TENET テネットのレビュー・感想・評価
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清々しいほど分からなかった
気合いを入れて集中して観た。
前日に「メメント」も観て準備万端。
1時間が経つまでは、あれ?こんなもんか、
意外とついて行けてんじゃね?
と思っていたら、
逆光の世界に行ってから完全に置いてかれた。
何をしようとして何が出来たら成功なのか?
何も分からない。
僕が分かったのは、やはり映画は映画館で観るのが一番。
重低音が気持ち良かったな。
このコンビの出会いと別れ、終わりと始まりが最高だった!
と言う事だけ。
映画館で観てなかったら訳わかんねぇよ。
で終わってたのが、映画館だと清々しいほど分からない!
むしろそれが気持ち良い!
何か凄い事が起こってないか?
と2時間飽きずに観れました。
分からないからつまらないじゃなく、
分からないけど、凄いもの見れたと言う手答え。
早く誰かの解説見たい。
007へのオマージュ
3回見たくなりました
頭フル回転の快感
時間を逆行して世界を救う男の話。
頭から読んでも後ろから読んでもテネット。
タイトルから逆行感あって洒落てる。
タイムスリップではなく時間の逆行です。
仕掛けはシンプルなのに最高に難解でした。
弾丸だけ戻るだけならまだしも
人自身が逆行して過去に戻り始めて軽くパニック。
それを複数人やり始めてもう頭フル回転!
途中理解が追いつかないとこもあり
観終わった瞬間「お、おぅ、、、」ってなった。
多分3割ぐらいしか理解できてないから
解説読んであと3回観れば理解できるんだろうな。
全て理解できなくても話の大筋は分かるし、
とにかく撮影とか演出がすごいし
音楽は相変わらず最高だし
警戒してる人たちにも観てほしいです!!
理解できてないモヤモヤが残ると思いきや、
頭フル回転したせいか異様な快感に襲われます!
今回もノーラン様ありがとう。
IMAXで観たら音楽をより一層楽しめます!
バインバインな音楽が心臓に響きます。
Reテロから始める「から騒ぎ」?
「物語の一部となって感じて欲しいんだ」「映画館の座席にしっかり掴まって欲しい」
メイキング映像の、[撮影]の人とセイター役のインタビュー
まさにそう思った。
ここまで没入して、手放しで体を爆音と優美な映像に預けたのは初めてかもしれない。
150分、最初から瞬発してて楽しく、
途中わかんないところが出てきながらも、引き込まれて引っ張られて、疲れながらも最後まで重厚で濃厚で引きずり回された。
お金かかってるなあ〜と感じるシーンには、技術とか(もすごいんだろうがそこ)じゃなく、単純に「クリストファーノーランの財力やばああ」と圧倒されて、呑み込まれた。
オペラのエキストラ
飛行機がクルマ巻き込みながらビルにイン
あとほかに好きなところは、
高速道路で自動車を、
マジ卍!ブロック みたいに挟むところが、スパイ映画っぽく、ナイスなプランがひとつひとつ実行されていく感が爽快だった。
セイターのこっぴどい悪役感も、終始圧倒された理由だと思う。そして、全く負けてない妻の反骨スピリットも
逆さまなものほどお互いに補い合い、魅力ある現在を生む
お恥ずかしながら、ノーラン監督作品を初めて拝見。
SNSで『MIU404』の最終回に似ていると聞いて気になったので。
難解という噂がすごく先行していて、確かにそれなりに頭をフル回転してもパーフェクトには理解できてないと思うけれど、粗方の筋は普通に観ていれば追える。そんなに煽るほどでは無いと思う。
どちらかというと、何が起きているか理論的に理解することよりも、順行と逆行がせめぎ合い、最終的に同じ画面に収まってるその画を矛盾の無いように作っていることの方が凄まじくてクラクラした。どうやって撮ってるのかもうわからないシーンばっかり。
あとMIUの方は「2人が見た悪夢」という体からの2019年→在り得たかもしれない=コロナがなくオリパラのある2020年→時間が戻り分岐点で分かれた2019年→コロナ禍の2020年と辿って行き、結果として悪夢ではなく全員が生還し、尚且つ404が2020年のこの夏にも東京を生きて密行しているという着地だったのに対して、
TENETは元々順行している自分と逆行後の自分がパラレルワールドとして存在するので、全く同じでは無いかと。しかも逆行ってただ時間がパッと戻るんじゃなくて時間は同じ分かけないと戻れないんですね。より複雑な感じ。
個人的には男バディものとして最後の2人のやりとりが胸熱。
順行組と逆行組で配置が分かれた時点でなんとなく予感がしたけれど、逆行している者は未来を、全てを知っているわけです。それでも逆行から順行へと転じたニール。
自分の役目を痛いくらいに知っているからこそ、その先の自分の役目の終わりの結末まで解った上で、在るべき自らの終焉に向かう。
そしてその先も順行していく主人公は、あの小銭のような形のアレを見遣った瞬間に、やっと真に自分の役目を理解し、為すべき"後処理"までこなしてラストではじめて本物の主人公となる。
だからこそ初めて2人が出会ったボンベイの炭酸の邂逅が美しい。知らないはずの貴方が私を知っている理由。片方は待っていて、片方は全く知らない。知っている者は最期まで秘密を守り、知らぬ者はそれ故にその強さで人類まで救う。「無知こそ武器」がここで活きる。
しかも、私はここまでは気付けなかったけれど、あの息子ってニールなんですね?どこで言ってた?
まあ知らんけど、それなら期せずしてニールの未来を守ろうとする主人公と、成長したニールは何度も過去で主人公の危機を救うんですよ…互いが互いを助けて生かしあって。もう人類の滅亡とかどうでもいい、ってくらいこっちの方が尊すぎる…クソエモドラマじゃねえかよオイ。
赤と青、火と氷、過去と未来。逆さまなものほどお互いに補い合い、魅力ある現在を生む。
何が難しいのか分からん
かなり分かりやすく面白い映画だった
物理の知識があるからか?
たしかにエントロピーとかその辺は"無知"には難しいかもね
ラスト10分の作戦の興奮が堪らない
サウンドトラックは抜群に良い
やられたーっ!!
斬新な映像、既成概念を覆す設定!
純粋に興奮した。辻褄合わせはまたいずれ
興奮した。
最初から最後まで、息もつけないほど、時間も忘れて。
クリストファー・ノーラン監督、時間と空間の画き方がいつも面白い。
だから常にこんがらがる。
あれはどういう意味なのか、どう繋がっているのか。
大画面で興奮しながら観ていたら、そういうのよくわからない。
でもそれはそれでいい。
興奮したし、面白かったから。
『逆行』という観点。
秀逸だ。
過去に戻る。タイムトラベルとかタイムリープとか言われるものと違う。
遡る。
そこからあの映像が生まれてくる。
自分が進む横で、巻き戻されてる誰かがいる。
なんとも楽しい画じゃないですか。
こういうものこそ映画館で見るべきものだな。
エリザベス・デビッキ。
美しい。神だな。
それもまた映画の醍醐味。
ワケわからん(苦笑)
IMAX2Dで観賞。
途中でもうどうでも良くなってきました。
まだ、皆さんのレビューをほぼ読んでませんが、ストーリーが理解不能だったのは私だけでしょうか。
ストーリーの斬新さは感じました、タイムトラベル物と言って良いのか少し疑問もありますが、今迄に無い視点からとでも言うのでしょうか。
ですが、現在、過去、未来が入り乱れて、根本的な「逆行」という事が理解出来ないまま物語はどんどん目まぐるしく進んでいってしまい、私は完璧に置いてきぼりにされました。
その為、ワクワク感や、次のシーンの期待感(ストーリーを理解出来てからこの先どうなるんだろう、ワクワク、みたいなのが初めて出ると思うのですが)とか、何も感じず、ただ目まぐるしく息つく暇もなく終ったって感じです。
アクションシーンぐらいですかね、良かったのは。
ストーリーの着眼点の試みとしては意気込みを感じますので星2個半はそこだけくみ取ってです。
個人的にはほぼ見所なしでした。
何度も映画館に足を運ばせる作品!
初回観賞時の感想。
監督過去作の「インセプション」「インターステラー」を観た身としては「ノーラン監督、今回はSF要素の中でも複雑な「時間」というモチーフを用いて更に色んなテーマを発展させてこうきたか…!」という感じでまず感動。ノーラン監督は作家論を書きたくなるクリエイターだ。
しかしこれは色んな点で1回観た感じだと混乱の極みなのでもう一度観に行こうと思う…!
しかしノーラン監督作品だから!と心して観たのにわからない点が多すぎて悔しい…。
名前がない主人公。TENETとは一体何なのか?突き詰めると主人公のこと?
一連の戦いの本当の発端は何なのか?
時間はループしているのか?パラレルワールドなのか?
この映画において起点となるシーンはどこなのか?(時間軸で考えると映画の流れ通りに時間が流れているわけではない?)
異なる時間軸の自分と対峙することのリスクはどうなったのか?
…などなど細かな点を挙げればもっとたくさんの疑問が出てきて考え始めると頭いたくなる…!
それながら扱っているテーマは王道(おそらく)なのがすごく良くて、異なる時間軸からきたニールと主人公の友情は熱くて切ないし、主人公が時間に干渉することで大切なヒロインや世界を救うという結末も良い。
ロケーションも全世界にまたがっていたし、アクションシーンも派手で格好良くて映像も素晴らしかった!
派手すぎる空港爆破。過去に飛ぶと逆向きに流れる世界、熱が逆変換されるという何ともSFなギミック。
物語の解釈が追いつかずとも、これが構成、演出、アクションすべてこだわって考え抜かれた作品なのはわかるし、ラストシーンは熱かった…。主人公とニールの友情。一つの時間軸に留まれないニールの切なさ。
あと今回改めて感じたのが、色んなわからなさがシナリオや演出の荒さじゃなくてこちらの考察が追いついてないんだ、と思える作り手の作品を観る幸せ。
監督も本気で読み取ろうとする観客を信じてくれるし、観客も「ノーラン監督なら意図を持ってこうしている。わからないのは自分の解釈が追いついていないからだ」と信じられる信頼関係ができてるのがすごいことだよなあ…。
何にせよもう1回観に行くぞ。
「逆行世界」という新感覚映像体験
先に観に行った方々のレビューで賛否両論な事を知っていたので、期待値を高めずに鑑賞しました。
これは難解である事を前提として見る事を、強く強くお勧めいたします!一回で話が分かるような映画では決してありませんし、何度見ても分からない所があると思います(笑)
(そこが魅力的でもありますが…(笑) )
スパイの主人公が、気づけば世界の運命を左右する物事に巻き込まれていくストーリー。
命の危険から救われたと思ったらなんだか知らないやからに任命されて、急に現れた同業者とバディ組んで、気づいたら「いやこれ、誰と戦ってんの。どーなってんの」と観客が置いてけぼりになりかねないほど色々困惑する事が山盛り。
だけども!
突如として現れる不可解な場面が、後半になり「あの時のこれがこの時のあれだったったのか!」と一気に繋がったときの鳥肌が凄い!
伏線が繋がった時の興奮と、その映像の違和感ながら完成された動きに感動します!
出演者達は何テイクも撮り直しながらこの映像を作り上げたんだろうなぁと思うと、こんな新感覚の映像体験をさせてくれて本当にありがとうと言いたいです。
現代の撮影技術とスタッフの努力の結晶でできた「時間のワンダーランド」。繰り返し観る事必須ですね。
そして言い忘れちゃいけない。映画館で観るべき映画でした。
それほど話題になるものか?
評論家などから絶賛する声を多く聞いて見に行ったが、これが?というのが感想。
わかりにくいし、悪のスケールと動機が小さすぎるし、タイムワープも新しいものでは無い。確かに映像技術的にはすごいかもしれないが、そこが売りなの?
見てる最中ちょっとついていけなくて、これをアニメのドラえもんに置き換えたら丁度いいくらいじゃない?なんて考えてしまった。
お金、時間、制作者の苦労とも、そりゃ大変だったでしょうに、こんなこと思ってしまって本当にすいません(^^;
どんなときもベストを尽くす事が必然の結果を招く
どんなときもベストを尽くす事が必然の結果を招く
そんなことを思ったのが、クリストファーノーラン監督のTENETを観てからだった。
TENETは主人公の「名もなき男」が未来から来た敵と戦い、世界を救うというSFアクション映画だ。
未来人は自分たちの住む地球が滅亡の危機に瀕しており、なす術なく科学者が開発した「アルゴリズム」を使って
右(始まり)から左(地球の終わり)に流れる時間の流れを左から右に逆行させる事で、助かろうと考える。
しかし、科学者は時間を逆行させてしまえば、過去と未来で全ての生命が消滅する事態に陥る事を懸念する。
時間を逆行させるということは歴史を逆順するという事、先に祖先が死んでしまえば子孫の人間は生まれなくなる。
このパラドックス(矛盾)が生じることで、アルゴリズムを発動した瞬間、過去の人類も未来の人類も一瞬にして消滅してしまう事を恐れた科学者は
「アルゴリズム」を9つに分解し、過去の時代に隠してしまう。
しかし未来人はそれがわからず、過去の時代に隠したアルゴリズムを集め発動させる使命をセイターという武器商人に託す。
(武器商人になったのも未来人の援助あってのことなのだが)
TENETではそのアルゴリズムの起動を防ぐ為に「名もなき男」が謎の組織にスカウトされ奔走するストーリーだ。
名もなき男はCIAの特殊工作員であり、テストという形でウクライナのオペラハウスで起きるテロ事件の果てに謎の集団にスカウトされる。
そしてセイターの思惑を察知した名もなき男は時間を遡りながらアルゴリズムの争奪戦を行う。
この映画の肝は、時間移動にあるが、驚くのが時間移動の方法と、時間に対する「考え方」だ。
TENETでは未来の敵が時間を「逆行」して進んでくる。
逆行とは読んで字のごとく、時間を逆に進んでくる、単純なワープではない。
例えば10年前に戻りたいと思えば、10年分の時を過去の方向に歩いていかなければならない。
2020年の現在、20歳の少年が2010年に戻りたいと「逆行」したとしても、10年分歳を重ねることになるので、2010年に戻れた時には30歳になっているということだ。
そして「逆行」はあくまでも起きた出来事の「結果」に対してのものであって、どうあっても「結果」を変えることは出来ないように描かれている。
というのもこの映画の始まりは時間を右から左に進む「巡行」で話が進んでいく。
オペラハウスでのテロ事件(テスト)→スカウト→同胞との邂逅→セイターとの接触→ハイウェイでのアルゴリズム争奪戦、と目の前で起きる出来事は全て我々が感じることのできる時間の流れで進んでいくのだが、ハイウェイでの争奪戦の際、我々は信じられない光景を目の当たりにする。
セイターが時間を「逆行」してアルゴリズムを奪いに来るのだ。それが巡行目線で描かれる。
車が逆再生のように動き、主人公達を追い詰める。
これは「挟撃作戦」と言って、巡行の流れにいるセイターの仲間達がセイターに主人公達の動きを逐一教え(始まり)、
アルゴリズムを奪われた瞬間(終わり)にセイターが「逆行」し、起こる出来事を全て知った上での強襲をかけてくるのだ。
始まりと終わりが連携することで強奪の瞬間という時間を挟み撃ちする作戦なのだ。
アルゴリズムを奪ったセイターはそのまま逆行し、とある時間に戻りアルゴリズムを発動させようとする。
その場所がスタルスク12と言うセイターが生まれたロシアで核爆発により投棄された地図にない都市だ。
セイターはこの場所で核爆発をスイッチにアルゴリズムを発動させようと画策する。(ここにはもう一つスイッチがあるのだけど割愛)
名もなき男はそれを阻止する為に「逆行」し、スタルスク12で最終決戦に挑む。
実はこのスタルスク12は物語の序盤、主人公達の同胞、プリヤとの邂逅時にキーワード(話題)に上がる。
プリヤとのちょっとした与太話の中で、名も無き男がオペラハスに居た同じ時、スタルスク12で謎の爆発が起きたことが告げられる。
この謎の爆発がスイッチになる爆発のことであり、すでに起きた出来事である事が判明する。
アルゴリズムが発動した瞬間、全ての人類が消滅する。
しかし、ハイウエイでのアルゴリズム争奪戦まで、名もなき男達は「消滅」していない。
これはつまり、「アルゴリズムは発動しなかった」=「名もなき男の勝利」は確定している「結果」である事が判明するのだ。
中盤で名も無き男はこの事に気づき、相方で謎の組織から出向してきた相棒ニールに告げる。
「今ここに俺たちが居るってことは、未来は救われたって事じゃないのか?」と。
対して、ニールはこう返す、
「結果がわかったとしても僕らが何もしない理由にはならない」と。
このあたりでこの映画は「与えられた結果に対して事を全うする男達のドキュメンタリー」である事がわかる。
主人公がスカウトされたのも、セイターがアルゴリズムを奪ったのも、全ては「結果」にとっては織り込み済みの内容であり、
名もなき男はその「結果」を全うするための「主役」でしかないのである。
それを理解した上で如何にして結果に導いていくのか、スタルスク12に降り立つ名もなき男は、
エンディングまでどんな事があってもこのプロセスを重視するTENET(主義)を貫き通すのだ。
そして相棒ニールから告げられる「告白」、彼もまた主義を貫く男である。
そして最終的には大団円の良い結果をもたらすのだ。
未来を知ろうが、知りまいが、今目の前で起こる出来事に対してのTENET(主義)を持ち行動する事。
彼らに比べて僕らはなんと贅沢であろうか?
僕らはどれだけ頑張っても未来のことはわからない。
ただ目の前で起こる出来事をこなすだけだ。
少ししんどければサボる事もできるし、やめる事だってできる。
そこにはなんのプレッシャーもない。
TENETの登場人物は、未来を知りながらも安堵はしていられない。
自分たち一人一人が役割を果たさなければ結果がもたらされないことを知っているのだから。
与えられた状況が自分にとって不満であったとしても、「自分に決してブレない大切な事」=「主義」を貫いて全力で生きていく事、
この時代において全ての人々が大切にしなくてはいけない事がこの映画の強いメッセージ性である。
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