劇場公開日 2021年10月15日

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「悲しい物語でもあり、愛と優しさに包まれた温かい作品」Our Friend アワー・フレンド あささんの映画レビュー(感想・評価)

4.5悲しい物語でもあり、愛と優しさに包まれた温かい作品

2021年10月27日
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泣ける

難しい

絶対泣くジャンルだと覚悟して観ましたが、やっぱり泣いてしまいますね。
『護られなかった者たちへ』と同じくらいの大粒の涙を流した作品です。

妻の闘病、幼い娘の育児に奮闘するマット。ストーリーだけでみるととても悲しくやるせなく、親友デインの存在がどれだけマットの支えになったことだろうか。本作は友情と夫婦と親子の物語でありながら、一番は親友デインへ向けた“ありがとう”じゃ伝えきれない。作品と感じました。

最初から最後まで時間軸が行ったり来たりして理解するのには少し時間がかかりますが、とりわけ過去の記憶って断片的でまさに本作のような感じだったりする。
家族、友達、今私の周りにいる人たちとのかけがえのない時間を大切にしようって思わせてくれる。温かく、観賞後は満たされた気持ちになれる作品でした。

レディースデイで観たのもあってか劇場はほとんど女性、あちこちですすり泣きの音が聞こえてきました笑

あさ
NOBUさんのコメント
2021年10月27日

今晩は
 私は今作の序盤を鑑賞していた時に、デインは何故あれだけ、マット家に対し、無償の献身が出来るのであろうかと、思っていましたが、劇中その理由をキチンと描いていた事が良作になったと思っています。
 マット家の子供たちを含めたデインへの愛情あふれる留守番電話。
 私は、デインが荒野に停めた自車の中で、この録音電話を二度聴くシーンにヤラレマシタ。あとは、デインの身を案じ、自然に寄り添ったバックパッカーの女性の言動にも。
 ホスピスの年配の女性の姿にも・・。人生経験を積まないとナカナカ、あのような振る舞いは出来ないなあ、と思いました。
 では。

NOBU