「才あるものでさえも自由を勝ち取るのは難しい」ファヒム パリが見た奇跡 sawady6さんの映画レビュー(感想・評価)
才あるものでさえも自由を勝ち取るのは難しい
バングラデシュから難民として渡仏したファヒムとその父、類稀なるチェスの才を持つファヒムはあるチェス教室と先生に出会う
わしはチェスは駒の動かし方ぐらいしか知らないが、刺し合いの緊張感や勝利への渇望が上手く出ていて楽しむことができた
地味だが味のある作品
実話を基にし、難民問題という根深い問題が常に背景にあるが、
それを補うが如く個性豊かなチェス教室の面々が物語に華を添える
特にシルヴァンは温かみと不器用さが絡み合ってとても愛おしい人物になっていて好きだ
才あるものでさえも自由を得るのは難しい事だと痛感、
厳しい現実とチェスというエンタメが程よく入り混じり、堅実に仕上がった映画になっている
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