TENET テネットのレビュー・感想・評価
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シリアスSFと思いきやただの家庭内DVのお話し
このノーランさんという監督、SF的な舞台設定を考えるのはお得意な様子も、どうもストーリーテーリングに難がある様子。
主人公達の命題は第三次世界大戦の回避という御大層なものなのに、それを予感させるのは未来から来た壊れた機械部品という名の歯車やネジをちらっと見せられるのみ、
核戦争よりも悲惨というセリフが宙に浮くほど説得力は無い。
この辺りで、ははーん、これはもうストーリーを追わずに映像美を堪能させてもらうしかないな、と覚悟する。
間をすっ飛ばすと、気づけば倒すべき悪役も、
世界を牛耳る卑劣な武器商人、ではなく、どうせ死ぬなら世界も道連れだ!なんていうアメコミも真っ青なしょぼい家庭内DV夫になっていて、
主人公も、どっちかっていうと世界よりは、そのDV夫から美人妻を救うのにご熱心な様子。
子どもと一緒に逃げるよりも、詐欺罪で前科がつく方が怖いってほんま?
過去作でも、ご都合主義はありつつも上手く気にならない程度にはなっていたが、
さすがに今作となると、とにかく時間逆行を描きたくてストーリーは二の次感が強くて困る。
そして何より、残念ながらその時間逆行、ストーリー上本当に必要あります?ただそのシーン撮りたかっただけちゃうんかい、と。
ノーランさんの映画のもう一つの特徴は、とにかく誰にも感情移入できない点かも。今回で言うと、主人公の最後の涙。
いやいや、ストーリー的にはまだまだ文字通り闘い始まったばかりで、センチメンタルに泣いてる場合ちゃうくない?
閑話休題
ストーリーに目をつぶれば、ヒトの夢やブラックホール、そして五次元を見事に映像化させたこの人は、
今回もタイムリープものを単なる過去未来へのジャンプではなく、時間逆行として見せてくれて、そのアイデアと映像を堪能。
上に書いたお世辞にも詰まっているとは言えないストーリーも合わせ、本来はおよそ資金が集まらない企画書だと思うが、
それでも作を追うごとにやりたい映像世界を存分にお金をかけて作り上げられているのは、映画界にとって喜ばしい限りで、いろんな関係者の希望にすらなっている気がする。
一言、やはりこの人、映像作家であり映画監督ではないのかもしれない。
追記
2回目鑑賞。まだ最初の方が楽しめた気がする。
タネが分かってから見ると、ますますスクリプトの粗が目立って余計に気になり、素直に楽しめません。
斬新すぎる設定が仇。ノーラン監督による壮大なB級実験映画
期待外れのような。期待どおりのような。
ノーラン監督はメメントを観た時から大ファンで
テネットも盲信的な期待しかありませんでした。
実際、予告でも断片的に公開されていたカーチェイスや黒いマスクの謎の隊員との戦闘等はそのアイデアの「飛び方」に思わず笑ってしまうほどで、理解できないものを実感として無理矢理体感させられたような、難解な数式の解法を無理矢理頭にインストールさせられてから答えさせられるような、理解よりも先に興奮が先行してくる不可思議な感覚を映画本編で味わうことができました。
が、物語のベースの設定が時間の逆行という複雑すぎるもののため落とし所をみつけるためにあえてシナリオが単純化しているように思いました。
キャラの魅力が薄く、特に敵の大富豪の行動原理にもこじつけ感が否めずストーリーの展開を盛り下げていたように思います。
タイムループを視覚化してバトらせようぜ。っていうひとつのアイデアを成り立たせるためにシナリオの設定を極力削ぎ落としてとことん薄くした映画だなって印象でした。
そういう意味ではすごくB級くさい映画だと個人的に思いました。
パンフレットがよく出来てますので、鑑賞前に見た方いいって。
さほど見処のある作品ではなかった
「インセプション」もそうだったがクリストファー・ノーラン監督はどうも時空間を移動させる物語が大好きなようで、本作品でも時間を行ったり来たりする。時間を相対化しているのだ。ならば善悪についても相対的に設定してもよさそうだが、そうなると観客は主人公の側に立って安心して観ていることが出来なくなり、物語自体が意味不明になってしまう。流石にそこまではできなかったようだ。
 しかし時間と時間のベクトルを相対化することにのみ注力した結果、世界観は浅くて陳腐なものになってしまった。これでは水戸黄門と同じ単なる勧善懲悪の物語である。好きな人は大勢いるだろうが、感銘を受けるジャンルではない。
「インセプション」と同じように、世界観や善悪は考えないで時空間を行ったり来たりのアクションを楽しむのがいいということになるが、既に「インセプション」を観ている者には、似たような物語を設定を変えて見せられているだけに思えてくる。
 アクションも荒唐無稽だった「インセプション」に劣るし、飽きはしないがさほど見処のある作品でもなかった。ハリウッドのB級大作の典型みたいな映画である。
Don't think feel!! 考えるな、感じろ!
一日経ってしまいましたが、ワンデーフリーパスポート第4回、3本目は「TENET テネット」でっす。(大和田風)
クリストファー・ノーラン監督の作品は初めてです。まだダークナイトも見れてないですし、ちょくちょく再上映されていた作品も未鑑賞です。
今作のテネットは予告を見た時、鳥肌が立ちビビっと来ました。伝わるかな?
ということで鑑賞です。
すげぇぇ...。
迫力ある映像、緊迫感ある音楽。どちらも最高
だが、内容としては見る人によって楽しめるか楽しめないか変わるだろうな...。
主人公は「時間のルールから脱出する」というミッションを課せられ、人類滅亡の危機に立ち向かうことになった。
先程も言ったように、映像と音楽が素晴らしい。
ミッドウェイには音楽が足りなかったのか。つい夢中になって見入ってしまう。
この監督の世界観、かなり好きです。
これからクリストファー・ノーラン監督作品制覇の旅が始まりますな。
壮大な伏線回収。
前半で起きたことを後半でまるまる回収。
かなり難しいので、理解出来ると嬉しくなっちゃいますね。前半はうん?と思ったが後半につれ面白くなっていく。伏線回収効果でしょう
さぁ、ここまでかなり良いところを言ってきましたが、何故ここまで評価を落としたのかお話しましょう。今作のレビューをチョロっと見た限り、かなり意見が分かれてますので私のレビューも1映画ファンの感想ということで。
今作最大の欠点は難解。
理解しようとするのに必死になってしまい、純粋に映画を楽しめない。
もちろん、複雑な話にして鑑賞後に余韻に浸ると共に考えさせるのはいいと思うし、私もそんな作品が大好きだ。
しかし、あまりにも難しすぎるとまた別。
何とか理解することが出来たが、これは正直に言うと鑑賞後に面白いと言うより、難しかったという意見しか残らない。置いてけぼりにし過ぎ
サスペンス好き、ノーラン監督好きの人しか楽しめない映画じゃあ勿体ない。せっかくここまで素晴らしい映像なのだから、理解できて面白いと思える作品を作って欲しかった。もう1回見ようとも残念ながら思えないんだよな...。
ということで私は☆3.0で。
タイトルと同じセリフがあったので、もしかしたらこの作品は考える映画ではなく感じる映画なのかもね。YouTubeで劇団ひとりと検索して3番目に出てきた動画を見てください。これを鑑賞前に見ちゃったよ。
キャット役を演じたエリザベス・デビッキ、超高身長だなと思ったら190もありました。ふぇ!?非常に美しかったです
作品自体の魅力がね…
明らかに「2回以上観る」事が前提の難解作品なのに、残念ながらそこまでの魅力がない。もう1回観たくならない。
ただ分かり辛いだけのスパイ活劇だよコレ。
冒頭テロシーンの意味がよく分からなかった。途中まで007の予告編かと思ってた。
時間逆行を発動させるトリガーがよく分からなかった。装置いるの?任意?
過去に戻ると怪我の治りが良くなるんだ?へー凄いね。
誰が何してるのかよく分からなかった。今どこ?っていうか何月何日?
何で重力や光は逆行しないの?みたいなSF上の楽しいウソは大歓迎だけど、物語自体の不親切はいただけません。
キャラは何か矢継ぎ早に出てきてよく分かんなかったです。
いちばん不味いのは、映像の面白さと物語の展開がイマイチ噛み合っていない(ように見えた)事。
過去/未来を知っている主人公がそれを利用して立ち振る舞う…なんて事はなく、同じ場面を逆行視点から見せられるだけ。
逆行世界というアイディアの面白さが活かせているようには見えなかったよ。風呂敷広げ過ぎたんじゃないかな。
良くも悪くも破壊力抜群のノーラン劇場
ノーラン監督作品はインプレッションに続き正直自分には合わなかったかな。時間軸の逆行という設定はともかく、映像の迫力、高揚感だけで元は取れる作品だとは思えた。長尺の割には長く感じなかったし。
ただ、もっと豪華なキャストだったら良かったのと、相当集中していないとわからなくなってしまう。(事実途中で置いておかれてしまった)かと言ってもう一回観たいとも思えない。
あまり悪く書くと熱狂的ノーランファンから攻撃を受けるからやめておきます。
完全寝落ち
BGMとエリザベスデビッキ
鑑賞直後の感想は、「所々よくわからないけど、つまらなくはなかった」という感じ。
この映画の最大評価ポイントは、個人的には以下と思っている。
1.BGMがカッコいい
 →アクションシーンを最大限に引き立てている
2.エリザベスデビッキがひたすらセクシー
 →前から名前は聞いたことありましたが、
  ファンになりました笑
内容は、正直、難解。
本質はそこまで難解ではないのかもしれないけど、
話の構成やセリフが、映画を難解にさせている印象。
1回の観賞で全て理解できる人は少なそう。
それが売りなのだとしても、何回も観に行きたくなるほどの中毒性は感じなかった。
なので、話の内容を重視する方にはオススメできないかも。よほど頭が良くないとついていけないと思う(少なくとも、私は頭が悪いのでついていけなかった)。
話はさておき、映像作品としてのクオリティを評価する方は十分楽しめると思う。ただし、IMAXの鑑賞をオススメする。
笑えると思ったら笑ってもok! 体調整えて挑むべし!
ふぅ
クレイジーの極み…‼︎
 念願の"TENET"観賞。正直、「メメント 」よりも難解で、ノーラン作品の中でも最もクレイジーで最難関の作品になるのではないかと思います。まあ、難解というか、1回の観賞ではとても処理できないほどの情報量と仕掛けをぶちまけてる、という印象でした。あと2、3度観賞すればピースが全部整理できてスッキリ消化できるのかもしれません。とにかく、1度目で全てを理解するのは困難でしょう。ネタバレになるので内容について詳しく述べるのは避けますが、本作の肝である"時間の逆行"の展開は、複雑にしすぎたが故に、その繋がりに粗があると言わざるを得ないです。良い意味でも悪い意味でも、ノーランの味というか、クセが強く滲み出ており、まさにノーランの集大成に相応しい作品になったのかと思います。
 まあ、でも過去最大級のアクションシーンをフルIMAXで堪能できたのはもう感無量です…!「ダークナイト」、「ダンケルク」でもう十分すぎるほどのクレイジーぶりを観てきたのに、それらをさらに超えるのはもう"スーパークレイジー"としか言いようがありません。ボーイングを突っ込ませて爆破したり、時間を逆行させて対抗する時間軸の人間と交差させたり、極み付きには終盤でこの逆行劇をさらに複雑に絡み合げた怒涛の突撃作戦シーンなどなど、、、見事に度肝を抜かれました。個人的に最も震えたのは、通常軸の赤チームの視点からブルーチームのビルへの砲撃が逆行再生されて崩壊したビル片が再成したのち、次の順行赤チームの砲撃がビルを破壊するあのワンシーンです。逆行と通常再生を並行させるだけでももう凄いのに、あのシーンでは順行と逆行を"爆破"でミックスさせた瞬間です!凄すぎる…
切迫感
全篇ノーラン節。
インセプションにあまりハマれなかったのでやや不安に感じながらも鑑賞。…やはりインセプション系のノーラン節が炸裂していた。
え、どーゆーこと!?
あ、そーゆーことか!!
いやいや待ってもう一回巻き戻してよ!
私の脳ミソでは一度で理解できるものではない。いや、理解しようとしなくて良いのか?
見終わってしばらく強烈な映像体験にぼーっとしてしまい、その後はずっとテネットのことを考えていた。とにかく、凄い!それだけは確か。ノーラン監督の頭の中は一体どうなっているのだろうか?
スクリーンよりスモールサイズだったのが気になってしまった。やはり次回はIMAXで観てこちらのレビューも追記しよう。
それにしてもエリザベス・デビッキが美しかったなぁ。
【追記】9/22 IMAX鑑賞
元々映画は出来るだけ予備知識等を入れずに観るのでTENET1回目の鑑賞は早々に理解することを諦めてぼーっとスクリーンを見つめていた。それでも全く退屈はせずただ映像のチカラに圧倒されていた。
少々ネタバレを読んでから挑んだ2回目鑑賞はIMAXで。
やはり全然違った!
いきなり音が違った。周囲から迫ってきて臨場感たっぷり。そして映像が鮮明でクリア。めっちゃ見やすい。
おかげで映画の世界により没入できて2時間半の上映時間が本当にあっという間に感じられた。
ネタバレ学習のおかげであ〜なるほどね〜と少し理解できたかな。鑑賞2回目でようやく半分位分かった気がする。
面白いか面白くないかで言うと「断然面白い」。
でもまだ半分はわかってないからね!
何より今年はこれしか超大作は公開されてないんだから観とかないと。そして劇場で体験しないと全く意味ない作品かと。
感じるな、考えろ
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