかもわからん。
とりあえずヒロインが美人で主人公はかっこよかった。
複雑かつ硬派な技巧的SF作品
クリストファーノーランの緻密に編まれた複雑なストーリー展開を存分に堪能できる作品です。
逆行の世界観、表現については、マトリックスレベルで革新的なSF技術に感じました。思いつかないし、思いついてもあのように表現できる技術と展開、あと資金力に脱帽…。
終盤の戦闘シーンは順行、逆行の世界が入り乱れてあまりに複雑で完全に初見殺し。そこで置いてけぼりを食ったと感じるか、してやられたと感じるかで、たぶん評価がわかれるのだろうと思いました。
歴史を守り抜く
待望のクリストファー・ノーラン監督の最新作
「TENET テネット」を鑑賞して来ました。
最初に驚きなのがノーラン映画の音楽と言えば、ハンス・ジマーと云う固定観念があったので「クリード」や「プラックパンサー」を担当したルートヴィッヒ・ヨーランソンが手掛けていた事。
いつも新作を制作する度に影響を受けた作品、元ネタとなる作品を挙げているノーラン監督ですが、今回は殆ど公表していない。
この辺りから今作は、いつもと何かが違うと思うように...
ノーラン監督と言えば「007」シリーズが大好き。
いつか撮りたいと仰っていましたが、
今回の「TENET」を「おれが かんがえた さいきょうの スパイえいが」と比喩する人も居るようにスパイ映画的な構図となっています。
物語は、「時間を逆行させる装置を持つ敵より第三次世界大戦を防ぎ、人類を救う」と言うノーラン史上最もシンプルなあらすじ。
対してその中身はノーラン史上最難関な構成となっています。
ハッキリ言って私は理解出来ませんでした。
勿論、監督のやりたい事、物語の向かう先などは解ります。
物語構成自体は過去のノーラン映画と何も変わらない。
にも関わらず何故、理解出来なかったのか?
①順行と逆行の2つの視点を1つの画面を映したり、逆行組の演出がなかなか解りづらい。
②登場人物や世界観の説明を省いている為、常に観客は頭の中で整理しないといけない。
③良くも悪くもテンポが良いので①や②を整理する余裕が無い。
この辺りがこの作品を難解と言わしめている要因だと思います。
本編で語られる「理解しようとするな、感じろ」と言うのは、ある意味この映画の正しい見方でもある。
以下、良かった点と悪かった点。
【良かった点】
○芸術的なシーンの数々。冒頭のキエフのコンサート会場での銃撃戦。観客が寝ている中での銃撃戦は緊張感がありながらも不思議と美しさも感じられた。
また実写撮影に拘るノーラン監督らしく実在のジャンボジェット機を買い、爆走させるオスロ空港のシーンは見応え抜群。
○順行と逆行する人間・事象の映像が衝撃。常に新しい映画体験を見せてくれるノーラン監督。今作の時間逆行体験は新鮮でした。
○順行と逆行が交差するカーアクション。逆行する車が良い意味で不気味さと緊張感を生み出してくれる。
○伏線回収。キエフで主人公を助けた謎の人物、オスロ空港で逆行して来た謎の兵士等々、伏線が綺麗に回収しており、謎が解けた時は爽快に感じる。
○クライマックス、主人公と相棒ニールの別れのシーン。人間ドラマに重きを置かない本作に於いて、唯一と言っていい友情ドラマが描かれた場面。これまでの経緯とニールのタイムラインの結末を知っているだけあって観客は感情移入出来る。
【悪かった点】
○エントロピーの逆行により時間の流れは反転する。この辺りの設定は話半分で問題ないです。しかし逆行された世界のルールとして酸素ボンベのマスクを装着するはずなのに終盤、その設定に矛盾するシーンがある。
○「理解しようとするな、感じろ」と言う台詞があるが、余りにも複雑な演出のせいで全体像解りにくい。今、主人公達はどんな行動をしているのか?今は順行シーンなのか、逆行シーンなのか解らない。
ザックリこんな感じですが、悪かった点に関しては大したマイナス要因ではないので私的に大満足な映画でした。
ただ繰り返しになりますが、所見でこの映画を完璧に理解出来る人間はほぼほぼ居ないです。
観客自身に状況を理解させようとし、圧倒的な情報量とテンポで押し潰して来る映画なので不親切極まりないと思う人も居るかと。
それを含めて私は、この映画はノーラン監督の気概を感じる素晴らしい映画だと思います。
ノーラン監督と言えば、歴史の積み重ねを大切にする方。
インターネットで得られるのは情報であり、知識ではない。
日々、アップデートされるネットでは積み重ねは無い。
だからこそインターネット嫌いなのでしょう。
今作から感じたのはノーラン監督にとって最も怖れる終焉を食い止めて歴史を守って行こうと言う想い。
戦争であれ、昨今の新型肺炎であれ、どんな苦境でも人類の歴史は続いて行く。
ノーラン監督にとって最も怖れる終焉とは歴史が途絶える事。
現実問題、新型肺炎のリスクもあり映画館が縮小されて行く現状に対して心を痛めているノーラン監督。
映画館と言う歴史を守り抜くと言う意味でこの映画は現実と密接にリンクしているのではないでしょうか?
長くなりましたが、ノーラン映画史上最高難易度の作品ではあり、敷居がとても高い内容ではありますが、この映像体験は映画館だからこそ。
是非、劇場で観て欲しい作品です。
随分と手の込んだ意外性も有るストーリー展開で感心させられるが、感動には結びつかない
ノーラン監督による2020年製作のアメリカ映画、原題:Tenet、配給:ワーナー・ブラザース映画。
過去と未来の同一人物が一映像内に共存し、何が起きているか理解するのが非常に難しかった。結局3回目鑑賞でようやく、主人公(ジョン・デビッド・ワシントン)やニールの生き方が何ともカッコ良い映画との印象を覚えた。ただインターステラーの様な「愛」が登場しなかったせいか感心はさせられたが、残念ながら感動は全ての視聴であまり覚えなかった。
とは言え、済んでしまったことは仕方がないと割り切るが、自らの死をおそらく知りながら、未来の主人公と出会い暗い未来を変えようと今を懸命に闘うニール(ロバート・パティンソンが好演)の姿には、ノーランの主張したい様に思える、一人一人のこの世界の主人公としての人類の未来への真摯な今の対応、と絡んでくるせいか、ぐっとくるものがあった。
007映画の方向性での迫力を追求してか、本物のジェット戦闘機まで登場させ建物にぶつけて炎上させる演出には驚かされたが、スピード感に乏しいせいか自分の感性的にはあまり迫力がある映像にはなっておらず、勿体ないと思ってしまった。また悪役セイター(ケネス・ブラナー)を妻(エリザベス・デビッキ)が撃ち殺し海へ投げ込むシーンでの海へ落ちていく人間の人形感もいただけなかった。
過去の自分との格闘や、逆走車とのカーチェイス、逆向きに進む戦争破壊シーン、実はこういった映像を見せたいがための映画だった気もするが、見ている方は目新しいアイデアと感心はするものの、従来のノーラン監督らしい映像の美しさには欠け、あまり心は動かされなかった。随分と手の込んだ脚本で、謎解きの魅力は確かにあり(ただ見逃しがあるかもしれないが、セイターを殺しても世界が破滅にならなかった理由付けがクリアとなっていない気がしている)、イントロ映像のスピード感、主人公を助ける謎の人物提示とそのソリューション、及びヒロイン(デビッキ)による夫殺しや主人公によるヒロインの命救済物語の意外性は見事ではあったが。
監督クリストファー・ノーラン、製作エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン、製作総指揮トーマス・ヘイスリップ、脚本クリストファー・ノーラン、撮影ホイテ・バン・ホイテマ、美術ネイサン・クロウリー、衣装ジェフリー・カーランド、編集ジェニファー・レイム、音楽ルドウィグ・ゴランソン、主題歌トラビス・スコット、視覚効果監修アンドリュー・ジャクソン。
出演ジョン・デビッド・ワシントン(名もなき男)、ロバート・パティンソン(ニール)、
エリザベス・デビッキ(キャット)、ケネス・ブラナー(セイター)、ディンプル・カパディア(プリヤ)、アーロン・テイラー=ジョンソン(アイヴス)、ヒメーシュ・パテル(マヒア)、クレマンス・ポエジー(バーバラ)、マイケル・ケイン(クロスビー)。
難しく考えると失敗する映画
2回この映画を視聴したが2回目で気付いたのは難しく考えないことである。
細かいことを考えるから混乱するのである。
主人公だけの視点でずっと見てみれば、マシンに入るたびに時間を折り返して進んでいると考えればいいのだ。逆行している時の行動は本人の意思より既に決まった結果を辿るように動くため、そこも混乱する要因なのだろう。逆行中の主人公の行動は順行していたときの主人公が観測していた行動を踏んでいるのであり、例えば、逆行中に車で前に進むのではなく、順行中に後向きに進んでいた車を、時間を逆行することで逆の方向(逆行中視点から見た前向き)に進むことになる。
あくまで物語の核心は通常の時間の流れの中で生きた人物たちが観測した出来事であるため、時間が逆向きに流れるシーンで混乱をきたすのである。
ここさえ理解すればあとは映像美に優る映画ときて鑑賞することができる。
SF映画では時間の流れについては触れるものは少ない。時間を巻き戻し終わり、その後、昔の時点から時間を進むものはがりである。そういった中でこの映画はある意味革新的とも言える題材を扱ったのである。
時間の逆行
難解だと評判になったクリストファー・ノーラン監督作。
SFアクション大作で、プルトニウムを使用して、
「第三次世界大戦」を目論む悪徳武器商人の企みを阻止する話し。
まぁストーリーより列車が逆走する最初のシーンから、
カーチェイス、人も後ろ歩きしたり、「時間の逆行」のアイデアが
奇抜で驚かされる。
『メメント』『インターステラー』『インセプション』『ダンケルク』と、
ノーラン監督の作品はどれも時間と関係が深い。
本作は『時間の逆行』のアイデアではじめから最後まで一貫して
押し切っている。
なんだか書いていても訳が分からなくなって来た。
「何故、名も無き男は、過去と現在を行き来しなければならないのだろう?」
「過去を書き換えるため?」
「そもそも、名も無き男は、何故過去へ行ったのだろう?」
これは、名も無き男の意図ではなく、監督のこの映画のコンセプトだから?
「過去や現在を行き来したから、第三次世界大戦を阻止できたのか?」
「過去へ逆行せずには出来ないことだったのか?」
様々な疑問が湧く。
私は何も分かっていない。
イヤ、そんなことは、どうでも良いのかもしれない。
兎も角、ノーラン監督は
逆走する列車や、
逆走する車のカーチェイスがやりたかったんだ!
疑問・・・過去へ行く時のマスクは何のために必要だったのだろう?
(なんか言ってた気がするが思い出せない)
(・・・言葉も逆再生の様に聞こえる。そのため酸素が吸えなくなるので、
(・・・マスクをする・・・ネタバレ解説・・・)
TENETに戻ろう。
悪役はロシア人らしき武器商人のケネス・ブラナー。
結婚生活の破綻している夫婦で、妻は191センチの長身の
エリザベス・デビッキ。
ノーラン監督は最初からデビッキをヒロインに決めていて、
当て書きだったそうな。
その長い足は、クルーズ船から海へ飛び込むシーンやら、
途中、彼女が車の後部座席に縛られていて、車は走っている・・・
車を止めようと長い足でハンドルを操作しようとするも叶わず、
名も無き男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が併走する車から
横っ飛び乗ってブレーキを手で踏むのだが・・・
中々面白いシーンではあった。
ボーイングのエアバスが爆破されたり、本物だと言うから
贅沢な話である。
本物志向が強くCGの嫌いな監督は、
カーチェイスの逆行も、逆行しながら揉み合う格闘シーンも
実際にやったらしいから、スタントマンもキャストも
大変な撮影だった思う。
終盤のプルトニウム奪還大作戦!
この戦いは、「挟み撃ち攻撃」と名付けられる。
タイムリミットを10分先に設定する「赤チーム=前進」と、
タイムリミットを10分前に設定する「青チーム=逆行」の、
2手に分かれて戦う!!
地雷の煙が地面に吸い込まれたり奇妙なものだったが、
大迫力のクライマックス・シーンだ。
(編集によって時間を操作する)
(現在時間を飛ばて早送りしたり、過去を巻き戻してつなげる)
ラストでニール(ロバート・パティソン)と
名も無き男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の、
ホントの主従関係が明らかになる。
キャットと名も無き男に流れてみえた「愛」のようなもの。
・・・それは観客の錯覚に過ぎなかったのか?
過去にも現在にも未来にも、ノーランの世界は、
愛する女無き世界なのか?
〈時間〉から脱出せよ
冒頭はロシアのオペラハウス、軍に紛れてプルトニウムの奪還を試みる名もなき男
回収には成功するも、誘拐されて自殺ピルを飲む
目を覚ますとテストに合格したと伝えられ新たな任務を言い渡される。
任務の内容は人類を救うこと
ヒントとして手を合わせたジェスチャーとTENETの単語を言い渡される
黒幕を見つけるため、ニールと共に武器商人のスーザンと接触を図り、ロシアの秘密地域出身のセイターという男が時間の逆行に関わっているという情報を掴む
セイターに近づくため美術鑑定士の妻キャットの弱みを握り空港から絵画の奪還を試みる
セイターに近づくことに成功したワシントンはセイターが金塊を受け取っている場面を目撃、プルトニウムをセイターに渡さないために先に奪還する作戦に出る
しかし逆行するセイターにプルトニウムを盗まれ、キャッツは撃たれてしまう
キャッツを救うため自らも時間の逆行を決意
当日のプルトニウム回収、空港で時間の順行、アルゴリズムの回収の流れで作戦を進めていく
アルゴリズムの回収シーンは逆行と順行が入り乱れる、作戦の中ニールの機転で作戦は成功、しかし結果を得るためには逆行による原因を作る必要がある
ニールは未来のワシントンに任務を下されたもう1人の主役であり、親友ワシントンとの別れはワシントンにとっては出会いであり、その後のTENETを形作るものとなる
Dolby cinemaにて鑑賞
一切手の抜かれた場面がない、時間の逆行と順行によって繰り広げられていく世界が余すところなく表現されていく
場面場面で起こった現象を何度でも体感できる
観測者によって見え方の変わる世界
名もなき男とキャット、2人の主人公が憧れの存在へと昇華していく
思うに、インターステラーから今作まで科学的な事象への抵抗感が作品を楽しめるか否かを左右するように感じる
YOGA
[IMAX映画祭 in 日比谷]にて再鑑賞しました!
体に響くBGMの重低音が半端なかったです😂
クリストファー・ノーラン監督の映画はIMAXが最適なフォーマットですね👏🏻✨
それぞれの作品の世界観が確立されていて、映画の没入感が非常に高いです。
終始、観客の思考を置き去りにして映画が進行するので、何回か見ることで、落ち着いて内容を考えられます…
(完全な理解は難しいです…)
映画全体に実際に撮影している派手なシーンがあるので、意外とテンポよく感じます!
空港の飛行機から金塊を落として、格納庫に衝突させるシーン・日本の逆走車のようなカーチェイス😂・ラストの『Posterity』の音楽から始まるクライマックスが好きです。
音楽がとても印象的で頭に残ります。
時間逆行の不思議さ・困難なミッションの緊張感・時間との戦い がとても際立つ存在になります!
人によって様々なストーリーを想像できるラストが映画の余韻が残り、安心する気持ちになるので好きです☺️✨
時間が逆行する世界を初体験
冒頭から緊迫感のある展開で一気に引き込まれる。武器は未来を進み未来を変える。過去に進む武器があれば過去を変えれる。
過去に行く作品は数あれど、時間が逆再生する世界は初めてみました。中盤まで何の事かよく分からないシーンも後半になると、そういうことだったのか!と合点がいくようになり、ますます引き込まれてるいく。順行と逆行が入り交じる描写は頭がおかしくなりそうな不思議な感覚。『映画ドラえもん のび太の大魔境 』を観た時の感覚に似ていますね。
よく理解出来ていないと思う
未来や過去を行ったり来たりの映画です。よく理解出来ていません。会話とか辻褄が合わないのだけど何度も観れば分かるかな?TENET第二弾がありそうな終わり方でした。
難しいけど何回も見たい
1回みただけじゃ理解しずらいけどいろんな考察やストーリーを見るとどんどん面白く感じる!
伏線も回収されて後半になるにつれて納得や驚きが多い!
ニールの活躍もかっこよくでも未来の結果の切なさもあった
何回か観ないと難解
時間の逆行の描写に理解が追い付かない所もありつつも概ね面白かったです。
逆行してる中での物理法則が私には今ひとつよくわからなかったかな。
逆行してる人が起こす物理現象が逆さまぽく見えたり通常の時間の流れの様に見えたり、今どっち側なの?いつ変わったの?と序盤は全く意味不明でしたが中判辺りから、多少理解が追い付いて観れたかなという感じでした
面白さもありつつ、うーん…とスッキリしない所もあったりでしたね。
ラストの主人公とニールの会話は結構好きなシーンでしたね、スタートレックTNGのタイムスリップ・エイリアンのピカードとガイナンのエピソードを思い出しました。
もう1、2回観てみないとしっくり来るまで理解はできないかな。
新しい、、
観終わってから振り返ると新しい感動というかなんともいえない。よく心残りの多い映画として、すごくいい人が死んでしまったりするけれど、そんな感じのよくあるパターンの感覚とともにそれが時間を超えているしその人の過去である自分の未来に希望が残る終わりという、面白い感覚だ。
今まで見てきた物語だと、観終わってから「もしニールが生きていたら...」とか思うのに、名もなき男が生きる時間が主で見ていたからか、その男の未来にニールがいると思うとそういったいつもの感情にならなかった。面白い。でもニールの過去であり名もなき男の未来での再会がとても気になる。
最初の方はちょっとよく分からなかった。今このミッションみたいなのはなんのためにやってるんだっけ?みたいな感じになったり、あれ、この人...あれ?みたいな感じ。ニールが未来?過去?の自分と遭遇していたというシーンでハッとした。
っていうか、ニールは何者だったんだ?未来から地球を救うために来たのだろうけれど謎が多すぎるし、名もなき男はなんで名前がないのだろうか?あるだろうけど劇中にもキャストの欄にもないのは何故だろう...謎が多いのは私の理解力が足りないからだろうか。
このレビューは残しておいて、何年後かに観た時、今とどう違う感想を自分が持つかが楽しみだ。
あと、クリストファー・ノーラン監督の作品、もっと見てみようと思った。インセプションとか見たいなと思っていたものばかり。そして、ダンケルクはもう一度見ないと。
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