ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりからのレビュー・感想・評価
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#37 ここ数年では最高のラブストーリー
目が覚めたら別の世界になってたのはよくある話だか、ほどよいコメディ仕立てと美男美女カップルのおかげで最高の出来になっている。
大事なのは元の世界に戻るんじゃなくて彼女の愛を取り返すこと。
しかし最後は彼女を取り戻すよりも彼女の成功と今の立場を受け入れた主人公が潔い。
コロナ禍だから劇場内で大声で笑えないのが残念。
さらに休業中の映画館が多いから、こんなに良い作品を多くの人に見てもらえないのがもっと残念。
早く映画館が再開されて、みんなに見てもらえますように。
【気が付かないこと】
身近すぎて気が付かないことは沢山ある。
独りよがりだったら尚更だ。
妻や夫、彼女や彼、パートナー、もしかしたら、親や子供、友人だって、そうかもしれない。
昔、「いつも、自分のことばかりだね」と、キツく言われたことを思い出す。
「いつも考えてるつもりなのに」とか、「何か思うところがあれば正直に言えば良いのに」とか、考えて出てくるのは、言い訳と独りよがりの非難めいた言葉だ。
(以下ネタバレ含みます)
オリヴィアとの元の世界の生活を取り戻そうとするラファエルのアプローチは全て自分本位だ。
出会った時のように心を通わせれば…、
本のエンディングを変えさえすれば…。
考えることは外形的で、改めて自分自身のことを考えようとはしない。
でも、エンディングで、オリヴィアのピアノのリサイタルで用意された席に座って初めて気が付いたのだ。
オリヴィアは、ピアノのコンクールで不安な時、席で見守って欲しかったのだ。
力を貸して欲しかったのだ。
自分が初めて小説を書き上げたときには、オリヴィアがじっくり読んで背中を押してくれたり、ピアノの講師で生計を立ててくれていたのではないのか。
そして、何よりも、自分はオリヴィアを愛しているのだと。
ちょっと笑える、このラブストーリー、実は、もう一つ踏み込んで考えてみて、自分自身と照らし合わせてみたらどうだろうか。
実は、身近すぎて気が付かないことは、自分自身のことなのかもしれない。
※ 卓球のダブルスは、2人で共同して行うことの難しさをメタファーとした表したのかしらね?
ふたりで観たら
映画開始直後に上映スクリーンナンバー間違えちゃったか?と超不安に。
つかみはバッチリ。
ストーリー途中から
広瀬アリスのドラマ[知ってるワイフ]みたいかな?と
かなりテンポ良く進むので楽しめた。
また、オリヴイアがめちゃめちゃキレイでキュート。
でも、自分には理解できない部分があり、解説はないので
ドラマの[知ってるワイフ]の方が自分には面白かった。
いい意味で予想が裏切られて、感動のエンディング
高校でしゃべったこともない男女が、偶然のハプニングで警備員に追いかけられ、一緒に逃走。そして、そのまま恋に落ちる。出だしは、昔のラブコメ風。
2人は結婚してラブラブな時期が続いたが、ラファエルがベストセラー作家になったがために2人にすきま風が吹き始める。そして、夫婦ケンカをした翌日に目が覚めるとラファエルはパラレルワールドに飛ばされていた。
主人公がパラレルワールドに飛ばされる作品は、ジャンル物といっていいくらい数多くあるが、そのままパラレルワールドに行ったきりになってしまうにしろ、元の世界に戻ることになるにしろ、設定をどこまで活かせるかにかかっていると思う。
ラファエルはベストセラー作家から単なる小学校の教師に転落、妻であったオリヴィアは、全くの他人でしかも手が届きそうもない国民的ピアニストに変身してしまっている。ラファエルは親友のフェリックスの力を借りてオリヴィアに近づこうとするが、ここからがパラレルワールドの特性を生かしたコメディータッチのシーンが続き、けっこう笑った。
見ず知らずの女性が小学校の同僚and恋人になっていて、その女性とのやりとりがすれ違いコメディーになって、まずひと笑い。親友のフェリックスは、茶目っ気たっぷりの性格だから入れ替わったラファエルを受け入れ、ラブラブ大作戦を楽しんで実行する。ここでも笑いがたくさん。
終わってみれば、いい意味で予想が裏切られて、感動のエンディング。エンディング曲は大好きな「Dancing in the Moonlight」で、感動のまま余韻に浸れて満足でした。
François Civil に抱かれたい(アタシは生物学的には♂)
パラレルワールドのストーリーだが、小説が売れて有頂天になり、忙殺され、大事な彼女を思い遣る余裕のないお前!ラファエル!
一般人でもよくある話しじゃないかと思う。家のライトスタンドをぶっ壊して、呑みにいっちまったお前。バチが当たったんだよ。
本当の恋はいつ訪れるかはわからない。でも、この話はなぜか根本的な男女の相性について考えさせられる。オリビアが言った言葉。「10年前に会っていたら・・・」これは間違いない。パラレルワールドだろうが、そうでなかろうが、そう思えたら本物なのだよ。
私はまだ「私の知らない私の素顔」を引きずっていることに前半の途中から気づいた。ジョセフィーヌ・ジャピ。高校生の頃のピンク色のメガネ。大人になってからはメガネなし。なんとなくジュリエット・ビノッシュの若い頃を思わせる。私の知らない私の素顔のジュリエット・ビノッシュの妄想が怨念のようにこの映画でも続いている物語のような気がして、高校生の頃の初恋と大人の恋のふたつをダブルゲットしたような、ビノッシュにとってはすごいお得感を感じた。
ラストの選択は納得。
だって、自分の都合の悪いところは消去して、新しい状況で最愛の人のために生きることを選択できたんだから
幸せだよ。ズルい。
リセットポイントは二ヶ所あると思う。
高校生の時の意識消失ベンチと結婚後の荒れたあの日。
でも、そのどちらをとっても幸せにはなれない気がする。物語の結末を変えても。
現実では決して元に戻れない夢を見させてもらった。
やっぱり、失ったあとからわかる大事なことの話しだった。パラレルワールドはあんまり関係ない。
親友のフェリックスがとてもいとしいと思った。フェリックスなしでは成立しない世界でもあった。
PINGとPONGは消えない。
フランシス・シビル。男からみてもすごく魅力的。黒のボクサーパンツの突起見た?
本気出したら、もっとすごいよ!
このままフランス映画で頑張って欲しい。ハリウッドに行ったらコ・ロ・ス。
自分の幸せか彼女の幸せか
夢を叶え人気SF作家になった主人公ラファエルとピアニストの夢を諦めた妻オリヴィアの話
ある日目を覚ますとラファエルは冴えない教師、オリヴィアは人気ピアニストでラファエルを知らない世界だったという異世界系ラブストーリー
これ系の話でいつも思うんです。
彼女は自分と一緒が1番幸せ!現世界の彼女の人生なんか知ったことか!彼女が振り向いてくれたら全部OK!的な
すごい自信だな…でもそれは愛なの?
少しは今の彼女の事考えてあげなよと…
本作のラファエルも客観的にみるとクソ野郎成分が強いし自分勝手!なのに結構モテるの(怒)
だけど親友フェリックスとのやりとりや前の世界で妻にしてきた事を振り返る姿に根っこはいいヤツなんだろうなって思えた
だから考えたんでしょうね
彼女の幸せが何かを
ラストのセリフのない流れ…とってもよかった
ラファエル、君のこと嫌いじゃないです
最後に一言
内容とは関係ないのですが
近所の映画館では本来なら6月半ばの公開予定でした
でも緊急事態宣言の影響で期待の新作が次々に延期されていく中で本作は都会と同じ5/7に繰り上げ公開に
いろんな人が動いた結果なんだろうな
おかげで皆と同じ時期に観ることができました
感謝です
見たこと無い顔は妄想で浮かばない
10年前に高校で知り合ったピアニストを目指すメガネっ娘と結婚した小説家の夫が、ある日並行世界で目覚めて巻き起こる話。
忙しさにかまけてピアノ教室を営むオリヴィアとすれ違い、飲みに出かけたラファエルが目覚めると、国語教師だし、結婚してないし、オリヴィアは超有名人だし、自分のことを知らないし、と展開していく。
まあ、お約束なのかも知れないけれど、何の根拠もなくこうすれば戻れる!と勝手に決めつけてそこに向かって行ったりするのってどうなんでしょう。
しかもコメディ要素はほぼ無くて空気感は軽いもののマジメにストーリーが転がって行くし、ダメだったとわかったら、又根拠もなく無くこの世界に来た経緯がわかった!って???
これはこれで結構面白かったけど、元の世界のオリヴィアは放置ですか…これって嫁に似ている別人を好きになって略奪したっていう話になってしまうんじゃないですかね?
これなら戻るか悲哀か、若しくは夢オチという結末の方が良かった。
なんならオープニングからそなままSFアクションでも良かったかもw
もやもやした
異世界というか、パラレルワールドの自分と入れ替わってしまった男のラブストーリー。
前半は「自分が元の世界に戻るためにオリヴィアを利用」する展開で、後半は「いかにもう一つの世界のオリヴィアと寝るのか」にシフトしちゃって、イラついて仕方なく。
男目線の作り方で、全然オリヴィアの話も聞かずに自己完結。
主人公がやるべきことは、「奥さんへの愛を思い出し、自らの行いを反省し、元の世界に戻って二人で幸せになること」または、「自分はどうなってもいいから、二つの世界の二人の『オリヴィア』それぞれに幸せになってもらうこと」ではないかと思うのだが。
ラストで主人公は元の世界に戻らないことを選択するけれども、ナルシストのとった身勝手な自己満足にすぎず、結果としてなんとなくカップル成立というのはご都合主義でしょ?
これでは元の世界のオリヴィアはいなかったことになり、殺したも同然ではないのか?
非常にもやもやしました。
ラストは感動‼️
ラブストーリーとは程遠いスタートの仕方で、観るスクリーンを間違えたかと錯覚した位(笑)
ある日突然彼女と喧嘩を機に別世界へいってしまった1人の男性の物語。
過去にもこんな設定観たことあるような、、、
当たり前と思っていた彼女の存在の大切さを気づかせる話し。
途中眠気が、、、
予告編で期待値高かった。
もっと甘いラブストーリーを想像していました。。。
反省。
でもラストは感動‼️
凄く良い。
終わりよければ全て良しかな。
倦怠期の彼、これを観て彼女の大切さを見直してみては??
別世界でも、好きな気持ち
夫婦のスレ違い、どんなカップルにも起こりうる日頃の鬱憤、パラレルワールドで
自分を知らない設定の妻、女性と出逢い
何とか恋を実らせたい、奮闘する姿が
描かれていました✨
主人公の男性をサポートする親友のエピソードも面白かったです😃
主演の女性は、初めて知りましたが、
ピアノの繊細な音色と共に、美しさが伝わってきました。
フランス映画は、ヤッパ良いわ!ってならない拙さ。
良い事は良いんですけどね。この話、って言うより、この男には声援を送る気持ちになれん事ないですか?
「イヤ。そんな事より、頑張って小説書けば良いんちゃいます?」
などと考えだすと、もうダメw
「この世界・この状態が彼女にとっては一番幸せなんだ。身を引こう。」
ってなるのが最後の最後。で予定通りのオチ。流石に今時、これじゃポロリーンまでは行かんどすw
サイクリングしてた海岸線が綺麗だったのと、親友役のバジャマン・ラベルネは最高でした。
喧嘩した夫婦、もちろん仲の良い夫婦にも観て欲しい
高校時代に出会い結婚したラファエル(フランソワ・シビル)とオリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャピ)夫婦。人気作家として忙しいラファエルと、ピアノ教室を開いてるオリヴィアの夫婦生活はラファエルの多忙によりオリヴィアの話も聞けない状態になっていた。
ある日、オリヴィアと大ゲンカをした翌朝、ラファエルが目を覚ますと見覚えのない部屋に居た。そこは、別の世界、で、ラファエルは無名の中学教師、そしてオリヴィアは人気ピアニストで、ラファエルのことを知らなかったと言う話。
通常このパターンだと元の世界に戻るのだが、これは別の世界のままで終わりを迎えた。
自分が人気作家だと相手を見下し横柄な態度をとっていた事を反省しても元の世界に戻れない。逆の立場になって初めて相手の気持ちがわかると言ういい話だった。
喧嘩した夫婦にぜひ一緒に観てもらいたい作品だと思うし、もちろん仲の良い夫婦もお互いに出会った頃を思い出し、相手を失った場合を考えてみる事も大切だと思った。
良い作品でした。
【"ゾルタンとシャドー" 切なくも、ラストは、多幸感溢れるパラレルワールドラブストーリー。そして、フランスの方々の恋愛観を考えさせらた作品でもある。】
- ラファエル(フランソワ・シビル:最近主演作が増えた。良い事です。)は、高校生時代から付き合って来たオリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャビ パラレルワールドでのピアニストとして成功した姿が美し過ぎます・・。)と、結婚して作家としても、成功したが、オリヴィアとは、すれ違いの日々・・。
そして、ラファエルのベストセラーのSF作品「ゾルタンとシャドー」の同士だった女性兵士シャドーが殺害されるラストシーンを書き終え、喧嘩した翌朝目覚めると・・-
■感想
・ラファエルは、バラレルワールドに行って、立場が逆転したピアニストとして成功したオリヴィアの姿を見て、自分が彼女に対して取っていた、愚かしき行為に気付いたのだろう。
ー オリヴィアの結婚してから、ラファエルとの距離が広がっていく事に対する寂しさ、哀しさ・・。ー
・パラレルワールドのオリヴィアも、必死に愛を求めるラファエルの姿に、徐々に惹かれていったのだろうな。
・ラファエルの親友、フェリックスが可笑しくて、けれども、とても良い男で、作品に良きアクセントを与えている。
<ラファエル。今度こそ、オリヴィアを悲しませずに、大切にしなよ!
多幸感溢れるパラレルワールドラブストーリー。作品の風合いがとても良いなあ。
それにしても、オリヴィアのフィアンセが少し、哀しそうである。
フランス人の恋愛観なのかなあ・・。
”普段、当たり前と思っている幸せが、実は、とても貴重なモノ”なのだという事を、気付かさせてくれる作品である。>
アイデアよしテンポよしのフランス映画!
しかし、最近と言うかここ十年位、フランスの映画って本当にレベルが高いと言うか、面白くなったよな・・・
本作品もまず、アイデア的に良いと思うし、恋愛映画特有の強制お涙頂戴もないし、ジメジメ感もない、しっかりユーモアもあり、それが嫌味にも適当感でもなく、サントラもく、お話もテンポが大変によく、実にしっかりしていて、恋愛映画嫌いの私にも普通に楽しめました。
一番褒められるのは、本作品のアイデアですね。そのアイデアから奇想天外な内容が大変に素晴らしいです。
また、ひとりひとりのキャラクターも大変によく、特にユーモア担当の友人のコミカルな演技がポイントです。
考えさせられる一面もあれば、映画としての見応えも十分あり、もう一度見直したくなる映画でした。
もう一つの世界で、愛を知る
2021年4月17日
映画 #ラブ・セカンド・サイトはじまりは初恋のおわりから (2019年)鑑賞
オンライン試写会
パラレルワールドもので、コメディ要素も散りばめてありますが基本純愛映画です
友人のフェリックスがいい味出してます
エンディングも、余計なものが一切ないのでスッキリ見終われてよかった
無くして気付く事
オンライン試写で鑑賞しました。世界が変わり、オリヴィアを失ってからのラファエルの必死さがとても印象的でした。何よりフェリックスの人の良さが目立った映画だと思いました。普段何気なく近くにいてくれる人の存在を大切にしなくてはいけないのだなと気付かせてくれた映画です。
典型的な邦題ミスの良作
輝かしいキャリアを得た男が結婚生活を破綻させ、ある朝別世界で妻との立場が逆転していることに気付く。
そんなファンタジックな導入を除けば、展開は王道といった感じ。ただし良いタイミングで入ってくるコミカルなシーンやセリフが観客を飽きさせない。
「アバウト・タイム」超えと謳っていたけど、そこまでではないと思う。「アバウト・タイム」の方が愛おしい気持ちになる。でも、安定して観られる良作であることは間違いなし。
……なんだけど、クソみたいな邦題のせいで観たいと思えない作品の典型例。これをレンタルで見かけても、絶対借りないだろうな。もったいない。
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