TENET テネットのレビュー・感想・評価
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事前のお勉強が大事かもしれません
SF映画は「納得感」つまり、映画館にいる間にその作品の世界観をどれだけ共有できるか、共感できるか、没入できるかが勝負だと思うのです。
そのためにはCGであろうがなんであろうが、どんどん使って良いと思うのですよね。
今作品に関して言うと、僕は「納得」できませんでした。まことに残念です。「インターステラー」では見事に「納得」させられただけに悔しさすらあります。
「恋愛」を入れ込む必要があったのかどうか?僕には疑問です。無い方がストーリーをシンプルにできたのではないか?JDワシントンは恋愛には向いてないのではないか?など疑問が湧いてきます。
配信でもう一度見るかなぁ…疑問です。
わかるかこんなもん
未来が攻めてくるから時間逆行で対応する…何を言っているかわからん。
でもつまらんわけではない。劇中で何が起こっているか理解しきれんし、辻褄が合っているかもわからんが、すごい経験をしていることは分かる。さすがノーラン監督、としか言いようがない、映像体験のための映画。
分からない。映像の力はある。楽しい。
未来から現在へ時間を逆行して、世界の破滅をかけて闘うものだから、未来から来た奴らと現在の奴らの闘いがややこしい。
世界を破滅するのは時間の方向を変えるアルゴリズム。爺さんを殺したら孫は存在しないよね。(並行宇宙じゃないから)
逆行世界は呼吸できないんだ。未来から来た自分に触らなければ自分は消滅しない(チューリップチューリップじゃないんだ)等など。物理的知見はないが。
コンセプトとイキオイ
コンセプト面白い。映像と音がすごい。終始エキサイティングで楽しめる映画でした。キャラクターやディテールにはちょっと物足りなさがありました。Dolby Cinema で観たのは正解だったと思う。
脳が理解する事を拒否した笑
まったく前知識なく…そしてあまり気合いもいれずに観に行ってしまったことを少し反省
ソフトバンク…いやダイエー…いや難解(ホークスぅ)すぎて途中から理解する事を拒否してしまいました笑
なんとなく言いたいことはわかりそうなのですが理屈っぽい人間なもので…しかも長時間映画なのでだれてしまった
普段あまり予習はしないのですがこの作品は少し予習した方がよいかもしれません
面白くないわけではないです。少し難解なだけ
感想としてはなんか12モンキーズっぽいなと思いました
あとニールがお気に入り笑
個人的ベストなテネり方。
まずひとつ。
初見誰しもネタバレなんぞも見ず
さらには、あらすじも見ない人もいるかもしれない。
それがあたりまえでそれが普通だけど
まぁクリストファー・ノーラン監督だし
まず理解は無理。
できるひとがいるわけない。
え、居るの?まぢすか?笑
とりあえず個人的なテネットのテネり方のベストは
初見テネット
↓
公式パンフレット熟読
(読めば読むほど2回目の時スルメになる)
↓
2テネ目鑑賞
↓
あとはご自由に笑
このパンフ熟読後の2回目のテネット
本当に興奮するravelでおもしろい
序盤から伏線回収のオンパレードで
脳内の爽快感が半端ないです。
エンディングまであっという間だった。
公式パンフレットが本当に丁寧に解説されているので
初見であー意味わかんねって人も
読んでみてほしいです。
内容にはふれないレビューです。
ぜひこれで観てみてください
꙳★*゚あくまでも個人的見解です
初めての感覚
見終わって何故か「ふっ」と鼻で笑ってしまった。どういう感情か表現するのは難しい。
とにかく、凄いスピードで進む…戻る…?
後半10分位で「あっ!そういうコト!?」というシーンがいくつもあって、最後の最後まで息づく隙がない感じでした!
ストーリーは私にとってはちょっと難しく感じるところもあったけど、映像がスゴイ!!これホントにCGじゃないの?迫力あり過ぎる映像に心拍数上がりっ放しでした!
この映画は映画館で見るべし!
もしも時間を戻せるならば
IMAXで観賞しました。
もし時間を戻せるならば、人類の未来とかどうでもいいから、この作品をワクワクしながらネット予約している自分に、こう言ってあげたい。
もし、この作品を観るなら、決して期待しすぎるな、
PROのレビューと点数を信用してはダメだ。やつらこそ人類の敵だ。そして観る前に必ずトイレに行っておけよ、と。
全く意味わからず…
ノーラン監督好きの皆さまに叱られると思いつつ、私の頭では理解できないままでした。すみません。
たぶんアクションは素晴らしい。
たぶんストーリーも素晴らしいのでしょう。
たぶん私の頭がついていかなかった。
これは、2回見る必要があるかもですね。
どうしても
クリストファーノーランの映画にはハンスジマーだ!という思い込みがありまして、どうしても入り込めませんでした
ルドウィグゴランソンのマンダロリアン は最高だったんですけどね
そんな感じで途中で寝ちゃいました
でもサントラは素晴らしいんです
なのでルドウィグゴランソンに捧げる星五つです
これのサントラ、CDで発売しないんですかね?
グランドシネマサンシャインとかIMAXで何度も観てるそこの貴方!
CD発売したら買うよね?
買うだろうよ
メーカーさん頼むよ
サントラをダウンロードはもう勘弁してくれ
クリストファーノーラン真骨頂!
総じて全く分からんかった。
なんで? どういうこと?の連続。
チンプンカンプンだが、きっと矛盾が一切ないのだろうという良いもの見た感はある。
時間軸変態!(褒め言葉)
スピンオフで解説してほしい。
そして、ロバートパティントンがイケメンに成長しまくってて驚いた! トワイライトの時と大違い。
何が変わったの? 喋り方、揉み上げ、鼻、眉毛、髪の毛!でこんだけでこんなに変わるんだ!!!
それだけでも見る価値あり!
美しい、イケメン、美女は正義!!!!!!!
IMAX/GT の迫力, 音響効果 凄い!
IMAX/GT を備えた池袋グランドシネマサンシャインで観賞。初 IMAX/GT だったがスクリーンの巨大さに圧倒、音響効果も素晴らしく、アクションシーンや後半の戦闘シーンでは重低音が凄かった。
ストーリーは他者のレビューにあるように難解。すべてを理解しようとするのではなく、SF や 映像美、アクションを楽しむという感覚であれば、非常に楽しめると思う。続編あるのかな?続編に期待すると共に、IMAX で撮影された映画があれば、次回もグランドシネマサンシャイン鑑賞しようと思う。
PATERNOSTRE
公開1週目にしてすでに考察サイトが何本もアップロードされ、今現在も謎が謎を呼ぶ超難解映画に成長しつつある映画、それが『TENET』なのです。最新物理理論を駆使した前々作『インターステラー』は、グレッグ・イーガンを思わせるハードSF的世界観が自分のような文系人間が見ると特にわかりにくく、目の前の映像が何を意味しているのかさっぱりという場面も。そしてこの『TENET』、その『インターステラー』と同じ物理学者キップ・ソーン氏が科学的考証を担当。簡単にいうと、エントロピーを減少させることにより過去に逆行できるようになった人たちが、来るべき第3次世界大戦から世界を救うべく戦うストーリー。時間の順行シーンと逆行シーンが目まぐるしく入れ替わる上に、同一シーンの中に混在するそれらのシーンがシナリオ上の伏線もかねているため頭を休める暇がない、といっても過言ではないでしょう。さらに物語全体が入れ子構造にもなっていて、(自分は1回しか見るつもりないけれど)映画を1回見ただけは完全理解はまず不可能。そんなテクニカル要素に加え、元来ノーランの苦手分野だったはずの(おそらくライバルのヴィルヌーブもうなるであろう)文系的映画演出がふんだんに盛り込まれ、本作を見た後ではしばらく他の映画を見たくなくなるほどの満腹感を得られる作品になっています。
順行と逆行を厳しく精査しあのシーンはああだこうだと騒ぎ立てるのは前のめりな若い君たちにまかせておくとして、ここでは老眼世代にふさわしいもっとマクロな視点にたってこの映画を自分なりに俯瞰してみたいと思うのです。
1. SATOR式回文
ポンペイ遺跡で発掘された回文が本作品のキーワードになっていることが、映画公開以前からマニアの間で噂されていたといいます。映画の中で各々の単語が登場人物や会社、組織の名前等で使われていて、それだけでも結構意味深なのですが、さらにこの回文には二重三重の深い意味が隠されている気がします。
SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS
いまだに完全解読されていない謎の回文、同様のものが世界各国のローマ遺跡からも発見されているらしいのです。直訳では「農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする」(Wikipediaより)ですが、現在ではラテン語の主の祈り冒頭2語「PATERNOSTRE(我らが父)」を隠したパリンドロームとする説の方が有力。ローマ帝国時代世界各国に散らばったキリスト教徒が迫害をおそれずに自分たちの居場所を告げた、ある意味“自由意志”の表明だったとか。それは同時に、ゴヤ作「我が子を食らうサトゥルヌス」をケネス・ブラナー演じるSATORに読み替え、狂気にとりつかれた父親像を重ねた以上の狙いがこの映画にはあることを意味しています。要するに、コロナ禍により現在は一時的に悪者扱いされている“グローバリズム”を旗印にした、キリスト教世界の連帯を意図した映画だったのではないでしょうか。なおこの「PATERNOSTRE」には、映画に出てくる“回転扉”を連想させる“循環式マルチカーエレベーター”という意味もあるらしく、興味のつきないところです。皆さんのご指摘通りスタルスク12における挟撃作戦のメタファーでもあることは、ここで語るまでもないでしょう。
2.ホイットマンの詩
主人公の名無しCIAエージェント(デンゼル・ワシントンの息子)の秘密組織TENET入会テスト時に、仲間確認のために交わされる合言葉が、アメリカを代表する詩人ホイットマンのこの詩の一説なのです。
「黄昏に生きる(We Live in a Twilight World)」
「宵に友なし(There Are No Friends at Dusk)」
南北戦争期一時的に北軍を鼓舞するような詩を書いていたウォルト・ホイットマンは、戦争の惨状に心を痛め、やがて叙事詩人へと変遷を遂げます。おそらくノーランは、一時の圧倒的な国力を失い移民排斥的な動きをする現在のトランプ政権下にあるアメリカを、奴隷解放をめぐって泥沼の内戦を繰り広げた時期のアメリカと重ねているのでしょう。黄昏に生きているアメリカから同盟国が次々と離れていく現状を、ホイットマンのこの詩の一説に仮託しているのかもしてません。そんな時現れた、英国人ロバート・パティンソン演じるNeil。映画ではちらっとしか映っていないKatの息子MaxことMaximilienの回文にもなっているNeilは、みなさんのご推察どおりMaxの未来の姿。第二次大戦時のプロパガンダ作品『カサブランカ』からの引用と思われる「(英国と米国の)美しい友情の終わりだな」という台詞をNeilに言わせ、「いや始まりだ」と答える名無しの主人公。英国と米国のスパイ同士が固い友情で結ばれる本作が何をかいわんや、推してしるべしといったところでしょう。
3.時間の逆行と順行
一見複雑な逆行と順行シーンの見分け方、いまや世界の必需品として化しているマスクを着けているかどうか見れば一目瞭然。本作が撮影されていた時は、まだコロナ流行前だったため、だれでも簡単に見分けられるそうです(なんつって)。では未来人がたくらむアルゴリズムの起動=時間の逆行によってなぜ旧人類が滅びるのでしょうか。(第二次大戦前夜と同様に)世界全体が時代に逆行する動き=保護主義に傾けばいずれ第3次世界大戦が起こり旧人類は滅亡する。そのような危機感をノーランが抱いてるからではないでしょうか。オスロ空港における主人公vs.主人公のバトルや、順行車と逆行車のアルゴリズム争奪カーチェイス、(敵の姿がまったく現れないため)順行軍と逆行軍の内戦(≒南北戦争)のようにもみえるスタルスク12最終決戦。そのすべての戦闘シークエンスが、今現在世界で起きているグローバリズム(順行)vs.保守反動主義(逆行)のメタファーといえるのではないでしょうか。
事故にみせかけジャンボジェッドを空港倉庫に追突させるシーンは9.11を、プルトニウムだと思っていたトランクの中身が結局アルゴリズムだったというオチは、イラク大量破壊兵器ガセネタ事件(当時のCIA長官の名前もTENET!!!)を彷彿とさせるのです。いずれもアメリカ衰退のきっかけともいえるエポック的な事件であり、結果=目的(対テロ戦争、フセイン逮捕)が先にあり、後になって原因を見つけようとした因果律逆転現象が特徴という共通点があるのです。ノーラン監督がそこに気づいてこの映画を作ったかどうかは定かではないのですが、コロナ禍でさらに拍車のかかった感のある保守反動(逆行)一辺倒の英国とアメリカもしくは世界の動きを、けっして好ましく思っていないのは確かなようです。
これだけの内容に興行成績が伴えば、クリストファー・ノーランのオスカー受賞がいよいよ現実化しそうですよね。
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