「村上虹郎で⭐︎マイナス2」るろうに剣心 最終章 The Beginning Yu0911Sさんの映画レビュー(感想・評価)
村上虹郎で⭐︎マイナス2
結論から言うと観なくても大丈夫な作品です。
前作鑑賞済の方はお察しだとは思いますが、2部作とは題してありますが、前々作の前後編とは違いあくまで前作THE FINALの補完でしかありません。
最近よくある映画公開日のゴールデンタイムにやるテレビスペシャルレベルの内容です。
前作の神木隆之介のようなサプライズがなにかあるかもと期待はしておりましたが特になし
この監督の癖なのですが、とにかく今2部作は回想シーンが多いです。個人的には同じ作品内で回想としてまた同じシーンを流すのは手抜きと捉えてます。
しっかり拘る監督ですと、例えば剣心の回想シーンなら剣心目線のシーンをしっかり用意します。
しかしこの監督は回想シーンを多用する割には専用カットも用意しないただの焼き増しシーン流すだけです。
終いにはラストシーンもほぼ1作目のシーンそのまま流すだけ、手抜きです。
またまさか前作THE FINALで散々流れた雪代巴(有村架純)がそのままでほぼラストシーンなのは予想外でした。
前作観てればわかってる結末に向かっての作品はまぁありなんですけど
まさか特に後日談、サプライズもなくそのままやって終わりはさすがにクオリティが低過ぎるというか
公開順が逆ではあまり成立しない2部作なのでやっぱり普通にこの2作の内容混ぜて前後編でやったほうが正解だったと思う。
ちょっと奇を衒い過ぎた。
同じワンオク主題歌繋がりで、仮に以前公開した「キングダム」が2部作公開で1部目はそのままの内容、2部目が嬴政と漂の出逢いとこんな会話してましたとかラストシーンは漂が死ぬシーンをまたそのまま流しますで皆さん納得しますかね?
私はそんなイメージでした。
かなり手抜きな作品だなぁと
俳優陣の演技はさすがの一言、いわゆるイロモノではなく実力派が大半を占めてるので観やすいです。
ただ村上虹郎はとにかく酷すぎる。
村上本人は主役顔すぎて脇役ができないことが悩みらしいですが、華がなさすぎる
表示のパターンもないし、声もガラガラ過ぎて聞き取りづらい、演技も下手で沖田が剣心と1戦交えてる最中に咳き込んで崩れ落ちますが、直後に来た斉藤と何事もなく「噂ほどの力じゃない」みたいなセリフをスラスラ言います。なんだこいつ沖田は咳き込み演技して剣心を油断させようとしてたのか?って感じです。
そしてまた殺陣が本当に酷い。これまで吉川晃司や綾野剛や土屋太鳳まで様々な人が素晴らしい殺陣を披露しましたが、練習してないのか運動神経が壊滅的にないのかわかりませんが、他のキャストとは明らかに違うドロンとした剣の振り、下手くそな足運び、引けた腰
回転するシーンがありましたが不自然なくらい後ろ姿のカットだったので恐らくスタントでしょう。
この作品の特徴の速い殺陣もなく、剣を構えて睨み合うシーンが大半だったのでそういうことでしょう。
剣心が新撰組と対峙するのは残念ながら彼だけだったので村上虹郎のせいで作品の評価は大きく落ちました。
あと気になったのは前作も思ったのですが有村架純のメイク?原作とかに寄せたいのか不自然なくらいカラコンかサークルレンズがデカすぎて黒目が不自然すぎました。
あとは家を燃やしながら流れるあの「家、家、家〜」のテーマソング
制作陣はるろうに剣心といえばこのBGM!みたいに思ってるんでしょうが、ぶっちゃけそんな秀逸な曲じゃないですよ、アベンジャーズのテーマとかみたいならまだしも、これは前2部作でも思いました。
またこのテーマソングが爆音で流れた後のエンディングのONE OK ROCKの素晴らしい主題歌の音の小さいこと小さいこと
これが1番酷かったかもしれないです。
とにかく監督の手抜きが多く
作品としてもなんの捻りもないつまらない内容でした。
うん、もうこれ観た
の連発
強いて良いところをあげるとすると
人斬り抜刀斎の全盛期?なので今までにないエグい殺陣が多かったところくらいかなぁ
制作が想定してるサプライズとしては剣心は実は巴を切った時目が見えてなかった!なのかもしれないけど
前作のシーンと辻褄合わせるために切った直後何故かすぐ視力回復するし
下手な脚本です。