「最後の5分」るろうに剣心 最終章 The Beginning ねんさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の5分
OVAをリアルタイムで観て、サントラまで購入し、現在でもin memories〜kotowari〜はヘビロテしてます。それをきっかけに幕末にハマり勿論原作も全巻所有している程度の人間の意見です。
実写追憶編、ずっと楽しみにしてました。
内容、概ね良かったと感じます。
ただ、数点思うところを書かせてください。
①剣心と巴の関係性の構築について
小萩屋のシーンですが、殆ど会話も無く、剣心をただ見つめるだけの巴の描写が多く、OVAで描かれた池田屋事件の巴の『あなたがいつまで人を殺め続けるのか見届けたい、この目で確かに』などのやりとりが無かった為、なぜ巴が剣心に惹かれたのか謎
②エンディングについて
巴を殺めた後、OVAでは巴の亡骸の前で只々うなだれている剣心の元に桂がやって来て、桂の『俺の誤り、飛天な剣は旧時代を壊す為で無く、新時代を守るために使うべきだった。。』
のコメントが無かったのが残念。
剣心ま普通に農作業や食事してるので、
あれ、剣心意外とヘッチャラなんじゃね?
って思っちゃいましたり残念。
そして、一番ダメなのは家を燃やしてからの描写。
OVAでは、京に戻り遊撃剣士となり新撰組と対峙し、雨の中眠る剣心を巴が優しく抱きしめるといった最高の演出がありましたが、桂が実写では丸々カットされ、過去に見た鳥羽伏見のシーンのみ。
これだけは本当にがっかりしました。
追憶編はエンディングで決まると思っていたので。
ただ、沖田との勝負、残酷描写は良かったです。