「最終章にして全ての始まり」るろうに剣心 最終章 The Beginning きょんさんの映画レビュー(感想・評価)
最終章にして全ての始まり
まず最初に完結おめでとうございますと監督、キャスト、スタッフの方々へ伝えたい。
原作ファンである身としては実写映画一作目が決まった時には正直不安でしたが、想像を遥かに超えるクオリティに一気に魅了されました。
そしてシリーズ5作目にしてついに完結と言う事で、やはり期待を裏切らない仕上がりでした。
今作のメインである剣心と巴の関係や、剣心が人斬りを辞め不殺の誓い立てるようになるまでの経緯が丁寧に描かれていて、原作で重要なシーンも忠実に再現されていたなと感じました。
キャストが発表された際に巴役が有村架純さんというのは正直イメージと少し違うかなと思っていましたが、やはり女優さんとは凄いもので巴のミステリアスな雰囲気や徐々に剣心に心を許していく様を見事に演じていらっしゃり、鑑賞中は巴にしか見えませんでした。
そして何より10年前から剣心を演じている佐藤健さんの外見の変わらなさが凄い。
しかし、外見は変わらずとも一作毎に少しずつ変わっていく剣心の内面を違和感なく演じていらっしゃり、この役と真摯に向き合ってこられたのだなと感服いたしました。
また、前作までのるろうに剣心とは違い、人斬り抜刀斎時代の物語と言うこともあって純粋な時代劇物としても楽しめる内容なのではないかと。
書きたい事が多くて上手く纏まりませんが...笑
FinalとBeginning
それぞれが素晴らしい作品ですが、2作揃って真の最終章だと思いますのでお時間のある方は是非連続で鑑賞してもらいたいです。(どちらから見ても楽しめると思います)
そして一作目がまた見たくなると思います。