映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
全195件中、1~20件目を表示
感動できるポイントを抑えた見事な作品
独特の世界観、ゲームのような遊び感覚が溢れた映像、それのみならず、お話の構成もしっかりしていました。特に、「父親のペンダントは何処にあったのか?」――この下り、映画の中盤なのに正直目頭がヤバかった。ちゃんと伏線も、願い事の三つ目も使い切り、七五調の父親の語りと共にエンディングへとよどみなく流れる安心感。この映画で感動できる自分であったことが幸せだと思います。久々に、エンドロールが終わるまで立ち上がれませんでした。余談ですが、西野亮廣さんはドラえもんとかお好きなんでしょうか。あのいつものメンバー構成が存在します。
どこで泣けるの?ハードル上げすぎてつまらなかった
どこで泣けるの?ハードル上げすぎてつまらなかった。原作未読。「大人も泣ける絵本が映画化」のポスターと予告編に鑑賞したのが間違いだった。
つまらなかった理由は2つある。
1つめは、キャラの描写が薄くて誰にも感情移入できなかった。
ゴミ男(プペル)、夢見る死んだ父(ブルーノ)、病気の母(ローラ)、裏切りスーさん。素材は良かったが上手く料理しきれてない。各キャラの描写が中途半端で、友情と家族愛がごちゃごちゃしてる。純粋にプペルとルビッチの友情物語だと思ったのに、ブルーノの影がチラついて邪魔だった。
敵がパッとしなかったのも残念。白い仮面の雑魚ばかりだから、プペルたちが苦戦する場面がなかったのでハラハラしない。独裁者トシアキのめちゃ強いボディーガードとか、ロボットみたいな兵器出しても良かった気がする。スーさんの裏切りは怖かったのに最後あっさり負けてて残念。プペルたちに一泡吹かせてくるかと思ったのに。結局何で裏切ったのかも明かされず、もったいないキャラだった。
2つめは、世界観の説明不足。
えんとつ町でゴミ男が異様に嫌われる理由が分からん。そのせいで、ただ理由もなくゴミ男がいじめられてるようにしか見えず、不快な気持ちになった。えんとつ町の民の上下関係や生活の成り立ちなど、説明してくれないから置いてけぼりだったよ。
プペルの力も謎。いかにも意味深なブレスレットも、父の形見だから、という一言で片付けてしまい結局なんなのか不明。説明不足のまま終盤にきて、プペルとブルーノがシンクロするもんだから、俺の頭からに?マークが浮かんだ。そのせいで最後ゴミ父が壊れるシーン(恐らくここが号泣ポイント)は白けた。キーアイテムなんだからもうちょい説明してよね。
このままだと何も残らない映画に終わってしまいそうなので、良い所をひねり出したら2つあった。
1つめは、えんとつ町が綺麗だったこと。
千と千尋と、FF7を足したような町の景観は美しい。物語的には煙がない方が良いんだろうけど、俺は煙が有る夜の町の方が好きだなぁ。高い煙突からの眺めは最高。
2つめは、勇気、挑戦、行動、テーマが良かったこと。
行動してみないと何も分からない、というメッセージは刺さった。新しいことに挑戦するときや、夢を語るときは周りから叩かれるのは避けられないしね。俺は高校生のとき役者になるのが夢だった。でも周りの目が怖くて諦めちゃったから、ルビッチの夢を信じて突き進む勇気が羨ましい。
今後は宣伝文句と予告編に騙されないように注意せねば...話題性だけで飛びつくのはやめよう。いや、でも待てよ。面白いか面白くないかは観ないと分からないのでは。実際に行動を起こさなければ何も分からない、そうルビッチが教えてくれたからね。
不思議な町で起こった不思議なお話
わかりやすく泣ける・゜・(つД`)・゜・
煙で覆われ煙の向こう、海の向こうに何があるのか。
封鎖的な世界では煙の向こうには
世界が広がっているなんて異端者扱い。
プペルはきっと父だろうなと薄々気付いた。
死んだ父が戻ってくるところは
パパは雪だるまを思い出した。
閉鎖的な世界の人間は、
その先に広い広い世界が広がっていることを知ったら
どうなるんだろうなあ。
昔読んだネット小説を思い出して懐かしくなった。
えんとつ町の世界の色彩おもしろかった。
キラキラしてるようにみえてやっぱり薄汚いというか、
昭和のネオン感あってよかった。
期待よりはあんまりだったけど楽しかった。
21.1.1映画館
ゴミ人間の正体
時間も2時間を切るためゆっくりみれました
ゴミ人間が父親の生まれ変わりだったのがわかるのが最後ってところが素晴らしい。
中央銀行から逃げるために煙突を焚いて自国を鎖国状態にしているのは
L通貨のためだったようだが、経済を良くしようとしたのに経済を回す側が
悪人になってるのがちょっと意味不明だった。
感動をもらいました。
バス→絵本→映画。
きっかけはプペルバスが近くにやって来たことでした。
家族は見に行ったのですが、私は興味が持てずスルー。
次の日お墓参りのため私の故郷に帰ったら、そこの道の駅にもプペルバスが出現。前日娘が絵本を買い損ねたらしくあらためて購入、娘に勧められるまま読んでみたら想像以上に感動!そのお礼に映画を一緒に観ることになりました。
ベースは絵本と同じですが、映画にするためだいぶストーリーに肉付けされています。
私には『進撃の巨人』の世界観とダブって感じられました。
絵本と同様、とにかく絵が美しいです。それが映画となりその美しさのまま動くことで更に目を奪われます。
また芦田愛菜ちゃんをはじめ声優さんではない方々が主要キャラの声を当てていますが、違和感ないどころか良い仕事をされているなあと感じます。
音楽についても各曲とも素敵で、特にエンディング曲は妙に耳に残り、映画の余韻を楽しむ一助となっています。
で、その曲の作詞・作曲がこれまた西野さん。本当に多才な方です。キングコングとして最後のM-1出演時、相当緊張されていた姿が記憶に新しいですが、また漫才も見せて欲しいものです。
私の場合、先に絵本を読んでしまっていたので、もし先に映画を観ていたらまた違った感想になっていたかも知れませんが、ルビッチの父親の具体的な姿がほぼ出てこない絵本のほうが私的には好きかなぁと思いました。
それでも1本の映画としてのクオリティは間違いなく高いです。
こんな気持ちになるとは思わなかったです
私史上最悪映画でした。はっきり言って怒りしかない映画です。どのB級映画、子供向け映画など酷い映画あると思いますが、この映画は度が過ぎます。
私はファンタジーが好きだったので、最初スケジュールを見てポスターがいいなと思い、友人と見に行きました。私は西野さんとかオンラインサロンとか全く知りません。
なので、そういった炎上騒動などわかりません。ただ、わかることは、この映画?素人が作った超大駄作です。
全体通して感じるのは、しつこいです。
ます、ギャグ演出です。西野さんなりにこだわりがあるのかと思いますが、別にコントする必要あるか?と思う場面があり、はっきり言ってあの演出はいりません。ギャグ演出をするのなら、もう少し小説や漫画などの作品を参考にしてやった方が良かったと思います。
ガキがうざい。夢追いかけて馬鹿にするという設定はいいです。しかし、、それ以上に追い詰める必要あるかと思ってしまうし、7夢をバカにするな」的な演出を求めているかもしれませんがっきり言ってこれもしつこいです。
石森章太郎先生の『リュウの道』の世界観に似た世界が出てくる
背景が素晴らしい。
帝国少年さんの『雨と少女と私の手紙』と
『JUNK HEAD』と
『メアリー・ポピンズ』と
『天空の城ラピュタ』と
『ブレードランナー』をリスペクトしている。しかし、オリジナルとしても独自な世界観は持っている。つまり、ディストピアなのだから。また、
ほぼ、CGだが、アニメーションの1つの流れとして見るべきだ。
2年前に図書館の尊敬する司書の方が選書していた。それでアニメーション封切ると言うので、封切りで新宿で見た。本日は二回目のはずだ。
原作とアニメーションは別の作品として見たほうが良いと僕は感じる。
この世界が焼け残れば『少女終末旅行』になると思う。
産業革命以後の社会批判ではあるが、プペルのゴミ人間としての存在が、もっと別のテーマを隠している様な気がする。果たしてその才が原作者にあるのかどうかは分からないが、この原作を選書した司書さんが好きな芸人さんのようである。
グローバル経済後のキャピタリズムの終焉前に起きる経済状況を言い表していて、日本はこの状況を既に迎えており、日本経済の現況を打破するためには、このアニメーションの続編があるべきだと。
僕は感じる。
映像がキレイで、ちょっと感動する
映画が好きな娘と、今日は何観るー?
と探していて、これっと選んでくれて観た作品でした。
思っていた以上に映像がキレイでひきこまれました。
星なんてあるわけないと否定されながらも、
実は高いところが苦手なのに毎日がんばってる
ルビッチ。
常識とか、みんな一緒のほうが安心する文化?でなかなかみんなとは違う意見を言うのは勇気がいることだけど、
例え一人になっても信じて!
そしたらいつか一緒に信じてくれる同志が現れるからのセリフから、これからどんな出会いがあるのかなーと期待でした。
夢を言えば笑われる。声を上げれば叩かれる。
たとえ多くの人に笑われたとしても、一緒に笑って、悩んで、応援してくれる存在が一人でもいたら、挫けそうなときもがんばれる。
友だちのために一生懸命ブレスレットを探していたプペル、出会いがどんなでも、一緒に過ごした絆や、信じ合える友だちがいるってステキだなと思いました。
子どもたちにも、これから先たくさんのステキな出会いがあるといーな(*^^*)
ロマンが詰まった作品
映像は綺麗でした。
キャラも良く想像通りの作品。
話を進める事に世界観に引き込まれる素晴らしい作品だが、序盤のプペルと出会うシーンは感情置いてけぼりにされた感じになってしまった、、、
冒頭の説明は入らんかな?
観客によって場面をどう解釈するかが映画の醍醐味なのに場面の説明を1から10までされると状況が分かるが少し萎える。
異端審問官がどうゆう思いで異端者を取り締まってるかがちゃんと練って欲しい気がする、、
プペル=父 って父が死んだことがわかった時に想像がついてしまったし、想像の斜め上をいかなかった
ゴミ人間という設定と差別描写が嫌だった!!
絵と声と比べて話が薄くバランスの悪さを感じました。ゴミ人間という設定を創造し差別を行う様から、原作者の意地の悪さを感じました。ゴミ人間と星空を見る話は関連性が無いように感じました。ゴミ人間について忘れた頃にエンディングテーマがゴミ人間について歌っているので、もうしつこくて不快でした。
チグハグ
背景の描き込みの煩雑さを演出したいためなのか、煙突を上まで延ばせばいいのに下層の部屋から出ている煙が上層の部屋にかかっている。
異端審問官と言う存在がありなが異端的なハロウィンが行われている。
ゲームっぽい演出をしたいのか横スクロールで展開するシーンで勝手に他人の部屋に入る。
焼却場はトイストーリーぐらいのリアリティは欲しい。
焼却場から無事生還した時にルビッチとプペルが出会って間もない知らないはずのハンドサインを息ぴったりにする。
ベイマックスだと親友の証としてハンドサインを教えるシーンが有る。
上げたらキリがないぐらいにチグハグなところが多くて映画として体をなしてない。
ショートムービーを繋げた様な感じ。
映像声優その他制作スタッフは良い仕事してる
いや、ストーリーも悪かないよ?悪かないけど……なんか、謎の闇要素が不気味に浮いてる。
「処刑」とか出てくるし。
あと「腐るお金」というのもなんかなーという印象。
謎の大人向け要素が混ぜ込まれた子供向けストーリー。
でも映像とか音楽はめっちゃ良かったし、声優もみんな上手かった。ストーリーも変な闇要素に目を瞑れば子供向けとして見れるレベルではある。
ただ一つ言いたいのはストーリーのラスト。
……この後どうすんだろ?
星
前評判など見ずに初鑑賞。
黒い煙に覆われている町に住む主人公ルビッチ。
ゴミ集積場に心臓の星が振り突如ゴミが集まりゴミ人間となり、ルビッチと出会いプペルと名付けられる。
二人は友達になり禁じられた煙の向こう側にある星を一緒に目指すことに…
といった内容。
絵、アニメーションが綺麗。
個性的なキャラが多い。
違和感無ければ世界感に引き込まれると思う。
途中セリフ無く挿入歌で進む部分が多い気がした。
あと星を信じない、諦めた人が暴力的。
何故父親が星の心臓となり落ちてきたのか説明が無かったのが少し気になった。
ファンタジーだからいいのかもしれないけど。
それ以外は特に気にならなかったかな。
原作がキンコン西野さんてことでやたらアンチが多く酷評してる印象。
ジブリにしろコミック系にしろ日本のアニメはレベルがかなり高いので視聴者の目が肥えてるのと、
芸人さんがつくった作品に粗探しに躍起になってるように感じる。
酷評するほどひどい作品とは思わなかった。
周りにバカにされても邪魔されても最後まで信じ抜くことで「星=夢」に辿り着く
というシンプルなストーリーで分かりやすかったと思う。
絵本の映画化だし大人より子どものほうが素直に楽しめるのでは…と思った。
西野氏「俺の美しい生き様を見ろ!」を綺麗な色紙で包装した贈り物(要らない)
劇場公開中、街角のカラーサイネージなどでしつこいくらい「絶対泣ける!」「絶賛の嵐!」「感動の大人の童話!」とか必死に宣伝していたので、劇場映画を見ることが趣味の私ですが逆に警戒してしまい観ませんでした‥
ゴーストのささやきに従って正解。私としてはAmazon Prime見放題で星1が妥当です。
先ず良かったところを先に挙げてしまうと、最新アニメ映画としての画は素晴らしい。斬新で綺麗でした。
ただ見ていると、呼び名からして嫌がられること必至な「ゴミ人間」なんて、観客の良心をざらつかせたい意図が見えるプペルの容姿・配色などには敢えて見苦しい形と色合い(+臭い、とか‥)を与えていたり、悪人ではないが祖先は無駄に勇ましく末裔の今はひたすら無意見で弱々しい街の支配者にはどこか皇族っぽいイメージがあるなど、総指揮・西野氏の現代社会や政治への映像的警句がしっかり込められており、すぐに食傷気分になってしまいました。
また各声優さんたちも熱演されていたと感じましたが、残念ながらその熱で本作の嫌な自己主張が強調されてしまい、全体としてはプラスの印象になりませんでした。
ではそれ以外はどうであったかと言うと、この映画は原作・総指揮である西野氏の、
「オレの考える暗い世界の姿」
「オレの考える世界の問題点」
「オレの考えるヒーロー像(オレの分身たち)」
「オレの考えるそんな世界への処方箋」
「オレの考える幸福な世界の未来」
などの隠せない強い主張・説諭で満ち溢れ、その描写と説明(場面ごとの歌の歌詞と亡き父親による?詩の朗詠)に終始しているので、作品を一編の童話ともファンタジー物語とも感じることができなかったことが言えます。
物語の主役級にはプペル・ルビッチとその父親・故ブルーノが出てきますが、不遇な嫌われ者・純真一辺倒の賢い少年・隠れた反骨の理想哲学者… これ全て西野氏が”無理解・愚昧な世間とたたかう自分”に込めたイメージですよね。一旦そう見えてしまうと、彼らの受難や一々”正しい”言動がいかにも「西野教条主義」の教えのように見えてきます。物語の途中から増えるBGM風の歌もその歌詞が非常に具体的かつ説教的です。
後半からはそれにプペルの昇華した父、偉大なブルーノの遺した?いま背景で喋ってる?「社会の真理と不屈の精神」のような言葉が朗々と加わります。物語の最後近くになるとそれがもう止まらなくなって、観ているのが冒険アニメだか古代英雄の詩吟ビデオのアニメ背景だか分からなくなるほどだと思いました。これには普段からバディものや大逆転展開に涙腺の弱い私でも、流石に感動できない。
端的に言って本作は、西野氏本人が姿を表さない「西野亮廣の考え方・生き方紹介PVアニメ金言集」みたいな感じ。氏のファンの方には訴求力が大きいのでしょうが私にはツラかったという感想です。別の人のレビューで、「登場人物全部西野」とありましたが、その通り。
私は科学的にハッピーな某宗教の教祖さまが”アニ・アニ・実写・アニ・実写”の順で量産されている「ビミョーな絶対悪vsいろんな神様連合」の映画を、たまにタダ券(信者さんお布施購入の余り)を貰って見に行きますが、あちらにも毎回必ず教祖さまのアバターキャラが出てきますし最後には大神?になって争いを収めたりします。教祖さまって、様式や表現は違ってもその宇宙を覆う広大な自意識は共通なんですね。
絵本は未来への希望
えんとつ町のプペル
思ったより面白かったです。
前半は少し退屈でしたが、後半はあっという間でした。
まず、あまり見ないアニメーションの数々。視聴者を飽きさせないように色々工夫されていましたが最初が面白かっただけに中盤退屈になってしまいました。後半も面白かったので、短編の方がスッキリ見れたかもですね。子供ウケは抜群だと思います。
ハロウィンの日が死者が蘇る日と言われているのは知りませんでした。知っていればブルーノが蘇ることは予想できたりしてる人は多そうですね。プペルに宿った心臓は、なんだったのでしょうか?アンパンマンみたいに星から生まれた生命体として捉えていいんですかね?ブルーノの意志はブレスレットの石に掛かってたと思うのでそっちの方がしっくりきます。
またこの話は、西野さん自身がUFOを見た話から思いついたのでしょうか。誰も信じていなくても、一度自分で見たものは信じたい。隠されているものは、真実を暴かないと見えないですよね。
この話の中で1番面白かったのは、お金の話です。お金の価値観は普通変わらないものですが、古くなるとお金の価値も失われる。
コロナ禍の中で、お金を貯金して使わない人が増えている一方、お金を貯金しない方が楽しく過ごせる。そんな世界もあったらいいなと感じました。まぁ、喘息にかかって苦しむ世界も厳しいと思いますが、経済を回したいと思える世界は是非とも欲しいですね。
いろんな観点から楽しめる作品でした。
絵はきれい
アマプラでみました。
キャラクターのデザインもとても良い。
ちょっと進撃の巨人を連想しました。
煙が晴れたのはいいけど、そのあとの事はどうなるの?
と考えるのは野暮なのかもしれません。
子ども向けなのかもしれないけどプペルの正体もくどくど説明しすぎ。
最後にちらっと余韻を残す位の方が心に残ったかもしれません。
映像はきれいだけど
お話は登場人物の説明で進んでいく感じ。
アクションもハラハラドキドキできないし
全体的にまとまりがありません。
説教も言葉で無く映像で見せて欲しかった。
作画は素晴らしいけどストーリーは入ってこない
絵本は読んでないですしサロンメンバーではないですが、アマプラに入っていたので試し見。
何の前情報もない状況で観ました。
スタートから絵の素晴らしさに期待値が上がりましたが、絵に頼りすぎて内容が薄かった印象です。
正直途中から飽きてしまって離脱しそうでした…。
多分見せたいシーンがくどいのと、合間合間に入る「それ、今ストーリーに関係ある?」って思うような場面が入ってて集中力が途切れたことが原因かと思います。
何より主人公のお父さんの謎についての見せ方に引っかかってしまい、色々「?」が残った作品でした。
えんとつ町に落ちてきた奇跡(プペル)
キングコング西野亮廣ってお笑い芸人の時からあまり印象が無い。ネタも覚えてないし。どちらかと言うと相方の方が…。
いつの間にやらあんまりTVで見なくなり、嫌われタレントになり、お笑い芸人以外で再ブレイクしたと思ったら、絵本作家としてベストセラー!
しかもアニメ映画化され、興収24億円超えの大ヒット!
…しかし、作品は賛否両論真っ二つ。
原作絵本を読んでいるか、否か。
キンコン西野が好きか、否か。
単純に作品が好みか、否か。
自分は原作絵本を読んでいないので、可もなく不可もなくと言ったところ。と言うか、良かった点もあれば、あざとく感じた点も。
以下、その理由。
暗く厚い煙に覆われたえんとつ町。人々は青い空や輝く星を知るどころか信じてもいなかったが、亡き父親から話を聞かされていたえんとつ掃除屋の少年ルビッチは煙の向こうの星を信じていた。
ハロウィンの夜、空から“何か”が落ち、それによってゴミから“ゴミ人間”が生まれる。ルビッチと出会い、“プペル”と名付けられ、星を見つける旅に出る…。
絵本が原作ならではのファンタスティックな世界観。
『海獣の子供』などのSTUDIO4℃による美しい映像、作り込まれた町並み、ユニークなキャラクター。
孤独な少年とゴミ人間が出会って…。
冒険と友情の物語。
それらは悪くない。
でも、序盤はちとタルかったかな。
子供向け過ぎた。
かと思ったら、プペルへの差別とか、えんとつ町を支配する異端審問官とか、時々急にシリアス大人向け。異端審問官が代々ひた隠すえんとつ町の秘密は宗教臭すら。
やたらと多い挿入歌は…?
キャラは魅力的だが、ステレオタイプであったりもする。
“トモダチ”となったルビッチとプペル。ある事がきっかけでその友情が…というのもお決まりの展開。だが、
異端審問官のこれまでの“異端さ”に町の人々は立ち上がる。
星を信じ続けるルビッチ。そんな彼をバカにし、うんざりすらする町の人々。
引っ込み思案だったルビッチが声を上げる。
「見た事あるのかよ!」
何故人は、見た事無いものを否定する?
無いかもしれない。無いなら無いでいい。自分の目で確かめるまでは。
そこにあると信じて、少年は旅立つ。空の海を、船に乗って、“トモダチ”と共に。
ルビッチが星を信じる理由は、亡き父。
いつも父が語っていた煙の向こうにある星の世界。
皆、単なる夢物語、紙芝居とバカにしていたけど、絶対そんなんじゃない。
父さんは嘘なんか付かない。僕は信じる。
父親役の立川志の輔のナレーションによる名語りと共に繰り広げられるクライマックスの冒険は、さすがに引き込まれるものがあった。
遂にそこに辿り着いた。ルビッチとプペルが、町の人々が、初めて見た満天の星空。予想を遥かに凌ぐその美しさ。
プペルの正体。何となく察しは付いた。それでも別れの時は…。
最後の方は悔しいけど、感動してしまっていた。
えんとつ町に落ちてきた奇跡(=プペル)。
さあ、上を見上げて。
青い空と美しい星とトモダチがいる。
本作はレビューサイトで賛否両論が激しく 自分の目で確かめてみたいと...
本作はレビューサイトで賛否両論が激しく
自分の目で確かめてみたいと思っており
タイミング良くHalloween特別上映で
劇場で公開されていました🎬
感想を単純に言うと「いい話」だな、で止まりました。
内容のネタバレを避けると、私的には『千と千尋の神隠し』『リメンバーミ―』『竜とそばかすの姫』をごちゃ混ぜにした感じで、メッセージ性はあるものの結局核心のところは弱い...という印象でした。ここまで書いていて、我ながらかなり批判的だな(笑)
声も有名な役者さんが担当されておりますが
全く気づきませんでした。さすがです。
芦田愛菜さん、逆にできない事はなんでしょう
周りのプロがちゃんと指摘するべき
メッセージはくどいほど伝わったし、各シーンで何をやりたいかもわかる。でも全体通してのまとまりが余りにも無さすぎて大人は冷めてしまう、そんな映画でした。西野大先生が今まで見た映画やドラマの良かった所を集めました、そんな構成。
具体的にはラピュタ、ナウシカ、ムーラン、座頭市、モアナ、空飛ぶ家、陽気なギャング辺りの名シーンをオムニバスで繋いだような作品でした。
シーンによって作画のタッチやエフェクトにばらつきがあったり、MAが甘くて聴かせなきゃいけないセリフの音量が小さかったり、ストレートで寄らなきゃいけないカメラワークがぶれていたり、今まで3DCGで作っていた背景が突然美術絵になったり、細かい違和感はたくさんありましたが、致命的なのは芸人さんが仕切っているとは思えないほどテンポや間が悪いこと。冒頭のコメディシーンやセリフとカットのタイミングなど、畳み掛けないといけないシーンでこの間の悪さが足を引っ張ってしまった感じがしました。
また、劇中歌を挿入する時に効果音を全カットしたり、立川志の輔のナレーションが突然講談師風になったりと、各所に配慮した結果まとまりが無くなっている点も残念なところ。
恐らく監督や撮影などのアニメーション、映画のプロは解っていたのでは無いでしょうか。お互いに遠慮した結果、中途半端な作品になってしまったのは製作費を鑑みると惜しい事をしたな、と思います。
ストーリーにも穴が多く、西野先生の想いが薄いキャラや場面にそれが特に現れている印象です。
中央銀行から逃れる為に街を煙で覆ったのであれば、晴れれば当然見つかる危険が高まるわけで、そのリスクと星を見せるという主人公の純粋な想いを汲んで葛藤するのが異端審査会のトップ2人の役割であり、物語に深みを与える重要なパーツになるはずなのですが、革命家である西野先生は残念ながらその部分をまるっと無視して勧善懲悪のハッピーエンドにしてしまったので、大人が見るとご都合主義に見えてしまう。ここも脚本に指摘を入れるプロがいなかったのだろうな、と感じます。
全体的によく言えば惜しい、悪く言えば中途半端です。興行としてはスマッシュヒットしたそうなので、あと2作くらい撮れば良くなっていくのでは無いかと思います。
全195件中、1~20件目を表示