劇場公開日 2021年5月7日

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「苦手なジャンルだが」ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0苦手なジャンルだが

2021年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

恋愛映画は製作国を問わず観ない。その中でも、韓国ドラマ好きからは殺されそうだが、韓国恋愛ドラマは地上から無くなって欲しいくらい。もちろん、この映画も苦手なジャンル。観ようとした理由は、緊急事態宣言で私の住む地域は映画館が11日まで閉鎖されていて、12日から平日のみ再開されたものの、いつまた映画館が全面閉鎖されるかもしれず、今月末までのポイントを消化しなければならなかったため。で、上映開始時間で無理やりはめ込んだ結果。さらに理由としてもう一つ、恋愛物でもSF要素大の可能性が有ると自分に言い聞かせて無理やり。

この日の3本目。順に、ジェントルマン、シグナル、この映画。結果、3本の内、渋々入れたこの映画が一番面白かった。特に最後は、そう来たかという感じですね。結論として、途中で挿入される主人公の妄想とパラレルワールドを題材にしていることを別にすると、SF要素はほぼ無く、正統派恋愛映画ですわ。毛嫌いしていた恋愛映画、面白いじゃないか。

しかし、この邦題でだいぶ損をしているような気がする。「ラブ・セカンド・サイト」ときて、追い打ちの「はじまりは初恋のおわりから」。虫唾が走りそうで、開始時間さえ合ってなければ絶対観なかったであろう題名。しかも、フランス映画なのになぜか英語の題名で甘々のラブストーリーを想像させる。たしかに、甘々っちゃあ甘々だけど、アメリカ産ラブコメの、最初いがみ合っていたのにいつの間にかに・・・・というアホみたいな安物ストーリーではない、割と硬派の恋愛映画だと思う。とは、これを高評価する自分への言い訳。ところで、題名決定者は、フランスもアメリカも人類みな兄弟で「外人さんは全員同じに見えて区別がでけん」という婆さん並みの知性なのか?

話を最初に戻して、実は恋愛映画・ドラマが案外好きなのかも。このまま行けば、韓国恋愛ドラマもハマルほど面白いのか、ウハハ。しかし、目の中に星をいくつも入れ、胸の前で両手の指を組んで観るようになってたらどうしよう、うげー。

熱帯雨林