ファヒム パリが見た奇跡のレビュー・感想・評価
全51件中、41~51件目を表示
フランスに貢献したから特別なのか…。
いろいろな難民理由がありどうにもならずに不法滞在にならざるを得ず、チェスでフランスに貢献できたから難民認定されたから美談になってるけどこんなんまれなんだろうな
。子供たちが人種の差なく仲良くなるのはほほえましい。
けどやっぱりフランス作品って表現が薄い気がする。
矛盾と戦う子供
フランス実話系。
チェスクラブの指導者役の太っちょおじさんがいい味。
そして、主演(ファヒム役)の新人アサド・アーメッドの演技がまた素晴らしい。
チェスを通じて「好きなことに夢中になれば国籍も年齢も関係なく、皆が気持ちを通わせられる」という一つの理想を見せていました。
そういった純粋な子供の交流を描く根底には移民問題があり、フランスの人権に対する姿勢・方向性へ疑問を投げつけていた印象です。
滞在許可を取る為には就労が必要だが、滞在許可がなければ就労はほぼ不可能という、制度の矛盾を作中で指摘していました。
ある意味そういった矛盾と戦う子供の話だったと思います。
子供同士に国境はない
恥ずかしい話、バングラデシュ、と聞いて「インドの隣の国?」というくらいしか知識がなかった。
それもあってか、冒頭にファヒムの故郷であるバングラデシュが描かれるのだが、全てが新鮮で衝撃的だった。
国境越えや難民センターのシーンも、ただただリアルで息を呑む。
ファヒム達がフランスに移動してからは、両文化の違いが垣間見えて面白かった。例えば、バングラデシュではみんな遅刻するし、誰も待たない。フランスでは、英語で話すと受け入れてもらえない。
ファヒムは、どんどん言葉を覚えて友達を増やしていく一方、お父さんはなかなか文化に馴染めないままだ。大人になる=柔軟性がなくなるってことなのだろうか。
その象徴的なシーンが、ファヒムが急にナイフとフォークを使いだすのを、無言でじっと見つめる父。ちょっと物悲しい。
かと言って、お父さんは決して頭が硬いわけではない。一度聞いたフランス語は、(意味はどうであれ)ちゃんと記憶しているしね!
映画を観た後は、子供同士には国境なんて無いんだなぁと、つくづく感じた。境界線を引いたのは、大人だもんね。
改めて、難民問題について、深く考えるきっかけとなった映画。ありがとうございます。
見慣れたヒューマンムービー
政治難民に苦しむ少年ファヒムが父親とフランスへ逃亡
し、そこでチェスを通して立派な大人へ、そしてフランス国民へと成長していく作品。
実話ベースのためそれなりに見応えはある。ただ個人的には決して悪い意味ではないが、よく見慣れたヒューマンムービーだったかなと言う印象。
ファヒムの出身国であるバングラデシュとフランスの言語間の違いや文化、価値観の違いをうまく描き、時にはそれを笑いとして描かれている。
またこの作品ではファヒムや父親が特別大きな差別を受けたりそれらによって苦しむ姿を強く描かれておらず比較的ポピュラーに見られる作品に感じた。
ファヒムの師となるシルヴァンは古いタイプの良き指導者という姿に見えたが、所々でチェスト人生を重ねる事のできる言葉を送ってくれる。
一人の少年のチェスによるサクセスストーリーだけを描くのではなく、難民をはじめとしたファヒムの背景にある世界的な問題も描かれているが比較的分かりやすく描かれストーリーは展開されるため大人から子供まで楽しめる作品に思えた。
個人的には良く見る見慣れた作品に感じてしまったが、気になる方は是非見て損はないと思う。
【"自ら己のキングを倒すな!"家族を再び一つにする為に異国で、チェスで闘った少年の物語。後半、一気にカタルシスを得た作品。】
-前半はやや、凡庸。
近年フランス映画のテーマに良く取り上げられる、不法移民の実態が映し出される。-
・ファヒムは父ヌラにGM(グランドマスター:国際チェス連盟タイトルを過去取得した方。)に会えるから・・とバングラデシュからインドを経てフランスに到着する。だが、実は父が政変が続く国からチェスのチャンピオンだったが為に身に危険が及んだファヒムを守るための国外脱出だった・・
■ファヒム親子がフランスで出会った人々と学んだ事。
・チェス教室の指導者でありながら、過去のある出来事の屈託を抱えたシルヴァン、優しきマチルド。そして、教室に通う少年少女達。ファヒムは彼らと交流し、フランス語もあっという間に習得する。
バングラデシュでは、当たり前の遅刻も厳しく直される。
-矢張り、頭が良いなファヒム・・。食事の仕方にも慣れて行くファヒム。
"頑張れ、異文化に中々付いていけない優しき父・・。"
愚かしき、通訳。
難民申請を却下され、国外退去を命じられた父。ファヒムイを自分たちの家に招き、泊まらせてあげるチェス教室に通う少年少女達とそのご家族。(それぞれの家庭環境も垣間見える・・。)
この過程でイロイロとフランス移民の実態が見えて来る・・。-
・そして、ファヒムは実力で、地区予選から全国大会へ。”初めての海”を見ながら・・。
〈後半、ファヒムの出場を巡り、シルヴァンが、大会委員に言い放った過去の"前例"。
そして、彼の屈託の原因だったかつてのライバルに差し伸べた手・・。
マチルドが電話で首相に問い掛けた言葉も、心に響いた作品。
ーここのマチルドのセリフが一番、私には沁みたのである。あのセリフを一介の庶民であるマチルドが毅然と口にする姿にである・・。何故なら、ファヒム親子、いやファヒム一家の未来が開ける一歩になったのであるから。ー
そして、今作品で描かれる "父ヌラと息子ファヒムの対比"
今作品は文化の壁を乗り越える難しさを伝える作品でもある。〉
ファヒムとの出会いがパリの人々を変えてゆく
チェス盤に吸い込まれるような緊張感に大興奮!
難民問題のジレンマを描きつつ、ファヒムの魅力が周りの人々に“一歩踏み出す勇気”を与えてくれる映画でした。
実話を基にした映画なので、どこまでが実話でどこからがフィクションなのかはわかりませんが、映画として伝えたかったテーマは、「人は人との出会いによって自分を変える事が出来る」ということだったように思えます。
頭の回転が早く、ユーモアにとんだファヒムはすぐさまコミュニティに溶け込み、
彼の抜きん出たチェスの才能を目の当たりにした人々は、彼の熱量に圧倒され、彼から刺激を受け、彼の為に協力し、彼が更に大きな舞台で羽ばたけるよう働きかける。
それぞれ自分達が出来る、自分に合った方法で。
個人レベルの働きかけであっても、その熱量が通じ、組織や国を動かすことだってある。
いかにも民衆が人権を勝ち取ったフランスらしい闘い方。
そして、変わるのはパリの人々だけではなく、ファヒム自身も。
個性的な仲間やコーチとの関係の中で、いろんな刺激を受けて変わっていきます。
「チェスは戦闘だ」と言い切り、とことん勝ちにこだわるスタイルだったファヒム。
終盤のチェスシーンは圧巻でした。
実は、今回一番楽しみにしていたのは、ジェラール・ドパルデュー様の演技!!(≧∀≦)
久しぶりのフランス映画だし、彼が演じるってことは、きっとコーチは一癖も二癖もある人物に違いない!と期待値MAXでしたが、やはり唸るしかない名演技でした。
見事に期待を超える気難しさww
乱暴で言葉も悪く、独裁的に教室の子供達を萎縮させているように見えますが、
徐々にチェス以外には無頓着で、人付き合いも不器用な一面がわかってきます。
そんなチェスバカの彼が、ファヒムの置かれている立場を、彼なりに理解しようとしていて…
二人が心を開くシーンが素晴らしく、チャーミングで笑える演技もさすがでした。
ファヒムを演じたアサド・アーメット君は、利発そうな顔立ちのイケメンですが、ひとたびチェスとなると鋭い眼光を放つ。
子供らしい茶目っ気のある笑顔とのギャップ萌え!
好きにならずにはいられません。
マチルド役のイザベル・ナンティも『アメリ』の頃と変わらないフェロモンがすごい!!
この映画の中で、一番自分の殻を破った人物かもしれません。
ルナちゃんの柔らかな魅力も素敵。
チェスの仲間達も個性的で、どの人物もキャラが立っている!
最初に友達になるのがアジア系のレオだったり、それぞれの家族や立場を一瞬で描き出す演出力が素晴らしい。
でもそれは、映画全体を通しても言えることで、たとえちょっとした役であっても、悪役ですら愛すべきキャラクターとして描かれていて、その人物のバックボーンが感じられる。
やっぱり監督が役者でもあるからなのでしょうか?
丁寧で豊かな人物描写に引き込まれました。
最後に、ファヒムを守る為に仕事も家族も置いて一緒に渡仏した父親について。
ファヒムとは対照的に描かれますが、ある意味この映画の中で“変わりきれなかった人物”なのかもしれません。
責任ある立場でやりがいのあった仕事を失い、フランスの文化にうまく馴染めず、どんなにか自尊心が傷つけられた事でしょう。
滞在許可さえあれば就労するのは簡単ですが、滞在許可を取る為には就労が必要。
大いなる矛盾を抱えている移民問題につても、考えるキッカケとなる一本だと思いました。
#ファヒム
フランス王者へと挑む家族愛に詰まった感動の実話
オンライン試写にて観させていただきました
この夏一番の感動作
『ファヒム パリが見た奇跡』
帰ることのできない母国
会うことのできない家族
手探り寄せるため、盤上で戦い続けた少年の心あたたまる感動の実話
バングラディッシュからパリに逃れた政治難民の少年がチェスのチャンピオンを目指した実話を基にしたヒューマンドラマ
舞台はフランス、パリ
政治難民として強制送還に怯える日々を送りながら過ごす日々ー
パリの美しい情景とともに、厳しい難民としての時代背景が当時を赤裸々に描かれています
最後の空港で家族と再会し抱き合うシーンがとってもよかった
家族のため、生きるために天才チェス少年が叶えた奇跡
一期一会の出会いと家族愛に詰まった作品
チェスの知識がなくても十分楽しめました
仲間との熱い繋がりや一期一会の出会いにも素晴らしさを感じます
皆さんの支援がなければ叶わなかったファヒム一家の感動物語
また、これの実話はフランス政府難民への取り組みや支援を知るきっかけにもなります
オンライン試写に招待いただきありがとうございました
映画レビュー ▷
Instagram
@nano_apple_com
https://www.instagram.com/p/CDkNarpgXli/
映画レビューしています
お気軽にお立ち寄り下さい
#ファヒムみた
#ファヒム
#fahim
#ファヒムパリが見た奇跡
#映画好き
タイトルなし
バングラデシュから父とパリに逃れた
政治難民。8歳のファヒム。
♟️チェスのチャンピオンを目指す
難民申請が却下されるも
彼には救いの手が…。
.
この映画は
実話に基づいて描かれたそうです
.
難民センターには様々な人種の人々
不法滞在者はホームレスとなる
国へ帰らない…帰れない
事情はそれぞれ。
救いの手は必要です。
彼は希望を掴んだけれど
日本を含め世界中で
自国民を救うもの大変な今
ますます風当たりは強くなるのでは…
そう考えてしまいました。
.
残念なことに
日本では働かず国から生活費をもらう
在日外国人も増えているそうです💦
何が正しく何が間違っているか
見極めるのは
とても
とても難しい問題💦
.
.
帰ることのできない母国。
会うことのできない家族。
手繰り寄せるため盤上で戦い続けた少年。
彼は頑張った。
父は子のために頑張った。
彼らが出会えた人々はあたたかかった😌
才あるものでさえも自由を勝ち取るのは難しい
バングラデシュから難民として渡仏したファヒムとその父、類稀なるチェスの才を持つファヒムはあるチェス教室と先生に出会う
わしはチェスは駒の動かし方ぐらいしか知らないが、刺し合いの緊張感や勝利への渇望が上手く出ていて楽しむことができた
地味だが味のある作品
実話を基にし、難民問題という根深い問題が常に背景にあるが、
それを補うが如く個性豊かなチェス教室の面々が物語に華を添える
特にシルヴァンは温かみと不器用さが絡み合ってとても愛おしい人物になっていて好きだ
才あるものでさえも自由を得るのは難しい事だと痛感、
厳しい現実とチェスというエンタメが程よく入り混じり、堅実に仕上がった映画になっている
負けた時の気持ち、負けないことが大切
お父さんがいい人で、息子は素直でとても良い内容です。
1位を目指すことは全員できるはずですが、実際はできません。苦境にもめげないことはとても難しく、明るい未来は優勝しなければ得られないことも現実と認識しました。
才能で切り開く人生
才能のある少年が、努力で人生を切り開いて行くというテーマに感動しました。勇気がもらえる作品で素晴らしい!また、彼を支える師匠のジェラール・ドパルデューが凄く良い!こういう師匠に出会える、愛情深い家族に恵まれるなど、運も才能のうちですね。。
全51件中、41~51件目を表示