TENET テネットのレビュー・感想・評価
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最後のどんでん返しが最強!
この映画、監督の凝りすぎで、一回観ただけでは判らない部分が多いです。言えるのはSFと007が合流しているような作品です。最後のドンデン返しは最強と言っても過言ではないでしょう。悪党の妻役の191cmのデビッキの存在は、ある意味この映画での心休まる部分かも知れません。時間軸の逆行と通常の時間の進行の中で、兵士は戦います。この不思議さは、やみつきになりそうです。いずれにしても、未来はパラレルワールドというものが、ごく普通に語られる世界になると思うと、この作品は先を行っています。また、核戦争そのものがたいした問題ではなく、むしろ全てが消滅する兵器の方が、もっと怖いということを知ることができます。冒頭の音楽会から一直線に進展していくストーリーは、ほとんどの方が面食らうと思います。判らないことだらけで進んで行く映画ですが、その謎解きは最後に半分解けます。それでもまだまだ消化出来ない魅力ある作品なのです。
考えるな、感じろ
CMがクソつまらなさそうだったので、なかなか観る気になれなかったけど、
たまたま時間が空いて観てみたら、
やられた!!!
映像不可能と言われているSF小説をそのまま映画にしたような、とにかく観たことのない映像が雪崩のように襲いかかる。
そこかしこにある鍵を見つけ難しいパズルを解きつつ、驚きドキドキしてあっという間の2時間半。
今どきもっと長くできるだろうけど、あえてこの時間にスッキリと無駄なくまとめてみせたノーラン監督の腕にあらためて感嘆。
いやぁ、映画って面白い!
映画館に帰ってこられてほんと良かったとしみじみ思う1本でした。
小賢しいネタバレとか難解とか気にせず、未来を体感してほしい。
P.S.デンゼル・ワシントンの息子がこんな立派な大人に…!年取ったわけだ(笑)
終始混乱
この映画はアクションシーンが多くあり、かなり見応えがあったので長時間飽きることなく観ることができたのが良かったです。
久々に友達と揃って映画館で鑑賞したので、音の質や体に響く重低音と大音量は(心臓の音と同じぐらいのテンポで流れてくるからシーンと共に自分の緊迫感も上がる!!)この映画の楽しみどころでした!
ただ、私が普段からストーリーが比較的分かりやすいコメディや、明るめの実話を元にした映画をよく観ているせいか、今回のSF(?と言っていいのかも分からないのですが)演出にはあまりついていけず、、、
映画を観ていた後半から感じたのですが、
テネットとは、時間軸、逆転、そもそもなぜこうなったのか、などこの映画を観る際、初見であれば考えずに観た方がいいですね。
登場人物たちも、テネットの話を初めて説明された時((全く意味分かんねえ、、))って反応をしてますが、映画を観てる私も(ずっと観てたけど私も分かんねえよ、)って思いながら観てました。
よく映画の設定を説明してくれるようなシーンがありますが、物理とか時間の概念とか哲学みたいな話だったので、理解しようと一生懸命字幕を追っていましたが、、。後から考えると独特な世界観漫画の1ページ目から始まるめちゃくちゃ長いストーリー設定を一回飛ばして読んでみてもなんとなく楽しめるみたいに、今回の映画もフィーリングで楽しめば良かったのではないかなと。
細かいところまで知りたかったらまた2・3回と観て研究すれば良いと思います。
今回はストーリーの分かりづらいさと、登場人物のキャラクターがなんとなくハマらなかったところは少し残念でした。
多分なんですが、他の映画の様にお互いを名前で呼ぶシーンや深い絆を築くシーンが少なかったからかな?と。ほとんど決まった顔しか出てこなかったのに、真面目な主人公も、頼りになる相棒も、囚われの身の奥さんも、なんとなーく全員が脇役っぽく薄れてしまったように感じました。
清々しいほど分からなかった
気合いを入れて集中して観た。
前日に「メメント」も観て準備万端。
1時間が経つまでは、あれ?こんなもんか、
意外とついて行けてんじゃね?
と思っていたら、
逆光の世界に行ってから完全に置いてかれた。
何をしようとして何が出来たら成功なのか?
何も分からない。
僕が分かったのは、やはり映画は映画館で観るのが一番。
重低音が気持ち良かったな。
このコンビの出会いと別れ、終わりと始まりが最高だった!
と言う事だけ。
映画館で観てなかったら訳わかんねぇよ。
で終わってたのが、映画館だと清々しいほど分からない!
むしろそれが気持ち良い!
何か凄い事が起こってないか?
と2時間飽きずに観れました。
分からないからつまらないじゃなく、
分からないけど、凄いもの見れたと言う手答え。
早く誰かの解説見たい。
007へのオマージュ
3回見たくなりました
頭フル回転の快感
時間を逆行して世界を救う男の話。
頭から読んでも後ろから読んでもテネット。
タイトルから逆行感あって洒落てる。
タイムスリップではなく時間の逆行です。
仕掛けはシンプルなのに最高に難解でした。
弾丸だけ戻るだけならまだしも
人自身が逆行して過去に戻り始めて軽くパニック。
それを複数人やり始めてもう頭フル回転!
途中理解が追いつかないとこもあり
観終わった瞬間「お、おぅ、、、」ってなった。
多分3割ぐらいしか理解できてないから
解説読んであと3回観れば理解できるんだろうな。
全て理解できなくても話の大筋は分かるし、
とにかく撮影とか演出がすごいし
音楽は相変わらず最高だし
警戒してる人たちにも観てほしいです!!
理解できてないモヤモヤが残ると思いきや、
頭フル回転したせいか異様な快感に襲われます!
今回もノーラン様ありがとう。
IMAXで観たら音楽をより一層楽しめます!
バインバインな音楽が心臓に響きます。
Reテロから始める「から騒ぎ」?
「物語の一部となって感じて欲しいんだ」「映画館の座席にしっかり掴まって欲しい」
メイキング映像の、[撮影]の人とセイター役のインタビュー
まさにそう思った。
ここまで没入して、手放しで体を爆音と優美な映像に預けたのは初めてかもしれない。
150分、最初から瞬発してて楽しく、
途中わかんないところが出てきながらも、引き込まれて引っ張られて、疲れながらも最後まで重厚で濃厚で引きずり回された。
お金かかってるなあ〜と感じるシーンには、技術とか(もすごいんだろうがそこ)じゃなく、単純に「クリストファーノーランの財力やばああ」と圧倒されて、呑み込まれた。
オペラのエキストラ
飛行機がクルマ巻き込みながらビルにイン
あとほかに好きなところは、
高速道路で自動車を、
マジ卍!ブロック みたいに挟むところが、スパイ映画っぽく、ナイスなプランがひとつひとつ実行されていく感が爽快だった。
セイターのこっぴどい悪役感も、終始圧倒された理由だと思う。そして、全く負けてない妻の反骨スピリットも
逆さまなものほどお互いに補い合い、魅力ある現在を生む
お恥ずかしながら、ノーラン監督作品を初めて拝見。
SNSで『MIU404』の最終回に似ていると聞いて気になったので。
難解という噂がすごく先行していて、確かにそれなりに頭をフル回転してもパーフェクトには理解できてないと思うけれど、粗方の筋は普通に観ていれば追える。そんなに煽るほどでは無いと思う。
どちらかというと、何が起きているか理論的に理解することよりも、順行と逆行がせめぎ合い、最終的に同じ画面に収まってるその画を矛盾の無いように作っていることの方が凄まじくてクラクラした。どうやって撮ってるのかもうわからないシーンばっかり。
あとMIUの方は「2人が見た悪夢」という体からの2019年→在り得たかもしれない=コロナがなくオリパラのある2020年→時間が戻り分岐点で分かれた2019年→コロナ禍の2020年と辿って行き、結果として悪夢ではなく全員が生還し、尚且つ404が2020年のこの夏にも東京を生きて密行しているという着地だったのに対して、
TENETは元々順行している自分と逆行後の自分がパラレルワールドとして存在するので、全く同じでは無いかと。しかも逆行ってただ時間がパッと戻るんじゃなくて時間は同じ分かけないと戻れないんですね。より複雑な感じ。
個人的には男バディものとして最後の2人のやりとりが胸熱。
順行組と逆行組で配置が分かれた時点でなんとなく予感がしたけれど、逆行している者は未来を、全てを知っているわけです。それでも逆行から順行へと転じたニール。
自分の役目を痛いくらいに知っているからこそ、その先の自分の役目の終わりの結末まで解った上で、在るべき自らの終焉に向かう。
そしてその先も順行していく主人公は、あの小銭のような形のアレを見遣った瞬間に、やっと真に自分の役目を理解し、為すべき"後処理"までこなしてラストではじめて本物の主人公となる。
だからこそ初めて2人が出会ったボンベイの炭酸の邂逅が美しい。知らないはずの貴方が私を知っている理由。片方は待っていて、片方は全く知らない。知っている者は最期まで秘密を守り、知らぬ者はそれ故にその強さで人類まで救う。「無知こそ武器」がここで活きる。
しかも、私はここまでは気付けなかったけれど、あの息子ってニールなんですね?どこで言ってた?
まあ知らんけど、それなら期せずしてニールの未来を守ろうとする主人公と、成長したニールは何度も過去で主人公の危機を救うんですよ…互いが互いを助けて生かしあって。もう人類の滅亡とかどうでもいい、ってくらいこっちの方が尊すぎる…クソエモドラマじゃねえかよオイ。
赤と青、火と氷、過去と未来。逆さまなものほどお互いに補い合い、魅力ある現在を生む。
何が難しいのか分からん
かなり分かりやすく面白い映画だった
物理の知識があるからか?
たしかにエントロピーとかその辺は"無知"には難しいかもね
ラスト10分の作戦の興奮が堪らない
サウンドトラックは抜群に良い
やられたーっ!!
斬新な映像、既成概念を覆す設定!
純粋に興奮した。辻褄合わせはまたいずれ
興奮した。
最初から最後まで、息もつけないほど、時間も忘れて。
クリストファー・ノーラン監督、時間と空間の画き方がいつも面白い。
だから常にこんがらがる。
あれはどういう意味なのか、どう繋がっているのか。
大画面で興奮しながら観ていたら、そういうのよくわからない。
でもそれはそれでいい。
興奮したし、面白かったから。
『逆行』という観点。
秀逸だ。
過去に戻る。タイムトラベルとかタイムリープとか言われるものと違う。
遡る。
そこからあの映像が生まれてくる。
自分が進む横で、巻き戻されてる誰かがいる。
なんとも楽しい画じゃないですか。
こういうものこそ映画館で見るべきものだな。
エリザベス・デビッキ。
美しい。神だな。
それもまた映画の醍醐味。
ワケわからん(苦笑)
IMAX2Dで観賞。
途中でもうどうでも良くなってきました。
まだ、皆さんのレビューをほぼ読んでませんが、ストーリーが理解不能だったのは私だけでしょうか。
ストーリーの斬新さは感じました、タイムトラベル物と言って良いのか少し疑問もありますが、今迄に無い視点からとでも言うのでしょうか。
ですが、現在、過去、未来が入り乱れて、根本的な「逆行」という事が理解出来ないまま物語はどんどん目まぐるしく進んでいってしまい、私は完璧に置いてきぼりにされました。
その為、ワクワク感や、次のシーンの期待感(ストーリーを理解出来てからこの先どうなるんだろう、ワクワク、みたいなのが初めて出ると思うのですが)とか、何も感じず、ただ目まぐるしく息つく暇もなく終ったって感じです。
アクションシーンぐらいですかね、良かったのは。
ストーリーの着眼点の試みとしては意気込みを感じますので星2個半はそこだけくみ取ってです。
個人的にはほぼ見所なしでした。
何度も映画館に足を運ばせる作品!
初回観賞時の感想。
監督過去作の「インセプション」「インターステラー」を観た身としては「ノーラン監督、今回はSF要素の中でも複雑な「時間」というモチーフを用いて更に色んなテーマを発展させてこうきたか…!」という感じでまず感動。ノーラン監督は作家論を書きたくなるクリエイターだ。
しかしこれは色んな点で1回観た感じだと混乱の極みなのでもう一度観に行こうと思う…!
しかしノーラン監督作品だから!と心して観たのにわからない点が多すぎて悔しい…。
名前がない主人公。TENETとは一体何なのか?突き詰めると主人公のこと?
一連の戦いの本当の発端は何なのか?
時間はループしているのか?パラレルワールドなのか?
この映画において起点となるシーンはどこなのか?(時間軸で考えると映画の流れ通りに時間が流れているわけではない?)
異なる時間軸の自分と対峙することのリスクはどうなったのか?
…などなど細かな点を挙げればもっとたくさんの疑問が出てきて考え始めると頭いたくなる…!
それながら扱っているテーマは王道(おそらく)なのがすごく良くて、異なる時間軸からきたニールと主人公の友情は熱くて切ないし、主人公が時間に干渉することで大切なヒロインや世界を救うという結末も良い。
ロケーションも全世界にまたがっていたし、アクションシーンも派手で格好良くて映像も素晴らしかった!
派手すぎる空港爆破。過去に飛ぶと逆向きに流れる世界、熱が逆変換されるという何ともSFなギミック。
物語の解釈が追いつかずとも、これが構成、演出、アクションすべてこだわって考え抜かれた作品なのはわかるし、ラストシーンは熱かった…。主人公とニールの友情。一つの時間軸に留まれないニールの切なさ。
あと今回改めて感じたのが、色んなわからなさがシナリオや演出の荒さじゃなくてこちらの考察が追いついてないんだ、と思える作り手の作品を観る幸せ。
監督も本気で読み取ろうとする観客を信じてくれるし、観客も「ノーラン監督なら意図を持ってこうしている。わからないのは自分の解釈が追いついていないからだ」と信じられる信頼関係ができてるのがすごいことだよなあ…。
何にせよもう1回観に行くぞ。
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