TENET テネットのレビュー・感想・評価
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大迫力のトリハダもの!
オープニングシーンから、圧倒されっぱなし。やっぱりこの映画は、IMAXで観るのが正解!
内容は、難解であと1、2回観ないと解決しない所だらけですが、楽しんで観るには、十分すぎるくらいのスケール。
これからどんどん映画館で、いい映画たくさん観たいなぁ〜。
理屈じゃない
主人公もパートナーも敵も味方も別にバックボーンは語られない。なんなら何故時間の逆転が起こせるかも明らかな根拠は示されない。
だからどうした、二時間半コーヒーを飲むことも忘れてしまうほどの没入感。
情報量があふれ返りIMAXで観ざるをえない映像に圧倒される。
しかも見終わったあとに、ずーっと思い出して、また観たくなる。
リアリティを追求するのも、突き放すのも映画。理屈じゃない。
インセプションが縦方向、TENETが横方向、おもしろいと思うかは嗜好の違いか?
『インセプション』が非連続(相互干渉はあるが)な垂直方向のレイヤーな意識世界だとして、本作は連続している水平方向の時間レイヤーな世界で、前者がレイヤー間をジャンプするのに対して後者は順行・逆行・ジャンプできることで物語が展開される、という理解でよろしいか?
ノーラン作品の映像はすごいが、物語は僕にはワクワク感がどうも来ない。『インターステラー』は面白かったけど、『インセプション』や『TENET』は、観ている間は世界観の設定とその映像化が凄いと思うけど、観終わって余韻が残らない。
そもそも何回か観させるようにできてると思う
エンディングで青色のロゴが出てくるあたり、もう一度観て欲しいと訴えかけてるような気がしました。
クリストファーノーランの映画はスタンリーキューブリックとは違いちゃんとセリフで説明してくれるところもあるので、まだ易しいかなと。とはいえ「インセプション」「メメント」よりは難しかったなと思います。
大まかな内容はありきたりだが、そこに時間の逆行をMIXすることにより今までにない作品になっています
小説、漫画では決して描けない、映画だからこそ表現できる時間の逆行。まさに「考えるな、感じろ」そんな映画でした。
”逆行”の考え方はノーベル級
この映画の素晴らしさは”逆行”という信条を考えたこと。
これは万人では想像出来ない考え方。これを考えたクリストファー・ノーラン監督はすごいと思う。
そのすごさは考え方だけではない。
”順行”と”逆行”が同時進行する映像を誰が想像できただろうか?
だからこそ、この映画はとても難解になってしまう。
”逆行”をベースにするとなるほどと思うのだが、ラストの同時進行の部分は理解することが難しかった。
これはキャストもそうだということで、少しホッとしている。
ただこの考え方がないと、ストーリーとしてつまらないものになっただろう。
ともかくこの違和感を味わってほしい。この感覚は他では味わえない。
観るべき映画だと思う、それも数回。
私はまだ1回なので、まだ味わえていないので”4”止まりとさせて頂く。
数回観ると、この評価は上がるような気がしている。
よくわからなくなる
途中で、そういうことなのね
って感じに何度もなるけど、
行動1つについても理解が追いつかなかった(^^;)
映画ではたしかに斬新なアイディアだけど
このあたり内容的にはもっとわかりやすい表現のほうが良かったなぁと、
ダークナイト大好きな僕からするとそんな感想です。
洋ドラマで「ダーク」というのがあるけど、
それにちょっと似た設定で、
でもダークのほうが正直終わり方もきれいでした。
テネットはもーちょっとだけ最初のところを深めに見せた方がよかったのかも。
海外ドラマもかなり観てますが
主役?も「へぇなるほど」ぐらいの感覚でスタートするので観てるほうとの距離が出たまんまになったかなぁと思います。
1回目では理解不能
時間の逆回転は映像的には面白く、そういうものだと思えば楽しめる。
ただ、殆ど説明がないので、逆回転の仕組みや機械について意味がわからない。
主人公は天才か異常かどちらか。
途中で退屈になったため、集中力が切れてウトウトしてしまった…
そのため、最後の戦場で起こっている事が殆ど分からない結果に。
もう一度見るかどうかは迷うなぁ。
ノーランのセカイは逆回転
コロナ後初のハリウッド超大作がクリストファー・ノーラン最新作というのが映画ファンとしては胸躍る。
絶対に作品を劇場で観たい監督の一人。
コロナで公開延期が相次ぎ、『ムーラン』に至っては配信に。
そんな中、再び観客を劇場に呼び戻すミッションを課せられていた本作だが、残念ながら全米では期待を下回る結果に…。
しかしそれでも、劇場公開に踏み切ってくれた事が嬉しい。
話はなかなかに難しく、賛否分かれているようだが、スケールも映像もビジュアルも迫力も音楽も、さすがノーラン!…とでも言うべき劇場で観る醍醐味に満ちていた。
テロ事件阻止で負傷し、目覚めた名も無き男。あるミッションに選ばれる。核戦争より恐ろしい未来の第三次大戦の阻止…。
謎に包まれた作品なので、ネタバレや詳細に触れる事は控えておこう。(と言うか、複雑な本作の説明を避けようとする言い逃れかもしれないけど…(^^;)
ノーランのこれまでの作品に例えたら、『メメント』×『インセプション』と言った所か。
両作共なかなかに小難しいが、本作はノーラン作品の中でも最難解と言えよう。
大まかなあらすじだけ追うと、スパイ映画。
僅かな手掛かりを頼りに、謎に近付いていく。味方や協力者となる美女。立ちはだかる敵。そして、衝撃の秘密…。
それこそ、今再見している007シリーズのようだ。
そこに、特異であり、最大の特色として描かれるのが、“時間の逆行”。
突然目の前で、銃弾が手に戻る。
敵兵との戦いが巻き戻っていく。
横転した車が元に戻ったり、爆破したビルが爆破前になる。
一体、この現象は何なのか…!?
未来の第三次大戦と何か関係あるのか…!?
主人公とは何の関わりとあるのか…!?
時折出てくる未来を指し示す言葉の意味は…!?
それこそ謎のワード“TENET”とは…!?
全てが、謎に満ちている。
『インセプション』ではビルが歪み舞台が回転する夢の世界、『インターステラー』では誰も見た事の無い未知の宇宙を創造。
本作の映像世界も脅威的で目を見張る。
まず、並行時間。
実物を使った旅客機が建物に突っ込むシーン、カーチェイスだけでも圧倒。
突如として、時間が逆行。
カーチェイス・シーンで前述の通り横転した車が元に戻り、肉弾戦でもバトルや割れたガラスや銃弾が元に戻ったり…。
一体、どうやって撮影したんだ…!?
極め付けは、並行部隊と逆行部隊が入り乱れて作戦を決行する大迫力のクライマックス・アクション。
一体全体、本当にどうやって撮影したんだ…!?
恥ずかしながら、本作を完璧に把握していないだろう。リピーターが多いのも頷ける。
が、有無を言わせぬ迫力にただただ圧倒された。
エントロピーとかアルゴリズムとか、普段聞き慣れない言葉もちらほら。(エントロピーなんて、『まどマギ』以来久々に聞いた)
本当にノーランの頭の中はどうなっているんだろう。お願いだから、我々を置いて先に未来に行かないで~!
そのノーラン世界に応えたスタッフ/キャストも称賛モノ。
キャストは皆、熱演と身体を張ったアクションを披露。
まだ僅かなキャリアながら、ジョン・デヴィッド・ワシントンが堂々たる超大作主演。偉大な父への第二歩。(一歩目は『ブラック・クランズマン』での快演)
ロバート・パティンソンもナイス相棒。ほぼ完全にヴァンパイアの血は抜けたね。
ケネス・ブラナーも秘密を握る敵役で凄みたっぷり。監督業も多いが、やはり名優。
特筆は、エリザベス・デビッキ。その華のある美貌もさることながら、彼女演じる役から見ると、もう一人の主人公とも言える。
臨場感たっぷりのホイテ・ヴァン・ホイテマの撮影。
編集と音楽はノーラン組初参加。特に、『ブラックパンサー』でオスカーを受賞したルドウィグ・ゴランソンによる不穏な音楽が時間が逆行する世界を際立たせている。
お粗末ながら、これだけしか語れない。
本当に結末やこの脅威の映像世界は劇場で体感して欲しい。
“残念ながら、『TENET/テネット』について語る事は出来ない。自分の目で確かめろ”…ってやつ。
敢えて言えるなら、
今を生きている我々は、時間の中間地点に居る。過去があって、未来があって。
起きてしまった事は仕方ない。
どう向き合うべきか。
話は難解だが、訴えるメッセージは案外普遍的だったのかもしれない。
期待以上のノーラン映画
自分はSFは好きだし、映画や漫画などいろんな作品をこれまでに見てきてる方だと思ってるけど、それでも追いつけないレベルで話が進んでいく。
まず説明している内容が難しいししかもすごい早さ。
もう字幕を読むだけで必死であるが、しかし主人公はさっさと飲み込んでしまうので、問題はより複雑になっていく。
もちろん、これを求めていたので最高だ。難しすぎるとか言うくらいならBTTFでも見たほうがいい。
と思っていたが終盤は全然ついていけなかった。
今までのSFにある現象を使ってるなら、そこの説明を省略していくのはわかる。だが、時間の逆行というこれまでにない発想の世界で、そこの説明も必要最小限のまま戦闘に巻き込まれたりしていくので、追いつくことを諦めると一気にどうでもよくなっていく。仲間と次の作戦を考えるシーンとか、仕組みがよくわかってない自分みたいな観客の頭には入ってこない。知らない会議に参加してるみたいな感覚でさすがに眠くなってくる。
そんなときはただ不思議な世界を楽しむしかできない。
ジョジョの新しいスタンドが出てきたくらいに思った方がいいのかもしれない。あらゆる現象が逆に進むのは新しくて面白かった。
逆行の仕組みは一回じゃ絶対に理解できない。けど、説明を受けたのにまったく理解できない状態で逆行世界に行くときの緊張感を味わえたのが楽しかった。
そして終わってからもその原因と結果が逆という考えに取り憑かれていると、自分の考え方、生き方も変わるような気がした。
アクション有り!濡れ場はなし!笑
タイトル通りです
そして「もう一回観たくなる映画」っていうのも分かる脚本でした
冒頭からかっこいいアクションシーン満載なので「刺激がほしい人」や「濡れ場があると気まずい思いをしちゃう初々しいカップル」にオススメです。
黒幕は…、予想がつく人にはついちゃうので面白みがないかもしれません。
私は面白かったですが。
登場人物はみんな持ち味があり素敵ですが、特段、キャット役のエリザベス・デビッキは素晴らしいですね。
同性から見ても憧れるくらいかっこいいです。
ややこしすぎる
ノーラン作品好きなものが多いですが、これは5次元でややこしかったインターステラーよりもさらにややこしい、ノーラン史上最難解。
時間をただ遡っていくっていうメメントよりもさらにややこしく、現在を過去と未來から挟撃するっていう…余りにもややこしい設定で半分も理解できなかった(~_~;)
どうやってこんなややこしい話思い付くんだろ?
次回はもうちょっと難易度落とした一般向けのエンタメ作品を期待したい☆
時間遡行よりわかりにくい登場人物の心理
時間モノということで時系列が入り組んでいているのだが、それ以上に絵的なわかりにくさと登場人物の心理的なわかりにくさが物語をわかりにくくしており、そこは何とかならなかったのかと思った。
特に絵的なわかりにくさを感じたのが終盤のアルゴリズム奪取作戦で、セイターの部下が地下で何をしてるのかがよくわからないし、地上の戦闘も時間遡行表現にばかり目が行ってどう戦いが進んでるのかがわからなかった。
なぜ単なる鉄柵を突破できないのかも疑問だった。(見落としただけで装備を失う的な描写があったのだろうか)
セイターの精神状態が物語上重要な意味を持つにもかかわらず、意味深なことを言わせるだけでその人格について深められてないのは欠点だと思う。キャットは彼女自身の考えはわかるのだが、境遇に同情できず、なぜ主人公が彼女に執着しているのかがわからない。
特に空港の作戦の後の船上の場面では、登場人物それぞれがそれぞれをどう考えているのかがつかめず困惑した。そのわからなさを抱えたまま、ただでさえ複雑なカーチェイスシーンになるのでさらにわかりにくくなっている。
そもそもこれだけ壮大な物語においてセイターとキャットの愛憎劇自体が場違いに感じる。
時間SFとしての構造がわかってからは比較的わかりやすかった。
ラスト含め時間遡行というアイデアはうまく活用されていた。
ただ時間遡行状態で燃えると低体温になるというのは他の描写と矛盾しているし(その理屈ならただ外にいるだけで熱中症になるのでは……)、序盤での研究室みたいなところでの説明がその後の時間遡行のあり方と噛み合ってなかったり、SF的な描写が深く考えられているとは言い難い。
また、祖父殺しのパラドクスとして作中でも触れられてはいたが、主人公たちが過去に戻って阻止しなかったとしたらアルゴリズムは「いつ」発動していたのか、といった時間モノにありがちなもやもやはやはり残る。
アクションシーンは派手で見ごたえがあるし、体に響くBGMもよかった。
そういう意味では映画館で観てよかった。
傑作になりえた作品だと思うし、なんか惜しい感じ。
冒頭、圧巻のアクションだったが。。。
冒頭、満員のホールでのコンサートシーン。
静寂の中で始まるこの映画、
わくわくしながら見ていくと、その後、少しずつ
「?」が増えてくる。
・なぜか、貨物列車の行き交う駅での露天拷問(笑)
・なぜか、インドの武器商は妻が実権把握
・なぜか、ロシアの黒幕は妻と家庭内別居
(一応、理由はあるが大物感は減衰される)
・なぜか、金塊山盛りの貨物機は警備が手薄
・なぜか、高価な絵画が保管されている部屋は見学可能
暗躍する組織や人物たちが、大物なのか、
それほどでもない奴らなのか、スケール感や背景が
わかりづらすぎる。
映画の構成は凝っているが、なぞなぞを散りばめるのに
集中しすぎて、映画全体の世界観が見えないため、
感情移入できなかった。
真の黒幕は主役だった、というラストの種明かしも
「そうだったんだねー」でしかなかった。
そういうことは気にしない人は、高い評価をつけるかもしれない。
イライラした
とにかく主人公にイライラしていました。
ニールがきちんと行動しているので、「あんた!主人公のくせにベラベラ喋ってるだけなの?」と思う場面が多かったです。
インターステラーの時に理解できず苦労したので、今回は予習してから鑑賞しました。
しかし「ん?あれ?」と思ってる間にドンドン話は進んで行き、最終的に映像の迫力に集中して鑑賞しました。
映画としてとても楽しい作品です。
パンフレットの解説が素晴らしかった。
私が鑑賞した劇場は、夜には欠品してました。
もう一回見ます。
分かりにくい
アクションシーンや音響は迫力がありました。売りの逆再生シーンは映像的には面白いのですが長く続くと飽きます。
逆順と正順が一画面にうつると何が起きているのかよくわからないので、集中しにくかった。
肝心の逆行するトリガーがわからないのも???僕が頭悪いんでしょうかね。
考えるな感じろってことなんでしょうけど(笑)
スパイ物としては面白いと思うのですが、世界を終わらす動機も、そんな理由?とあっけにとられてしまう。
なにやら消化不良な感じです。
映画館という装置は時間を逆行しない
今までのタイムトラベルモノは、過去のある地点まで行き、そこから過去の世界と同じ時間の進み方をする。
それに対して今作は、過去のある地点からまたさらにそこの世界の時間を逆行して行くのだ。
頭では理解していても、目の前で繰り広げられる現象にパニックを起こした人は僕だけではないはず。
ストーリー自体も簡単に理解させてもらえるようなモノではなく、どこもかしこも「待って!まだ理解してないから、もう一回観せて!」とまさに時間を逆行させてしまいたくなる作品だった。
正直ストーリーをきちんと理解できたわけではないけれど、時間が逆行するという体験は十分に楽しめた。逆行してきた自分との戦いや、ラストのニールなんかは震えたね!
ノーラン作品だから言わずもがな、喰らい付いて観ないと完全に置いて行かれる。IMAXで観たから首も疲れたし、こんなに体力を消費した映画は久しぶりだ 笑
u have to see this twice absolutely!
2回この映画を見てこの映画の凄さ、細かさが深く理解出来ました。2回目を見ることによって、自分がどれだけこのストーリーを理解出来ていないのかがわかります。人間関係もしっかりと理解ができた。例えるなら、散らばったパズルを完成させていく感じ。
逆光と順光、そして回転ドアを表面的に理解するのではなく、もっと深く理解しないとまずこの話についていけないことがみにしめてわかった。そこを理解することによって、車のシーンや飛行機のシーン、最後の青赤チームに分かれるシーン、そこでのニールの活躍(行動)とその後の運命がわかると思う。
そしてニールのリュック(チャーム付き)が度々出てくることによって最初のオペラのシーンから最後のシーンもニールがいることを認識できた。
また、よくある話では、突然過去へ行くだけで、その過去までの道のりはないが、この映画はその道のりがとても大切なものになっている。言うなれば過去へ行くのではなく、過去を通るが正しい。
黒幕がセーターかと思えば、真の黒幕はプリヤ。と思いきや真の真の黒幕は名無し。
最後のニールが逆光の戻るシーン、名無しも逆光してニールを救う事はできないのかな。
同人物が生身でぶつかって?重なって?消滅する瞬間が見たかった🤪
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