「原点にして頂点とはならなかったが」るろうに剣心 最終章 The Beginning かぶーさんの映画レビュー(感想・評価)
原点にして頂点とはならなかったが
剣心が人斬りだった頃の話。
剣心は泥沼をもがいていたような時代だし、finalで雪代巴の結末も分かっていたので、重そうな展開になると予想。
beginningを見るとやはり切なさが終始とても伝わった。
映像もどこか色味が少なく加工されているように見え、哀愁漂う感じ。
有村架純の演技、表情が雪代巴として完璧すぎて、魅入ってしまった。
finalで雪代巴が剣心に斬られたシーンは、巴が体を投げ出さなくても剣心勝てたのでは?とか思ってたけど、剣心はひどい状態だったんだとbeginningを見て理解。
(けどあれで相手まで倒れるかね)←小声
緋村剣心の原点が築かれていく過程を描いていたが、finalと同じ映像も多かったりして、1作品としてでなく、るろうに剣心という大作を完成させるラストピースとしてbeginningを見ると良いのでは。
finalと比べるとストーリーも良い意味ですっきりとした印象なので。
過去作のようにのほほんとしたシーンもなく、空気が張り詰めたような展開が続きます。
剣を地面に刺してやっと平和な世の中が来る、、のシーンはバッドエンドの中でもこれからの希望が垣間見える終わり方だった。
finalで剣心が巴の墓から薫と手を繋いで幸せそうに去っていくのを見て、巴の剣心を守るという十字傷への強い気持ちも晴れたのかなとか思いました。
てかあそこからいつ「ござる」とか言うようになるの?笑