TENET テネットのレビュー・感想・評価
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見た回数だけ評価変わりそう
初見。
初見では混乱が大きいけど、たぶん二回目以降見て理解が進むほど評価が上がりそう。
始終何あれ⁉︎と映画の複雑さに振り回された。でも理解は置いてきぼりなのに興奮だけはついていってしまうから何だったんだあれは!と余韻を引く魅力がある。
自分であれこれ思い返して、考察を読み、確認に二回目を見に行きたくさせる。
なんか悔しい(褒めてる)
順行と逆行が共存する映像が圧倒的
原子力兵器の材料を武器商人に渡らないよう諜報員が暗躍する話のはずが、時間を逆行する物質や技術が現れ、状況が複雑になっていく。
なにが起きているのか、なにが起きたのか、何を起こしたのか。
なにが起きなかったのか。
ある時は普通に、ある時は時間を逆行して、折り畳まれた物語は非常に密度が高く、練られた展開は素晴らしい。
こういうきっちりハマったストーリーは好物なので大変楽しかった。
高密度なことが逆に、伏線の違和感ある小物や登場人物の数からの逆算で展開が読めてしまうのはご愛敬。
ただ、登場人物の物語としてこれで完結で良いとは思うのだが、そもそもの未来における発端などいくつか一切触れられないままの謎が残っており、そこは不満が残る。
(続編や前日譚を入れる余地があるので、監督が違う駄作な2が作られそうだ)
あと、妙に科学的正しさを入れ込む演出はやりすぎな気がしないでもない。
「火をつけた結果常温になるということは、もともとが常温より冷えていたからだ」「崩れている建物が再生してまた崩れる」などは、映像的に面白いがパラドクス生みすぎでは。
永久機関ができてしまうことが別の問題を生みそうだが……。
さて、無駄シーンが削られた密度高い展開、それを支える演出と高い映像技術、スピード感あるアクションは高評価。星4。
ヒロインに見覚えあると思ったら、ナイトマネジャーで「主人公に協力する武器商人の愛人、息子が半ば人質的な弱点なジェド」役のエリザベスデビッキだった。
また似たような役を……。
4D楽しい
時間が順行している世界では、ふと気がつくと部屋が散らかっていることは当たり前で、ふと気がつくと部屋が片付いていることはあり得ない。「時間の門番」エントロピーはカオス・乱雑を増大させ、決して減少させることはないからだ。
エントロピー増大の法則は「時間の矢」と同じように、一方向にしか変化しない。
「時間の矢」によって我々には過去しか記憶できないので、時間が「過去から未来へ進む」と感じる。我々の記憶は過去の方向だけを向いている。
そこでノーランは時間の逆行、未来の記憶を体験させてくれた。同じエネルギー量の反対のベクトルが働く現象に興奮した。
「未来」だろうが「過去」だろうが、人は自分が体験したことを記憶する。「何が起こったかを脳に蓄える」ことが、エントロピーが増大する方向の現象だとすると、時間を逆行するということは、記憶のエントロピーは減少するのではないか。
本作で私がハッとしたのはまさにこの点だ。人の記憶や情報は、物質じゃないから減少しないのだ。
いくら時間を逆行できたとしても、起こったことは記憶される。
地球を取り巻くみんなの情報や集合意識を減少させることは決してできないのだ。なんだか恐ろしい。
それにしてもニールは今まで何回ループしてるんだろう。
そして主人公はこの後何回ループするんだろう。
自分の意識の中で毎秒繰り返される選択だけが、自分の物語を作る。
タイムリープダイブ
ボーイングを燃やせる監督とは
TENETとはクリストファー・ノーランによる作品である。
見る者はそれを反芻する。
反芻し始めると、それが異物であったとしても、吐き出さない限り異物のまま反芻し続ける。
パラドックスを異物のとするかしないかは、知性ではなく身体であるのではないか?
少なくとも私の体は異物のまま反芻することを選んだ。
どちらかというと異物とするのは私の頭だ。
このアンビバレントな状態が楽しい。
ボーイングを燃やしたことをパンフレットを買ってから知ったが、この鑑賞料でこの作品を見られるのはノーランさまさまだというのは正直なところ。
次、どんだけの低予算で見応えがある作品を見せてくれたら、「トンデモナイ監督だ!」と称号を与えたい!
「理解しようとするな、感じろ」そう自分に言い聞かせた
私は映画を鑑賞していて、初めてこの言葉を自分自身にかけた。
時間の順行と逆光が同時に起こる。
そのため、鑑賞していて混乱することが何回もあった。
混乱するとどうするか。
それを理解しようとする。
しかし、それでは映画に集中できなくなる。
だから、私は理解すること辞めた。
この映画を「感じる」ことに集中した。
迫力満点のカーチェイス、ハッピーエンドで終わる結末と理解せずに楽しめる要素はたくさんある。
さらに、話が進むことに「そういうことか」と納得することが自然とできていく。
この映画は私を混乱させるのが目的ではないことを理解することができる。
とても不思議な映画体験をでき、凄く満足した映画。
星一つ減らしたのは余りにも私を混乱させすぎからだ。
どう、この発想。凄いでしょ?的な
単に過去に戻るのではなく、時間を逆行するってのがこの映画のミソ。
でその時間逆行の定義やルールや表現に自分のアタマは理解し切れず置いてきぼり。
人類の命運を握ってる敵が、自分に従わない美人妻に未練たらたらの大物ぶったシミったれたおっさん(演じてるのはケネスブラナーですが‥)ってところも気分が下がります。
結局未来の方々は現在の人類をアルゴリズム?で一掃して、時間を逆行してきて現在の時間軸で生き延びようとしてたの?
祖父殺しするとホントのところどうなるの?
パラレルワールド?
うーん、よく分からん。
それでいてストーリーは単純で、単なる退屈なスパイアクションをみせられ感じ。
オープニングの掴みはオッケーだったのになぁ‥。
まー自分が理解出来なかっただけですけどね!
頭の中の矢印が反転しまくる。
アクション映画としては最高❗️
タイムトラベル?の1つの新しい解釈
ノーラン監督なりの時間軸というか、時間逆行(タイムリープも?)の解釈ってこんな感じなのか〜って感じ笑
過去⇒現在の時間軸の中にある1点に遡る訳ではなく、現在⇒過去への時間軸も存在していて、どちらもお互いに影響を及ぼしてるって感じなのかな。で、過去に逆行して再度時間軸を過去⇒現在に戻すことでタイムトラベル完了って感じ?
うーん、難しい。
でもやっぱり正常な時間軸と逆行な時間軸が同時に存在するって解釈は面白くて、だからこそアクションもトリッキーで凄い見応えがあったな。まぁ、見応えがあったとは言っても、どこがどうなってるのとかはよく分かってなかったかもしれないけど。
ここまでの解釈も、自分が1回観ただけの解釈なので、よくよく見ると全然違ったり矛盾していたりはすると思うので、あしからず。
でも、エリザベス・デビッキの美しさはガチもんのガチ。完全に魅了されてしまった。
考えるな感じること、それが大事
面白さは保証できるがやや難解
主人公に課せられたミッションは、 時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのこと。 ミッションのキーワードは〈TENET〉。 突然、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男は任務を遂行する事が出来るのか、というストーリー。
ストーリーや設定自体は魅力たっぷり。150分という長さを感じさせない緊張感があって退屈しない。
しかし、その面白さを一回の鑑賞で理解しきるのは難しい。はっきり言って複数回鑑賞をしないと確実に把握しきれない情報量。正直自宅での鑑賞をしつつ、わからなければ一時停止しながらでなければなんとなくの面白さしか伝わらない。
自分は複数回観ることを前提にした(としか思えない)映画があまり好きではないのでちょっと残念でした。
まさに究極の映画体験
「時間が逆行する」という情報のみで劇場に放り出された我々を待っていたのは、今までにない驚異的な映画体験だった。IMAXは音質、映像を以て没入感を引き出して映画と観客を一体化させる。しかしこの映画は純粋に…脚本、演出、演技、そして登場人物が作中で積む経験が(つまり映画そのものが!)観客を映画に引きずり込む。
鑑賞中も鑑賞後も、ただひたすらすごいすごいヤバイと呟き続けていた。思わず言語化に詰まるほどの映画体験だった。
始めの1時間ほどは設定の開示に費やされる。時間の逆行の紹介、主人公が追っているものの正体、TENETと呼ばれるものの存在。
そしてひとたび「逆行」が始まってからは、今まで観てきた映像の答え合わせが始まる。観客が主人公と共に経験した「あれはどういうことだったの?」を次々に回収してくれる。そういうことだったのか、やっと逆行を理解した!と思うのもつかの間。主人公たちが逆行から戻って、今度は特別任務のために再び逆行を使いだしてからは、脳みそが悲鳴を上げるだろう。
鑑賞した内容をそのまま反転させて観客に見せる。それゆえに前半は理解しやすかった。しかし特別任務は、鑑賞の時系列的にいえば逆行と順行が同時に展開される。逆行は任務終了時点から、順行は任務開始時点からそれぞれ展開が始まり、任務時間のちょうど半分でそれぞれが交差する。
それだけだったらまだよかった。ひどいことに順行と逆行に慣れ始めた辺りで一人だけ時間を反転させるのだからもうパニック。一体何が何だかわからない…
特別任務は世界の破壊を防ぐことが目的だった。であれば、任務への逆行が可能な時点で世界は滅びていないことはわかっていたはず。であるのに任務へ逆行を導入したのは「任務に成功した過去を作るために未来から逆行する」いうことを意味し、序盤で主人公が言った「因果が逆転している」ことそのものであり、さすがノーランはSF的な物理への造詣が深いと感心した。
あと、エリザベス・デビッキがとても美しかったです。
集中して観るべし
ノーラン監督がどーゆう監督かわかってる人は、それを踏まえて観れると思います。
他の作品同様、時間をテーマにしているので、構えて観ないと気づいたら置いてかれます。
最後の作戦もなぜ逆行が必要だったのか。。流れはなんとなくついてけましたが、んー、久しぶりに難しかった!
何も考えないで観ると、たぶん意味わからないまま終わります。
新しい、難しい
1回目は考えずに感じろ!
一度観て
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