映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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芸人らしさを感じる一本。老若男女におすすめできる。
えんとつ町にはたくさんの煙突があり、常に煙が出ている。空は煙に覆われ、その先を見ることはできない。主人公ルビッチは煙の上には星があると信じているが、町のひとびとはそれを信じようとしない・・・。
この映画を見たときに、随所に芸人らしさを感じた。街中の人が「星なんていない」と言うが、ルビッチは周りがなんと言おうと星があると信念を持ち続けている。あなたの親しい友人や家族がお笑い芸人になりたいと言ったら、あなたはどうするだろうか?「無理に決まってる」と決めつけてしまう人も多いのではないか。
ルビッチは一瞬煙が晴れたときに備えて空を見続けている。煙が晴れるのは偶然。しかし、下を向いていてはその偶然があっても無駄にしてしまう。芸人は実力も必要だが、ときに運が必要なこともあるだろう。運良くチャンスが巡ってきたとして、それを活かすも殺すも自分次第なのだ。
おそらく、西野監督はルビッチと似たような経験を何度もしてきたのではないかと思わせる。
えんとつ町の描写は概ね美しかったが、ところどころ絵のテイストに一貫性がないのが気になった。空気感のある全景があるかと思えば、横スクロールの2Dゲームみたいな描写になったり、最近のアニメ風になったり・・・。
後半でナレーションが多いのもちょっと。映像に夢中でほとんど聞いていなかった。
なにかに挑戦している人、したい人、身近に挑戦している人がいる人におすすめ。
ルビッチ芦田愛菜ちゃん 天才❗️なんて思っちゃいました にも増して...
絵本の映画でしょ?と思ってるあなたへ
【よく考えること】
世界的に受け入れられるようなアニメなんじゃないかと思う。
テーマが普遍的であることもそうだが、作画が個性的で、絵本が動き出したようなタッチ、しかし、細かい部分も丁寧に描かれていて、ガラクタでできているハズのプペルが、表情を持って迫ってくる感じも豊かで、どこか温かい気がする。
ルビッチをはじめ、それぞれのキャラクターも個性的で、分かりやすい。
よくある日本風のアニメとか、ジブリとかとも違って、最近観た「ウルフウォーカー」に近い感じも受けた。
子供達には、親子の愛情とか、友情、目標といったものを訴えかけるだろうし、大人には、環境問題とか、政治や因習の暗い部分をクローズアップする。
しかし、きっと子供にも大人にも、訴えかけるものは一緒だ。
よく考えてみる。
そして、一歩、踏み出す勇気だ。
よく考えてみて、
おかしいものにはおかしいと言えてますか?
よく考えてみて、
最善と思うものを推してますか?
よく考えてみて、
信頼して任せてますか?
よく考えてみて、
人任せにしたりしてませんか?
よく振り返って思い出して欲しい。
梯子から下を向いたら怖かったことを。
成すべきことは何なのかを。
アニメーションはきれいだったけど、、、
アニメーションはきれいで、ルビッチの瞳に吸い寄せられ、声優さんが合ってて、音楽も良かったです。
でも、前評判と違って感動して大泣きするほどではありませんでした。
一ヶ所ホロっと来たけど、ハンカチもいらなかった(笑)
感情が大きく揺さぶられないので映画的には??? 好みもありますが、、、。
ずっと、イラスト、アニメーションの展覧会を見ているようでした。
お子さんにはいいかな。
映像全体に統一感がなく、多分原作、絵本のオマージュを挿入したんだと思いますが、ブツ、ブツ切れた感じがして「えっ?」と止まってしまいます。
冒頭のハロウィンパーティーのアニメーションの雰囲気もその時だけ。
ブツ、ブツ、ブツ。
そのため、映画に没入できないのです。
映画が残念ですが、オンラインサロンを退会する予定はありません(笑)
それは、それ。映画は映画。作品です(笑)
贅沢な作画の普遍的アニメーション
西野さん、何はともあれ、よくやった!
西野さんの本、絵本、Voicyに、ずっと勇気付けられてきた。生きるヒントをもらってきた。そしてついに本番の時が来た。
敬意を評して、初日に観た。そして今日1/3、再びかみさんを誘って一緒に見た。初日は満席ではなかったが、今日は満席だった。初回は泣かなかったのに、2回目を観て不覚にも涙が出た。この違いは何なのだろうか?
西野さんやスタッフの精緻なものづくり魂が溢れた映画だった。そしてまだ映画処女作ならではの未完成さ、伸びしろも感じさせる内容だった。この場面はあの映画のオマージュだなと思わせるところ。もうひとひねりほしかったなというツッコミどころ満載なところ。それらをひっくるめて西野さんの生き様だなと思った。何と言ってもこの状況下で諦めずによくやり切ったと思う。だからこそ、今コロナの中懸命にがんばっている人の心に響くんだろう。この映画は、そんな人の心を映す鏡だと思う。私は2回目を見て初めて、改めて西野さんがやり遂げたことを感じ入ることができた。1回目の自分は、自分に素直になれない、レター総統だったんだと思う。
バッシングされて、どうしていいかわからなくて、友達を見つけて、自分が友達のために何が役立てるかを懸命に考えながら、精一杯生きる。そして何があっても上を見続ける。自分が信じることをやり続けることが大事なんだ、やり続ければわかってくれる本当の仲間、友達が現れるんだということを、この映画は一人一人に語りかけてくる。
この映画の真の評価は、これからじわじわとロングテールで評価していくだろう。世界中のアニメファンがこれから長い時間をかけて、いいも悪いも。しかしそんな評価はあとでついてくる、そこにあるのは今の我々を応援するメッセージ、「夢を諦めるな、諦めなければきっとあなたの星空は現れる」。それを胸に正月明けからまたがんばろうと、心に誓った。
挑戦者への応援歌
見てきました。
色々と語るところはありますが、一言素晴らしかったです。
映像・音楽・ストーリー構成等、王道中の王道で、うがった見方をすれば、変化球でないので映画通の方からすれば、捻りがない等と思うのでしょうが、本人が仰るようにキャッチャーミットど真ん中に剛速球をぶん投げるを体現したクオリティ勝負の映画でした。
個人的には過去最高に泣いたのですが、この映画は西野亮廣という、映画の主人公を体現した男の自叙伝にもなっているので、ここのバックボーンを知っているという面が影響しているとも思います。
自分も、数年前にたった一人で始めた挑戦があり、誰にも言わず(家族に言っても冷めた目をされたので笑)コツコツと、頭を抱え、夜な夜な発狂し、何回ももうダメかもしれないと思いながら踏ん張っている現在があります。
何度も自分の進もうとしている道は間違っているのかと。やめた方がいいんじゃないかと。
ただ、そんな小さな夢の隣で世界が笑うような馬鹿げた夢を掲げて、必死に頑張っている人がいる。誰よりも努力をしている人がいる。
それがどんなに励みになることか。
今、何かを頑張っている人。新しいことを始めようとする人。違う未来へ進もうとしている人。
見てください。きっとあなたの力になってくれる映画です。
そして、一緒に頑張りましょう。
まだ成功するか、失敗するかもわかりません。
頑張った先にはルビッチ達が見た星があるかもしれません^^
素晴らしい映画をありがとうございました^^
よく出来てた、それだけの印象
事前情報は一切なしで観ました。ビジュアルや音楽などの完成度は高いと思います。ただ肝心のストーリーが薄すぎてそれ以外の記憶がないです。あーお金かかってんな、くらいの感想しか出ませんでした。子供向けだと思います。
拍手が起きる映画
アートは素晴らしい、ただし、最初の1/3までは。
グラフィックアート、特に、背景描写が観たくて、さっそく鑑賞。
すさまじい描画密度と、そのクオリティに酔いしれた。
スチームパンク的な世界観。
幾重にも積み重なる奇妙な形の建物と、いろいろな看板。
見上げたり見下ろしたりの大胆なアングル。
誰も目に留めない、室内のアイテムや壁の汚れさえも凝っている。
ライトアップされた“不夜城”の描写は、期待以上の出来映えだった。
だがその後、急速にシーンの“使い回し”による繰り返しが目立ってくる。
映像上の、新しい仕掛けも出てこない。
その結果、クオリティの高いアートは、最初の1/3までで尽きてしまった印象だ。
後半は平凡なグラフィックになってしまい、もはや新たな感動を得ることはできなかった。
最後まで魅力的だったのは、背景よりはむしろ、ルビッチやプペルなどのキャラクター・デザインだった。
ストーリーの進行とは裏腹に、煙で曇る「えんとつ町」の様々なスポットを、いつまでも探検してみたかったのは、自分だけだろうか?
映像体験としては満点なのだが、なぜか感動できない
STUDIO4℃が手掛けたアニメーションだけあってアニメーションはとにかく美しい。そして芦田愛菜は声優としても類い稀な演技力を見せてくれる。
映像体験としては満点なのだが、なぜか感動できない。えんとつ町の設定がサイバーパンクとして尖っているわけでもなく、ファンタジーとしても中途半端で、物語に没入できなかった。現代社会の風刺に重点を置きすぎてしまっていて、ストーリーとしての一貫性も欠けてしまっている。えんとつ町の成り立ちにも疑問を感じる設定で、ちょっとのれなかった。
そうは言っても、香港のクーロン城と歌舞伎町をミックスさせたような細部まで丁寧に作り込まれた映像を見るだけでも価値があると思う。エンディングの映像も、とてもすばらしい。
空から奇跡が降ってこない限りは…
感動の波が何度も押し寄せてくる映画です
深い作品でした。
可能性を閉ざす雲煙の下で。
作画とアニメーションの緻密さと、リリカルでアナログで暖かい音楽に、最初の1分から虜。そこから、ずっっと切ない感覚に捕われたままでジャスト100分。物語は控え目なファンタジーにして、リアリズムを忘れて来たお伽話。
友達の居ない男の子とオバケの友情。仲間から孤立した孤独感や疎外される辛さ。母と子の2人ぼっち家庭の寂しさ。恐怖と闘いながら煙突に登る少年の健気。
もう、切なさ全開設定の数々に、コメディなキャラや不穏な管理社会の恐怖感が被って来ます。伏線張って回収、の手際も小気味良く。コレが泣かすネタになってて、えぇ感じです。挿入歌が、浮いてるのは気になったけどw
もとからツーベースくらいの期待感でしたが、ホームランだった。しかも場外。軽く泣けるくらいの感動が良かった!
やっぱり。アニメは我が国のモノが一番だすねー。なんて事を思いながら、崩れて落ちて行く彼を見ながらホロホロしてしまいました。
良かった!とっても!
と。ついでに。
幾つかの場面に宮崎駿さんを感じた。トロッコからのシーンや、気球船でのスーパーマン振りとか。反乱側と体制側の衝突が、ただの喧嘩にしか見えないとか。なんだか「コナン」の頃の宮崎駿じゃないでっかw
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12/26
脇役キャラが魅力的だった。人を立ち止まらせてしまうおしゃべりモグラ、肉厚ぬりかべな煙突掃除マッチョ、キュートな火炎放射女子(彼女主役でスピンオフ頼む)、などなど。中でも一番良かったのが、友達じゃない友達3人組!
可能性を閉ざす煙が消えた世界で。青空を見上げて、星を見上げて、世界を変えて行けよ、子供達!
って事で。
なんか、やっぱり良いです。
甘っちょろい話ですけどね、絵本だけにw
拍手喝采
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