TENET テネットのレビュー・感想・評価
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完璧すぎる型
IMAXで鑑賞。解説やネタバレは読まずに挑んだ。
まず、面白かったや分からなかった以前に酔った。カーチェイスのシーンから相当危険な感じがしていたが、逆行のシーンでもう私の自律神経は破壊された。その為、恐らくいちばん面白い筈の後半にかけて相当グロッキーであった。私が弱すぎるのかもしれないが...。何回も観ないと分からないのかしれないが、私は体質的に恐らく二度と観られないと思う。
そんな感じだった為、IMAXじゃない方が寧ろ良かったのかもしれないというくらい映像の凄さに目がいかなかった。ただ実際に逆行したら私の三半規管保たないだろうな、とは身を持って感じた。
肝心の物語に関しては...難解なのは設定や仕込みであって、それを引っぺがした瞬間超絶シンプルな物語になるよな、とは感じた。何よりケネス・ブラナー演じる悪役のセイターが割とストレートに悪で、いや悪としては良いけどその設定だったらもうちょっと深掘りできたのでは(仕込みが迂遠だよな)とか思うし、ジョン・デヴィッド・ワシントンは...あれだけの役割を負っているのにどことなく存在感があるようでないというか...。それは彼が「何も知らない」からなのかもしれないが。一方ロバート・パティンソンには痺れた。なぜだろう。
エリザベス・デビッキのヒロインは型に嵌りすぎているとも感じる。そう、これだけ複雑な世界観にあってもなんだか人物は皆型に嵌っていてそこから出られていない感じはした。名もなき男とニールの関係性でさえもその枠を抜けない。きっちりと嵌め込まれた物語の枠の中に設定も人物も完璧に配置されている感じ。いうなれば「遊びがない」。
物語全編に仕掛けられた謎や伏線には正直あまり興味がない。ネットには考察や解説が乱立しているが、私個人は「1回観ただけでは終われない映画」というのはどうなのか、という思いが根底にあり、恐らくそんなことは創ったノーランだって分かりきっていて敢えて好きにやっているのではないかと感じる。そこに乗るか乗らないかは鑑賞者次第であって、私は乗らないな、というだけの話だ。直感で観て感じたままでいいかな、という。
個人的にはよくできたエンタテインメントであり、先鋭的な映像表現であるとは思うが、逆にいうとそれ以上のものは感じなかった、というのが本音。画面酔いのせいかもしれない。
1回みただけではわからない
う、う〜む…
これは、ノーラン監督からの挑戦状。
劇中にも出てきますが、
理解しようとするな、感じろ。
まさしく、この映画にぴったりな言葉。
考えたら負け。
その場に取り残されると思ってください。笑
この映画は、本当に難しい!
内容と仕組み自体はとても単純なんですけどね、、
本当に簡単に、大きな枠組みで言ってしまえば、"タイムトラベル"や"タイムマシン"のようなもの。
(大きな枠組みで言えば!ですよ笑)
未来から、過去、現代を行き来して、
任務を遂行しているお話です!笑
逆再生というところが、複雑になった原因ですね!
その時間軸が、中盤から入り混じってくる為、
また、話の展開が早すぎて、私たち視聴者に休む時間、考える時間を与えてくれない!
だから、少しでも、ん?って思ったところを、頭で整理しようとすると、その間に置いて行かれます!
なので、考えるのは後回し!
考えないことに集中すること!
とにかく、目の前の映像を全身で体験して下さい。
そうすると、ラストに進むにつれて勝手に
ん?っと思っていた部分が、どんどん解決していきます!
日本映画で言う、
カメラを止めるな!に少し似ていますね。笑
(後半でネタバラシ的な展開がね)
これは、ノーラン監督からの挑戦状だと私は受け取りました。
"俺の思考の境地まで登ってこいよ"
そんなメッセージが込められてるような。。
誰もが分かるような、もっと分かりやすい内容であれば間違いなく限りなく5.0に近い、最高の映画なはず!!
理解できないがために、こんなに面白くても評価が3.7になってしまったんだなと感じます。
私も7割くらいしか理解出来てないので、
4.0という評価にしました!
ですが、この映画は最高です!!
1回で理解しきれなかったのが悔しい!と思えるほど。
まんまとノーラン監督の戦略にハマってしまったというわけだ。
久々にこんなにハラハラ、ワクワクした映画を見た気がする。
ノーラン監督は、ほんと天才なんですか?
悔しいから2回目は観ません!笑
(本当は観たくてしょうがない笑)
p.s
なんてったって、ニールでしょ!
ニールが全部持ってった!!!!!笑
映像美だけでも映画館で見る価値あり
初心者向けノーラン作品とも言える作品
答え合わせしたくなる
最初の一時間くらいはよくわからずにひたすら進み、途中から「そうだったのか!」と気付く。
それからは必死に話を追いかけた。
そして頭の中で答え合わせが始まる。
とてもよく出来ている。
もう一度見直したくなる。
2回目の方がもっと楽しめるかもしれない。
分かりたい
賛否が別れるのも分かる。それだけ話題作という証拠でもある。見る分母が多くなればなるほど良い感想も悪い感想も増える。
率直な感想は、「理解しきれないのに感情だけはずっと付いていく。そして観終わった後に分かりたくなっている。」
個人的に難解な映画でよくある、必死にしがみ付いてたけど途中で諦めて後半もう置いてけぼり、にならなかった。
アクションシーンも飛行場もルールがよく分からないヨットも大型車大集合もスタルスク12のシーンも、目が脳が興奮する。予算潤沢な映画でしか見せてもらえないスケールのデカさ。これが映画史に残ったというだけで有難い。
デンゼル・ワシントンの長男こと主人公のジョン・デヴィッド・ワシントンの目とか表情がすごく良い。あのミッションに腐ることなく関わっていくさまに嘘がないというか。今後出てたらその映画観てみよう枠。
きっと大作
予習がとりわけ必要な映画があることを学習しました。反芻するうちにポイント高くなってきました。
(2020.10.16.)
主人公の名前が無いのは、本当はJames Bondにしたかったからじゃないかなあ。悪役のセイターからはどうしても冷え冷えとした悪が感じられませんでした。部屋でベルトに手をやった瞬間、あ、それで妻を虐めるな、と思ったら本当にそういうことやるからなー。それに妻がいい服を買えることも、息子を名門校に通わせることも俺の金があるからだ、みたいなのは大物悪役の台詞ではないと思った。B級の雰囲気になってしまって残念。妻のキャットがセイターから離れられないのは子どもの存在があるにしても説得力が弱い気がしました。
マイケル・ケインが、主人公に対してそれなりのスーツを買えと言う場面はいかにも英国で素敵だった。でもJames Bondのお話にできないから、キャットと恋仲にならず、主人公がキャットを救う動機もとても弱くなってしまってると思いました。ニールとの友情はとても良くて、最後の別れの場面の主人公の涙とニールの清々しさには胸が痛んだ。ニールは本当に爽やかで何でもわかっていて(当たり前?)頼りになって、涙が出そうでした。オペラハウスの時にもニールが居たこと、ニールのお守りの紐をオペラハウスでも最後でも確認できて嬉しかった。
予習の際に「メメント」の冒頭のポラロイドカメラとか拳銃のシーンを見て、ノーラン監督はこういうのが好きでやりたいんだなと確認した。インセプションとインターステラーはもの凄く面白かったです。TENETは時間による共同挟み撃ち作戦をして人類を救うけれどお話としての面白さや深さはあまりなくて、壮大な映像の実験場に居合わせている感じでした。
当初は補助線として古典落語を持ってくるといいかなと考えたりもしました。自分が自分と戦う場面は、二階ぞめきとか粗忽長屋の世界にしてみるとか。でも、映画の方は妄想でも粗忽でもないのでやはり無理があり、古典落語で理解してみよう、は残念ながら断念しました…。
おまけ:
IMAX初めてでした。スクリーンのあまりの大きさに驚愕して思わず声に出して感動してしまい、恥ずかしかったです、のIMAXは全国で2館のみのデカいIMAXだということを知りました。ノーラン監督から感謝状を貰ったという映画館です。そういう稀なIMAXシアターであることも知らずに行った自分に呆れました。全てにおいて予習不足!!
新しいタイプのスパイ映画👍
一瞬も目が離せないストーリーとアクション
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