「実写だからこその生々しさと美しさ」るろうに剣心 最終章 The Beginning eririnさんの映画レビュー(感想・評価)
実写だからこその生々しさと美しさ
これほど製作者達の労力と熱意のこもったシリーズの最後に相応しい作品だった。シリーズいちばんダークで容赦なく残酷で激しいのに、剣心と巴の描写はただ静かでとても美しい。
だからこそ、2人の心の変化がささやかなところでもよく分かる丁寧な演技でとても良かった。
巴のはじめは少し棘を感じる無表情さなのが、剣心の狂気と儚さ本来の純真さに触れるにつれ、愛おしさを抱いていくのが表情が少ない中でも目やかすかな口元の演技で表現してて有村架純さすが。
佐藤健も言わずもがなだけど、明治の剣心とは違う抜刀斎だったころの無慈悲な荒々しい戦闘シーン、10年前の第一作と変わらないビジュアルすごすぎる。
個人的には、実写だからこそ原作やアニメよりも心情描写がより生々しくて心にぐりぐりと刺さった。
何よりとことん拘ってこの世界を作り上げた製作陣みんなすごい。。
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