TENET テネットのレビュー・感想・評価
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何が難しいのか分からん
かなり分かりやすく面白い映画だった
物理の知識があるからか?
たしかにエントロピーとかその辺は"無知"には難しいかもね
ラスト10分の作戦の興奮が堪らない
サウンドトラックは抜群に良い
やられたーっ!!
斬新な映像、既成概念を覆す設定!
純粋に興奮した。辻褄合わせはまたいずれ
興奮した。
最初から最後まで、息もつけないほど、時間も忘れて。
クリストファー・ノーラン監督、時間と空間の画き方がいつも面白い。
だから常にこんがらがる。
あれはどういう意味なのか、どう繋がっているのか。
大画面で興奮しながら観ていたら、そういうのよくわからない。
でもそれはそれでいい。
興奮したし、面白かったから。
『逆行』という観点。
秀逸だ。
過去に戻る。タイムトラベルとかタイムリープとか言われるものと違う。
遡る。
そこからあの映像が生まれてくる。
自分が進む横で、巻き戻されてる誰かがいる。
なんとも楽しい画じゃないですか。
こういうものこそ映画館で見るべきものだな。
エリザベス・デビッキ。
美しい。神だな。
それもまた映画の醍醐味。
ワケわからん(苦笑)
IMAX2Dで観賞。
途中でもうどうでも良くなってきました。
まだ、皆さんのレビューをほぼ読んでませんが、ストーリーが理解不能だったのは私だけでしょうか。
ストーリーの斬新さは感じました、タイムトラベル物と言って良いのか少し疑問もありますが、今迄に無い視点からとでも言うのでしょうか。
ですが、現在、過去、未来が入り乱れて、根本的な「逆行」という事が理解出来ないまま物語はどんどん目まぐるしく進んでいってしまい、私は完璧に置いてきぼりにされました。
その為、ワクワク感や、次のシーンの期待感(ストーリーを理解出来てからこの先どうなるんだろう、ワクワク、みたいなのが初めて出ると思うのですが)とか、何も感じず、ただ目まぐるしく息つく暇もなく終ったって感じです。
アクションシーンぐらいですかね、良かったのは。
ストーリーの着眼点の試みとしては意気込みを感じますので星2個半はそこだけくみ取ってです。
個人的にはほぼ見所なしでした。
何度も映画館に足を運ばせる作品!
初回観賞時の感想。
監督過去作の「インセプション」「インターステラー」を観た身としては「ノーラン監督、今回はSF要素の中でも複雑な「時間」というモチーフを用いて更に色んなテーマを発展させてこうきたか…!」という感じでまず感動。ノーラン監督は作家論を書きたくなるクリエイターだ。
しかしこれは色んな点で1回観た感じだと混乱の極みなのでもう一度観に行こうと思う…!
しかしノーラン監督作品だから!と心して観たのにわからない点が多すぎて悔しい…。
名前がない主人公。TENETとは一体何なのか?突き詰めると主人公のこと?
一連の戦いの本当の発端は何なのか?
時間はループしているのか?パラレルワールドなのか?
この映画において起点となるシーンはどこなのか?(時間軸で考えると映画の流れ通りに時間が流れているわけではない?)
異なる時間軸の自分と対峙することのリスクはどうなったのか?
…などなど細かな点を挙げればもっとたくさんの疑問が出てきて考え始めると頭いたくなる…!
それながら扱っているテーマは王道(おそらく)なのがすごく良くて、異なる時間軸からきたニールと主人公の友情は熱くて切ないし、主人公が時間に干渉することで大切なヒロインや世界を救うという結末も良い。
ロケーションも全世界にまたがっていたし、アクションシーンも派手で格好良くて映像も素晴らしかった!
派手すぎる空港爆破。過去に飛ぶと逆向きに流れる世界、熱が逆変換されるという何ともSFなギミック。
物語の解釈が追いつかずとも、これが構成、演出、アクションすべてこだわって考え抜かれた作品なのはわかるし、ラストシーンは熱かった…。主人公とニールの友情。一つの時間軸に留まれないニールの切なさ。
あと今回改めて感じたのが、色んなわからなさがシナリオや演出の荒さじゃなくてこちらの考察が追いついてないんだ、と思える作り手の作品を観る幸せ。
監督も本気で読み取ろうとする観客を信じてくれるし、観客も「ノーラン監督なら意図を持ってこうしている。わからないのは自分の解釈が追いついていないからだ」と信じられる信頼関係ができてるのがすごいことだよなあ…。
何にせよもう1回観に行くぞ。
「逆行世界」という新感覚映像体験
先に観に行った方々のレビューで賛否両論な事を知っていたので、期待値を高めずに鑑賞しました。
これは難解である事を前提として見る事を、強く強くお勧めいたします!一回で話が分かるような映画では決してありませんし、何度見ても分からない所があると思います(笑)
(そこが魅力的でもありますが…(笑) )
スパイの主人公が、気づけば世界の運命を左右する物事に巻き込まれていくストーリー。
命の危険から救われたと思ったらなんだか知らないやからに任命されて、急に現れた同業者とバディ組んで、気づいたら「いやこれ、誰と戦ってんの。どーなってんの」と観客が置いてけぼりになりかねないほど色々困惑する事が山盛り。
だけども!
突如として現れる不可解な場面が、後半になり「あの時のこれがこの時のあれだったったのか!」と一気に繋がったときの鳥肌が凄い!
伏線が繋がった時の興奮と、その映像の違和感ながら完成された動きに感動します!
出演者達は何テイクも撮り直しながらこの映像を作り上げたんだろうなぁと思うと、こんな新感覚の映像体験をさせてくれて本当にありがとうと言いたいです。
現代の撮影技術とスタッフの努力の結晶でできた「時間のワンダーランド」。繰り返し観る事必須ですね。
そして言い忘れちゃいけない。映画館で観るべき映画でした。
それほど話題になるものか?
評論家などから絶賛する声を多く聞いて見に行ったが、これが?というのが感想。
わかりにくいし、悪のスケールと動機が小さすぎるし、タイムワープも新しいものでは無い。確かに映像技術的にはすごいかもしれないが、そこが売りなの?
見てる最中ちょっとついていけなくて、これをアニメのドラえもんに置き換えたら丁度いいくらいじゃない?なんて考えてしまった。
お金、時間、制作者の苦労とも、そりゃ大変だったでしょうに、こんなこと思ってしまって本当にすいません(^^;
どんなときもベストを尽くす事が必然の結果を招く
どんなときもベストを尽くす事が必然の結果を招く
そんなことを思ったのが、クリストファーノーラン監督のTENETを観てからだった。
TENETは主人公の「名もなき男」が未来から来た敵と戦い、世界を救うというSFアクション映画だ。
未来人は自分たちの住む地球が滅亡の危機に瀕しており、なす術なく科学者が開発した「アルゴリズム」を使って
右(始まり)から左(地球の終わり)に流れる時間の流れを左から右に逆行させる事で、助かろうと考える。
しかし、科学者は時間を逆行させてしまえば、過去と未来で全ての生命が消滅する事態に陥る事を懸念する。
時間を逆行させるということは歴史を逆順するという事、先に祖先が死んでしまえば子孫の人間は生まれなくなる。
このパラドックス(矛盾)が生じることで、アルゴリズムを発動した瞬間、過去の人類も未来の人類も一瞬にして消滅してしまう事を恐れた科学者は
「アルゴリズム」を9つに分解し、過去の時代に隠してしまう。
しかし未来人はそれがわからず、過去の時代に隠したアルゴリズムを集め発動させる使命をセイターという武器商人に託す。
(武器商人になったのも未来人の援助あってのことなのだが)
TENETではそのアルゴリズムの起動を防ぐ為に「名もなき男」が謎の組織にスカウトされ奔走するストーリーだ。
名もなき男はCIAの特殊工作員であり、テストという形でウクライナのオペラハウスで起きるテロ事件の果てに謎の集団にスカウトされる。
そしてセイターの思惑を察知した名もなき男は時間を遡りながらアルゴリズムの争奪戦を行う。
この映画の肝は、時間移動にあるが、驚くのが時間移動の方法と、時間に対する「考え方」だ。
TENETでは未来の敵が時間を「逆行」して進んでくる。
逆行とは読んで字のごとく、時間を逆に進んでくる、単純なワープではない。
例えば10年前に戻りたいと思えば、10年分の時を過去の方向に歩いていかなければならない。
2020年の現在、20歳の少年が2010年に戻りたいと「逆行」したとしても、10年分歳を重ねることになるので、2010年に戻れた時には30歳になっているということだ。
そして「逆行」はあくまでも起きた出来事の「結果」に対してのものであって、どうあっても「結果」を変えることは出来ないように描かれている。
というのもこの映画の始まりは時間を右から左に進む「巡行」で話が進んでいく。
オペラハウスでのテロ事件(テスト)→スカウト→同胞との邂逅→セイターとの接触→ハイウェイでのアルゴリズム争奪戦、と目の前で起きる出来事は全て我々が感じることのできる時間の流れで進んでいくのだが、ハイウェイでの争奪戦の際、我々は信じられない光景を目の当たりにする。
セイターが時間を「逆行」してアルゴリズムを奪いに来るのだ。それが巡行目線で描かれる。
車が逆再生のように動き、主人公達を追い詰める。
これは「挟撃作戦」と言って、巡行の流れにいるセイターの仲間達がセイターに主人公達の動きを逐一教え(始まり)、
アルゴリズムを奪われた瞬間(終わり)にセイターが「逆行」し、起こる出来事を全て知った上での強襲をかけてくるのだ。
始まりと終わりが連携することで強奪の瞬間という時間を挟み撃ちする作戦なのだ。
アルゴリズムを奪ったセイターはそのまま逆行し、とある時間に戻りアルゴリズムを発動させようとする。
その場所がスタルスク12と言うセイターが生まれたロシアで核爆発により投棄された地図にない都市だ。
セイターはこの場所で核爆発をスイッチにアルゴリズムを発動させようと画策する。(ここにはもう一つスイッチがあるのだけど割愛)
名もなき男はそれを阻止する為に「逆行」し、スタルスク12で最終決戦に挑む。
実はこのスタルスク12は物語の序盤、主人公達の同胞、プリヤとの邂逅時にキーワード(話題)に上がる。
プリヤとのちょっとした与太話の中で、名も無き男がオペラハスに居た同じ時、スタルスク12で謎の爆発が起きたことが告げられる。
この謎の爆発がスイッチになる爆発のことであり、すでに起きた出来事である事が判明する。
アルゴリズムが発動した瞬間、全ての人類が消滅する。
しかし、ハイウエイでのアルゴリズム争奪戦まで、名もなき男達は「消滅」していない。
これはつまり、「アルゴリズムは発動しなかった」=「名もなき男の勝利」は確定している「結果」である事が判明するのだ。
中盤で名も無き男はこの事に気づき、相方で謎の組織から出向してきた相棒ニールに告げる。
「今ここに俺たちが居るってことは、未来は救われたって事じゃないのか?」と。
対して、ニールはこう返す、
「結果がわかったとしても僕らが何もしない理由にはならない」と。
このあたりでこの映画は「与えられた結果に対して事を全うする男達のドキュメンタリー」である事がわかる。
主人公がスカウトされたのも、セイターがアルゴリズムを奪ったのも、全ては「結果」にとっては織り込み済みの内容であり、
名もなき男はその「結果」を全うするための「主役」でしかないのである。
それを理解した上で如何にして結果に導いていくのか、スタルスク12に降り立つ名もなき男は、
エンディングまでどんな事があってもこのプロセスを重視するTENET(主義)を貫き通すのだ。
そして相棒ニールから告げられる「告白」、彼もまた主義を貫く男である。
そして最終的には大団円の良い結果をもたらすのだ。
未来を知ろうが、知りまいが、今目の前で起こる出来事に対してのTENET(主義)を持ち行動する事。
彼らに比べて僕らはなんと贅沢であろうか?
僕らはどれだけ頑張っても未来のことはわからない。
ただ目の前で起こる出来事をこなすだけだ。
少ししんどければサボる事もできるし、やめる事だってできる。
そこにはなんのプレッシャーもない。
TENETの登場人物は、未来を知りながらも安堵はしていられない。
自分たち一人一人が役割を果たさなければ結果がもたらされないことを知っているのだから。
与えられた状況が自分にとって不満であったとしても、「自分に決してブレない大切な事」=「主義」を貫いて全力で生きていく事、
この時代において全ての人々が大切にしなくてはいけない事がこの映画の強いメッセージ性である。
何が何やら…
途中から過去の人なのか未来の人なのか、マスクをしているともう誰なのかも笑、わからなくなってしまった。
考察とか伏線とかもっと深く見れば楽しめるのかもしれないけれど、もう一度観るのはちょっと…。
最後のニールはあのときはもう死んでるの?未来の人?
解説サイトを見てみよう。
途中でよくわからなくなるけど。。。
理解したいなら2回以上観ることを推奨。理解出来なくても楽しめた。
公開から1週間ほど経ってから観ました。事前に観た人の感想を見ていると、「分かりにくい」という意見が目立つように感じました。
確かに、説明が少なかったり、序盤〜中盤で場面が切り替わることが多く、理解するのが難しいように感じました。(これがノーランの魅力でもあるのかもしれませんが)
しかし、時間の逆行による映像は新鮮でとても面白かったです。1回目の鑑賞では半分も内容は理解出来ていなかったかもしれませんが、個人的には楽しめました。2回鑑賞してこのレビューを書いていますが、2回目に観ると違う視点で見ることができ、1回目以上に楽しめました。
1回目の鑑賞では理解しようと、深く考えるのではなく、誰が時間の順行をしているか、また、誰が時間の逆行をしているかという事を整理しながら観ると、内容の理解はそこまで出来ていまくても楽しめるのではないかと思いました。
理解が追いつかない…
映画館で観て本当に良かった。
見た回数だけ評価変わりそう
順行と逆行が共存する映像が圧倒的
原子力兵器の材料を武器商人に渡らないよう諜報員が暗躍する話のはずが、時間を逆行する物質や技術が現れ、状況が複雑になっていく。
なにが起きているのか、なにが起きたのか、何を起こしたのか。
なにが起きなかったのか。
ある時は普通に、ある時は時間を逆行して、折り畳まれた物語は非常に密度が高く、練られた展開は素晴らしい。
こういうきっちりハマったストーリーは好物なので大変楽しかった。
高密度なことが逆に、伏線の違和感ある小物や登場人物の数からの逆算で展開が読めてしまうのはご愛敬。
ただ、登場人物の物語としてこれで完結で良いとは思うのだが、そもそもの未来における発端などいくつか一切触れられないままの謎が残っており、そこは不満が残る。
(続編や前日譚を入れる余地があるので、監督が違う駄作な2が作られそうだ)
あと、妙に科学的正しさを入れ込む演出はやりすぎな気がしないでもない。
「火をつけた結果常温になるということは、もともとが常温より冷えていたからだ」「崩れている建物が再生してまた崩れる」などは、映像的に面白いがパラドクス生みすぎでは。
永久機関ができてしまうことが別の問題を生みそうだが……。
さて、無駄シーンが削られた密度高い展開、それを支える演出と高い映像技術、スピード感あるアクションは高評価。星4。
ヒロインに見覚えあると思ったら、ナイトマネジャーで「主人公に協力する武器商人の愛人、息子が半ば人質的な弱点なジェド」役のエリザベスデビッキだった。
また似たような役を……。
4D楽しい
時間が順行している世界では、ふと気がつくと部屋が散らかっていることは当たり前で、ふと気がつくと部屋が片付いていることはあり得ない。「時間の門番」エントロピーはカオス・乱雑を増大させ、決して減少させることはないからだ。
エントロピー増大の法則は「時間の矢」と同じように、一方向にしか変化しない。
「時間の矢」によって我々には過去しか記憶できないので、時間が「過去から未来へ進む」と感じる。我々の記憶は過去の方向だけを向いている。
そこでノーランは時間の逆行、未来の記憶を体験させてくれた。同じエネルギー量の反対のベクトルが働く現象に興奮した。
「未来」だろうが「過去」だろうが、人は自分が体験したことを記憶する。「何が起こったかを脳に蓄える」ことが、エントロピーが増大する方向の現象だとすると、時間を逆行するということは、記憶のエントロピーは減少するのではないか。
本作で私がハッとしたのはまさにこの点だ。人の記憶や情報は、物質じゃないから減少しないのだ。
いくら時間を逆行できたとしても、起こったことは記憶される。
地球を取り巻くみんなの情報や集合意識を減少させることは決してできないのだ。なんだか恐ろしい。
それにしてもニールは今まで何回ループしてるんだろう。
そして主人公はこの後何回ループするんだろう。
自分の意識の中で毎秒繰り返される選択だけが、自分の物語を作る。
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