TENET テネットのレビュー・感想・評価
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物足りない!
物足りない!もっと観たい!ノーラン作品でこんな風に思ったのは初めて。(今までのノーラン作品は大体いつも途中で眠くなる。時計を見る。色んな意味で時間が気になる作品だった。)
時空スパイ物かと思いきや、時空を超えた友情を描いていたのが良かった。スパイに友情は無縁であるがこそ良い!終わり方もいつものようにダジャレじゃなく(ダークナイトのことです。すみません。)、これから始まる/終わるであろう二人の友情を思い描きながら幕を閉じるという清々しくも切ない終わり方。
エントロピーやらアルゴリズムやら色んな設定が投げっぱなしで、通常チームと逆行チームが入り乱れての作戦は終始????これ逆行の意味ある???でしたが(ロバート・パティンソン君もたまらず逆行解除していたのが良かった笑)
これくらい割り切っていた方が観やすいし、
単純に物語の中盤で映画が逆行する!!!と知らされた時のワクワク感は決して論理的に説明できるものではない。これから見せられる映像にワクワクしていた。こういった体験が出来ただけで本作は私にとっては100点満点。
一度観ただけで評価は難しい
ちんぷんかんぷん
グッとこない方のノーラン映画
分からないものは分からない。
ノーラン作品は大抵観てますが、正直言って独りよがりの世界観でついていけなかった感じです。時間の逆行と言う重要な概念を序盤の研究所のオバサンの説明だけでは、残り二時間は乗り切れないです。ノーランファンの人には悪いけど、二回目、三回目観て新たに発見する楽しみはあるにしても、エンタメ作品を一発で理解できないのは、脚本、監督の責任です。時間逆行と言うテーマでは、『メメント』や『インターステラー』なんかは難解でも知的興奮感があって楽しかったけどね。とは言えども、分からないながらも、グイグイくる馬力のある演出もノーランならでは。あと、収穫はロバート・パティンソン、アイドル的なイメージだったけど、いい感じでした。
もう一回観たい!
新しいタイムトラベル映画
先ず逆再生をタイムトラベル物に使う事を前提にストーリーを考えたのではないだろうか。それにはスパイ物で世界を救う話が良いだろうとなった感じ。
主人公のCIA捜査官が第三次世界大戦を阻止すべく未来や過去を行き来する息をもつかぬスリリングな展開と最高のスパイ映画になるはずだった。
確かに過去へ逆行する世界に入り活躍する様は新しく最高に面白いのだが、正直ウーンと考え込んでしまう。個人的には前半はスパイ映画として素晴らしいが、後半の逆行がメインになってくるあたりでテンポ良く流れていたのが、瞬停を繰り返し、少し物語に乗れなくなる自分がいた。ラストは今いちスカッとせず「だよねー」という思いがしちゃう。
練りに練り過ぎた展開と流行の伏線の張り過ぎがストーリーをただ単に複雑しただけで、生きていないのが非常に残念だ。
しかし、そんなことを気にせず十分楽しめる映画ではあるから見て損は無い。本当に新しいタイムトラベル物だから見なければならない映画だと思う。
「メメント」「ダークナイト」「インターステラー」「インセプション」「ダンケルク」等と比較したらノーラン監督作品としては並かな。
よく分からない
僕らのミライへ逆回転
普通の映画だったらクライマックスと言ってもいいような襲撃シーンで幕を開け、度肝を抜く。相変わらずの重低音の連打も腹に響く。だがその後は、誰が何の目的で何をやっているのか、腑に落ちない展開が続く。極悪非道の犯人がなぜ主人公をさっさと殺さないのか不明だし、主人公がキャットの救出にこだわる理由もよくわからない(そこまで恋愛感情が進んでいる描写はない)。
「時を戻そう」(byぺこぱ)ネタを前面にアピールしている割には、その映像的な成果は今ひとつだった。時間の逆転をもたらす装置の起動の仕方もよくわからないし、人間だけでなく車までいっしょにその影響が及ぶのもナゾだ。
キャットを演じたエリザベス・デビッキさんは、超絶美人だと思った。
ノーラン監督 初めての失敗作
結論から申し上げると、「複数回観ないと分からない映画は失敗作」に尽きます。
天才が「俺って天才でしょ?」と繰り広げる映像の連鎖ですが、そのアイデアに「脚本」と「編集」が追いついていません。
冒頭からの伏線が回収されないストレスに多くの観客が襲われることでしょう。
映画と言う媒体は、上映する時間軸で監督が撮影するわけではないので、フィルムを切ったり繋いだりする「編集」作業が発生します。しかし、この際に「画角」や「フォーカスエリア」が異なるコマを繋げると観客は付いて来れません。非常にストレスを感じてしまうのです。
後半に繋がるネタも散りばめられているのですが、いかんせん各ショットの登場が一瞬であり、セリフも次々と流れて行くため、それを回収することが困難なんです。
傑作「カメラを止めるな」が伏線の回収を全て映像で行った素晴らしさを忘れてはいけません。
2度観劇したり、パンフレットを読んだり、解説サイトを閲覧しないと分からない映画は、独りよがりの作品なのです。
果たして、黒澤明が一度観るだけでは、分からない映画を作ったでしょうか?小津安二郎が画角が異なり、不快感を呼ぶ作品を作ったでしょうか?
ドストエフスキーや、村上春樹の難解とされる作品でも、一読して分からない作品は有りません。
名作とは一見、もしくは一読で感激し、再見、もしくは再読でさらにその感激が増すものです。
売れ始めた監督に予算を与えると、こうなるのでしょう。ドゥニ・ヴィルヌーブ監督でさえ、大傑作「メッセージ」の後、「ブレードランナー2049」でズッコケました。
しかし、ノーラン監督はまた戻って来てくれるでしょう。井上ひさしさんの言葉を彼に送りたいとおもいます。
「むずかしいものを、やさしく。それが私のテーマ」
TENET
このタイトルに尽きる。
一度は観賞された人ならある種どれだけ難解な映画だと感じても
この感覚は共有できるであろう。
私はこの映画の完成度の高さに、驚き、畏れ、観賞後の時間がだいぶ経った今でも涙が出る。
いまだ心の整理と内容の理解が追いついていない気もするが、鉄は熱いうちに。
まず、自分個人の率直な感想はさておき、映画自体のストーリーに目を向け書く。
TENET 回文だ。
逆行する時間という題材を手に、始まりと終わりが絶妙につながる。
不思議、わからない、いわゆる伏線を全て回収するようなストーリーだと思う。
回転する扉で、正の時間と負の時間を行き来できるというのが視覚的にわかりやすく、
近未来感を感じさせるようで、その上で飽きさせない。
印象となるカットを重要なところで散りばめ、見る側に飽きさせもしない。
(難しい題材の証拠だからこそだ。)
またCノーランだからこそできる映像表現も巧みなのは間違いない。
逆行する時間を意識することを作中ではっきりと見せ、見せ場となる最後の戦闘シーンをどちらの側か、見せようとする独りよがりでは無い作り方、本当に素晴らしい。
映画を見終わったあと、友情という部分で感動した人もいたかもしれない。
そういったところも独りよがりにならない、人に見せるものとして、エンターテイメントの範疇で作られている気がする。
作品で涙を誘ったのは、ここのシーンではあるのだが、それはそのシーンに対するものではなかった。
ここからが僕の感想。個人の独我的なものだ。
まずこの映画を見ていて感じていたのが、ニール(ロバート・パティンソン)と”男”(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の妙な近さだ。
「初めて会った気がしない」感覚。なぜニールがこの”男”にTENETのことを簡単に漏らすことができる関係性なのか、バックボーンが全く説明されないまま話は進む。
そもそもこの”男”はCIAなのか?それともなんなのか。そもそも冒頭のシーンの「テスト」とは何のテストなのか。
頭から見ていると「スパイ映画」の相棒という感覚で、なぜか見れてしまう。
しかし、引っかかる。
そのまま作品は進み、時間の逆行する”システム”がわかり、印象的なカットとストーリーとともに
回文のごとく裏返しに見返すことができる。
まさにこのニールとの関係性の引っ掛かりは最後に回収される。
そして最後のシーン。最後のセリフ。
これが全てなのではないかと感じてしまった。
クリストファー・ノーランが何を考えているかはわからないが、この作品において「主役」は間違いなく”男”だ。
冒頭のテストも、全て男の中の世界だ。
だからこそ「起きてしまったことは仕方ない」という言葉の重みがわかる。
全て正対象に、美しく成り立っているのだ。
前から見ても、後ろから見ても、これは立派なストーリーとなる。
さらに言うなれば、映画というメディアは、大概のものが余韻を作るために
後半、特にラストシーンに考えさせる「何か」を用意する。
この映画で感じたのは、それが前にも後ろにもあるということだ。
後ろで考えるとするならば、正義的価値観で見れる。
しかし、前で考えるとすれば、畏怖だ。
男が主役の世界であるとするならば、もし最後に自分の命を守るために銃弾を当たらないようにした
つまり、自分の思うがままに世界を作り替えていたのならば、それは神の仕業だ。
この男一人が世界を作っているかのようにも見える。
これが「起きてしまったことは仕方ない」という言葉が違和感を感じる使い形で最後に出てくる要因ではないかと思ってしまった。
TENET この言葉には神話的要素もからむ言葉だ。
読み方を変えれば、神の名前とも読むことができるという回文。
つまり世界は見方を変えれば、何にでも変わる。
そういう世界もあるということなのか…
肩書が無い”男”が主役という部分が大きなミソだ。
どういう見方も客に提示させる。
ここが美しい。
人間の思考力の美しさを体現した映画だ。
これも個人的感覚だが、映画は全て個人的感覚をどう揺さぶるかが
その映画のある種「価値」でもあると思う。
映画に監督が長い年月をかけ、今の時期に放ったこの作品の意味。
考えるべきだ。これは全ての映像制作に関わる者が考えるべきだ。
考えなくてはいけないのだ。
さらに映画館という閉鎖的空間で見るという行為にも大事な部分があると思う。
もちろん、この映画はIMAX、少なくとも大きいスクリーンでないとその意味をなさない。
監督の本当の力が発揮されるのはスクリーンでだろう。
さらに閉鎖的空間で、時間も閉鎖し作品と向き合わさせるということも意味を持つ。
制作物である以上、個人の主観があるのはそうだ。事実と虚構、そのどちらのジャンルもそうだ。
しかし、やはり人は考える生き物。これを楽しむという時間を強いられるのも映画の良さではないのか。
ヒストリーという言葉の中にはストーリーという文字が入っている通り、全ての事実に対しても
振り返り、”お話”として楽しまれることがある。(これは悲惨な出来事であっても、語弊があるかもしれないが、時間を消化するものとして楽しまれていると考える。)
人間一人にも生から死までストーリーがある。そうも捉えられる。
このTENETという映画はそこも見据えて作られているのではないか。
「起こってしまったことは仕方がない」という言葉には負の感情も、その逆も感じる。
今の世の中だからこそだ。
全てはその人の捉え方次第。映画もそうだ。
最後に、涙が止まらなかった理由について。
正直、どうにも敵わないと思った。
美しすぎるし、これ以上のものは書けない。
(一応)脚本や台本を書く身としては、この上ない悔しさがあるとともに、
新しい、誰にも作れない、しかも圧倒的な力で見せきられたことに対して
心の中から涙が出た。映画ってこういうもん。そう自分は感じる。
僕は映画って「人生」だと思うんで。
音楽が…
早くまた見たい!
見終わってすぐに、もう一度頭から見直して答え合わせがしたいと思いました。
しかし、こんな事よく考えつきますね!
これからは、誰か逆動作してないか良く目を凝らして生活したいと思いました。(笑)
これ・・・まじか・・・
上映中もずっと頭を使う作品
難解さはインセプションやインターステラーなど比ではなく
「これは逆行だから、こうなるんだっけ?」
と、上映中もずっと考えておかなければ流れについていけない。
順行と逆行の交差に慣れ始めたところで、今度は主人公たちが過去に遡り始め、さらに難解さは増す。ここでも考えながら流れについていこうと試みるが、正直クライマックスの戦闘シーンはまだよく理解できていない。あと、なんであのインド人の女性は殺される必要があったんだっけな?「黒幕は俺だ」ってのも、たぶんこういうことかな?程度にしか理解してない
いろいろと考えた上でもう一度見直したいが、正直に言ってノーラン自身もこの映画を観た客の半分も内容を理解できると思ってないんじゃないだろうか。
1010
TENETって
前から読んでも後ろから読んでも「TEN=10」
と友人が言っていたのだけど、
10は特に意味が無いですかね。内容的には。
映画を見ながら、起こっている事象自体は分かるけれど、
このシーンは何の意味を持つのか判らなくてなくて、
???の連続で、
私ってそんなに頭が悪かっただろうか、と不安になりながら見る。
唯一、感情移入出来るのは、夫の支配から逃れて息子と安穏に暮らしたいキャットに、のみ。
主演の名のない男もニールも、今いち、言動理由が分からない。
唯一、受け取ったメッセージが序盤に出てくる白衣の科学者の
大切なのは、何をするのか、ではなく、
どうやるのかと話していた事。
何が行われているかじゃなく、どう、やっているのか観るって事なんでしょうか。
とりあえず、例に漏れず
ポカーン状態で終わってしまったけど、
解説サイトを読んだので、もう一度は見たいです。
やはりIMAXで。
なんとなくは理解できるがスッキリはしない
最後がオシャレ!!!???(笑)(笑)
ストーリーが良くわからない。(笑)(笑)
なんかあんまり映画に集中できなくて。(笑)
カーアクションシーンが多くて。(笑)(笑)
ロケ地が海外。(笑)
ノルウェーとかイタリアとか、デンマークとかおしゃれ。
最後の終わり方がおしゃれ。(笑)(笑)
なんか逆まわしが個人的には印象的で。(笑)
なんかとりあえず、かけておく感じで。(笑)(笑)
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