罪と女王のレビュー・感想・評価
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見せ方がうまい!
17歳がこの体の女性に何度も発情するって、あり得ないとも思わないし人間って不思議だ…
リナにバレたとき、アンネはグスタフにそれを言わずに急に突き放したけど、見られたってその場で言えばグスタフはあんな行動に出なかったのでは。なんで隠す必要があったのか。
監督/脚本の方が「主人公に嫌悪感を抱く設定にする必要があった」と言っていたが、なんかもう見事に。最初は一応主人公目線で観てたけど、子どもたちがゲームしてる時に同じ屋根の下でって辺りから、アンネへのそれが増すわ増すわ。
自分の立場守るなら旦那に強く出るしかないわなーと思ったけど、「グスタフと出てけ」はなかなか…ひどい……
旦那に全部言っちゃうグスタフ、アンネの裏切りを思えば仕方ないとは思うけど、とはいえ青いですねって感じだった。
結末は想像できるけど、アンネが手を下したのかと思った、ビックリした!
冒頭のシーンに戻る見せ方がとても効果的で良かった。
鳥のさえずりだけのエンドロールもいい。
北欧作品は静かに後味の悪い感じが好きですが、この映画もでした。
仕事も、絶対に気づいている旦那や、愛する娘たちとの生活も守ったアンネだけど、娘たちがグスタフがいた時期の違和感みたいなものに気づかないといいなぁと…思います……
業
各々が罪悪感をパンドラの箱に閉まって重苦しい空気の中、グスタフに無言の対面をするためただ前を見つめ車を走らせる光景に人の業の深さを感じます。
鬼平の台詞ではないけど
人は不思議な生き物、悪いことをしながら善いことを、善いことをしながら悪事を働く。
少年は自らの死をもって抗議したんですよね それとも・・・・
グスタフの無念を想うと敵をとってやらねばならぬと思ってしまいます。KGBに頼む🙏?
彼は義母を未成年者に対する性的虐待で、揺すろうとしたのかもしれないけど、父親と二人だけで行ったスウェーデンの山小屋の近くで凍死していたということは、自分の言い分を信じてくれない、信じようとしない父親に抗議して自殺行為に及んだのだとおもいますが、もしかして、父親が薬殺して、凍死に見せかけたのかもしれない。妻の口を手で塞ぐ場面(行為)にはイヤーな違和感を覚えてしまいました。
冤罪事件や人種差別より重い。
絶望した愚かな少年の死を実の父親さえなかったことにして、家族4人で暮らして行くんですかね。
救いがない、いや~な映画でした。
高級エロサイコスリラーだったのか?
すごく悩んでいます。
まだ観てない人で、幸せに生きていきたい人にはおすすめしません。
児童虐待や未成年に対する性犯罪の被害者弁護を専門とする女弁護士の継母と医師の父親の家庭は彼にとっては結局、最悪でした。双子の妹に読み聞かせしてあげる優しい一面を描く場面はなおさらやるせなさを増幅してくれます。
グスタフ役の彼は不良っぽい目力と幼さが同居していて、危うい感じがすごかった。これからどんな役者になるのでしょうか。こんな映画に出ると、もう犯罪ものやアダルト男優しか仕事来なくなって、実際に悩んで、自殺しないか?心配してしまいます。そんなに弱いとは思いませんけど。
義母は明らかにムラムラしていましたが、魔が差しただけで済む問題なのでしょうか?更年期に近い女性は怖いです。心当たりのある女性もいるとは思いますが、絶対男には話してくれない闇です。夫をセックス中にビンタするし、相当気性が荒いイ○ラ○女だということはわかりましたけど。
何から何まで、善良な日本人には刺激が強すぎるので、果たしてR15+で良かったのでしょうか?フ○ラ○オ場面では、きついモザイクかかっていたし。
原題は Doronningen でした。ドロンニンゲンと読むのでしょうか?デンマーク語?ドイツ語?女王という意味らしいけど。もっと婬猥な意味があるのかな?昔、高校世界地図でスケベニンゲンという地名を見つけて、はしゃいだ幼かった頃をちょっと思い出しました。
女王であり続けることが幸せ?
主演女優さんが好き、デンマーク映画は貴重なので鑑賞しました。女性であること、母であること、弁護士であること、いろんな顔を持つ中ですべての欲求を求めると欲に溺れてしまうのか。。。世間では女性が女性らしい欲求や権力の域を超えると女王や女帝、クイーンという具合にネガティブなイメージにあてはめれてしまう。幸せを求めて何が悪いんだ!と言いたいところですが、一線を越えすぎた。幸せと欲の境界線は難しい。性欲から愛に変わる分岐点が分かれば、止められた?いや、分かったところで。。。いろいろ考えさせられる作品でした。
作品の中で印象的だったのは、主人公含めて誰一人として「ごめん。」と言わなかったこと。正直に夫にすべてを打ち明けて、謝罪していれば、結末は違っていたと思うけれど、彼女のプライドや今後一生夫に負い目を感じながら罪を償う夫婦生活を維持するのは耐え難かったのかもしれない。グスタフに出会う前から、夫は妻に対して愛や思いやりはなく、無関心であり、自分中心だったから。その上、謝るということは自分の罪を認めることになる。それは弁護士として、母として、女として、到底出来ない。自分の罪を隠すことで、一体何を守ったのか、、、彼女のしたことは許されることではないけれど、なぜか彼女を擁護するわけではないけれど、彼女だけが責められるの?という思いが捨てきれない。
日々幸せを感じられるシーンはいっぱいあったのに、、、
人は愚かだと思う。
男女が逆転していれば
夫の前妻の息子と関係を持ってしまう児童保護専門の弁護士が、保身のために義理の息子が虚偽を言っていると追い詰める。少年を引き取ってから関係を持ってしまうまでもそれほど苦悩があるわけでもないし、仕事上少年の心理についての知識があることを思えばなおのこと、弁護士という社会的地位や立場を利用して、せっかく更生しかけていた少年を貶めるこの主人公に、心底怒りを覚える。ただ、これが男女逆転していれば、既視感があるというか、そこら中にありそうなストーリーになり、またそれ自体が非常に大きな問題で、そういう問題提議をしているとも言える。
がんばれペーター
血の繋がらない17歳の息子グスタフと肉体関係を持つ仲になってしまった女の話。
問題を起こして寄宿学校へ追いやられそうな17歳の旦那の息子を引き取り共に暮らすことになり巻き起こって行くストーリー。
最初は打ち解け無いグスタフが、なぜか急に湖で打ち解けて、嬉しくなった何事にも直情的なおばちゃんが暴走超特急!
実はグスタフの思うツボというストーリーか?と思ったら、そういう面白い話にはならず、ただのメロドラマですか!?
更には投げっぱなしどころか投げてすらいないという…。
自分には難解というか、何をみせたいかわからないというか、黒さもグロさも何もかも物足りず、残念ながら面白さがわからなかった。
それにしても、カエル虐殺事件の件を観るに、デンマーク人の日本人の印象って…。
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