「男女が逆転していれば」罪と女王 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
男女が逆転していれば
クリックして本文を読む
夫の前妻の息子と関係を持ってしまう児童保護専門の弁護士が、保身のために義理の息子が虚偽を言っていると追い詰める。少年を引き取ってから関係を持ってしまうまでもそれほど苦悩があるわけでもないし、仕事上少年の心理についての知識があることを思えばなおのこと、弁護士という社会的地位や立場を利用して、せっかく更生しかけていた少年を貶めるこの主人公に、心底怒りを覚える。ただ、これが男女逆転していれば、既視感があるというか、そこら中にありそうなストーリーになり、またそれ自体が非常に大きな問題で、そういう問題提議をしているとも言える。
コメントする