映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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私だけでなく、周りの方も号泣する映画でした。
一人で観に行きました。
中盤から涙が止まりませんでした。
映画でこんなに泣いたの初めてで、映画後に拍手が上がったのも初めて。
作品の構成も映像も曲も全てが素晴らしかった。
ジブリやディズニーのように、何度も見返したり語り継がれる物語なんだろうなと思いました。
最初の方のアクションシーンは、
遊園地のアトラクションになりそうなくらい、迫力がある映画のワンシーンでした。(UFJとかディズニーにアトラクションあったら面白そう)
旦那さんは絵本の映画化なんてと元々冷めてた人だったので一緒に観に行けていないのですが、絶対感動してくれるはずなので、
誘って一緒に観に行こうと思います。
2回観に行きましたが、2回目は更に泣きました。
た。
1回目は、映画全体として楽しんだので、前評判で泣く泣く言われてたので、心のハードルが高くなっていたせいか、それでも普通に感動しました。
ただ、2回目を見ると登場人物すべての細かな人間模様が描かれている事に気づき、いつしか、えんとつ町のプペルの登場人物に自分を投影して、涙腺崩壊してしまいました。
本当に素敵な映画に出会いました。
号泣できるアトラクション映画
ハンカチ必須!観た後、間違いなくスッキリほっこり温かい気持ちになれる映画。
絵本を読んでいましたが、絵本は映画のほんの一部。全く新しい気持ちで楽しめます。
ストーリーの展開もワクワクドキドキハラハラで、全く飽きさせない。
特にトロッコのシーンはアトラクションに乗っている気分で「あれ?これ4DXだっけ?」って一瞬思うくらいに臨場感がありました。自分が映画の世界に入り、本当にえんとつ町にいるような感覚に陥ります。しかも景色がめちゃくちゃ綺麗。これは映画館でしか味わえない感覚だと思うので、是非。
あとは声優のキャスティングが天才的でした、、!!本当に完璧、全員素晴らしかったです。
人生で初めて、2回目を観に行くつもりです。
忘れかけていた気持ちを取り戻せる映画
小さい頃誰もが描いてた「夢」
大人になるにつれて、その「夢」は環境や、 自分以外野誰かの経験により「諦めさせられる」
心の中に閉じ込めている、
「気持ち」を思い出させてくれる映画。
この2020年公開してくださり、
ありがとうございます。
今この状況だからこそ見てほしい。
内容もわかりやすく、何より映像が非常に綺麗
音楽と映像の迫力がすごかった。
この映画を見て、すごく元気や勇気をもらった。
コロナ禍で、これからどうなるかわからない世界だからこそ、たくさんの人がこの映画を見て少しでも前向きに生きてほしいと思った。
絶対に映画館で観るべき映画!!
奥行きのある映像や疾走感のある映像は絶対に映画館で観るべき!!
YouTubeでいろいろと映像は上がっていましたが、どうしても小さな画面で生活感あふれる中で観るのでそこまで入りこめずにいました。
でも暗い映画館で視界は映像しかないため、没入感がヤバかったです!!
そんなことから、これは家で観るよりも絶対に映画館で観た方がいい映画だと思いました。
今後は子どもの映画館デビューでもう一度観たいと思います!
この映画を観た後、あなたはどう生きる?
この映画の中身は知っていた。絵本を読んでいたし、販売している映画台本を読んでいたからだ。ストーリーを全て知っていた。そしてめちゃくちゃ期待していた。
その期待をあらゆる面で上回る作品だった。映像、音、音楽、ボイスキャスト…全てが『えんとつ町のプペル』のために作り込まれていた。冒頭の『空がまだ黒かった頃…』というルビッチの一言目から『えんとつ町』に引き込まれた。
劇中何度もこの映画は問うてくる。
「お前はどう生きるんだ?」と。
挑戦する1人目になるのか?
挑戦する1人目を待つ2人目になるのか?
それど挑戦を潰す1人になるのか?
無関心な大衆でいるのか?
映画館では滅多にないことだが、この映画では拍手が起こる。3回観に行ったが、毎回拍手している。
拍手するということは拍手をする最初の1人がいるということ。これがかなり勇気があることだと知った。
ぼくは3回目で「最初に拍手をした人」になれた。続いて劇場のあちこちで拍手が起きた。
最後にえんとつ町のプペルの決め台詞を。
「誰か見たのかよ!誰も見てないだろ。だったらまだわかんないじゃないか!!」
是非映画館へお越しください。
自分と重ね合わせて感動する映画
コミカルな部分もありつつ、とても感動するお話。観ていて、ルビッチを応援したくなる。
私は前情報で、よく知っていたが、何気なしに、連れて行った妻がめちゃくちゃハマり、私に語り出すほどのファンになった。
期待を裏切らない映画なので、大切な人とぜひ観に行って欲しい
泣く
中盤頃にでてくる、ルビッチの台詞
誰か見たのかよ!
以降、泣きっぱなし。
全ての人に観てほしい。
大人も
これから大人になる子供も
子供を育てる大人も
周りにいる知人も他人も。
今、このタイミングで観とくなつ
観なきゃいけない映画。
言いたいこともあるけど、芸人が真面目な映画作るなら、これくらい"作家思想"と"熱"がないと!
アメトーークやゴッドタンでキングコング西野さんの活躍は拝見していました。昔ははねるのトびらで育った世代でもありますから。ただ、どちらも彼の思想性をいい意味で茶化すような番組、転じて僕は彼の思想は苦手というか懐疑的です。youtubeも一つも見たことはありません。とはいえ、努力されているのは押し付けられるわけでもなく十分伝わってくるし、子供とかかわる仕事をしている自分にとっては観に行かなければならないタイプの作品だという只ならぬものを感じ、劇場に観に行きました。
芸人が映画を撮る場合は二つのパターンがあると思います。一つはコントの延長線上として笑いに特化した作品。もう一つは映画監督の箔を頂いて真面目な映画を作る作品。ただ、後者の場合は映画監督よりあらゆる面で劣るのは当たり前のことで、それに負けないくらいの作家思想と熱が必要だと思っています。それで自分的に失敗だと思っているのは松本人志の二作目以降とか木村祐一とか。
じゃあ、今回の作品はどうだったかということなんですけれども、自分はやっぱりこの型が言ってる自己啓発系を素直に受け取れないなと。ただ、言いたいことは明確に伝わってくるし、注ぎ込んできた情熱も明確に伝わってくる、それだけでも芸人が作る真面目映画としては成功を収めていると思いますし、劇場公開にこぎつけたことに賛辞を贈りたいと思いました。
気になるところなんですが、冒頭のハロウィンダンス。これが非常によくできていて面白いんですけれども、どうしても取ってつけたような印象にしかならない。「HYDEさんを使いたい」という意図しか感じられませんでした。あと、そこから挿入歌やエンディングテーマ1つ1つはそれぞれいい曲なんですけれども、歌い手が違うのでどうしても世界観の阻害になっていると思ってしまいました。新海誠におけるRADWIMPSのように、挿入歌を何曲も使うんだったら1人に絞ったほうがいいのではないかと思いました。僕はHYDEさんでよかったかなと思うんですけど、エンディングテーマだけ西野さんが作詞してるということはそういうことなんでしょうね。
エンディングテーマも非常にいい曲なんですけど、彼の信念や思想をそこに乗っけているということは、その信念や思想は本人にとっては自信を持って言えることだと思うし、周りを当たり前のように巻き込んでいける力を持っていると思ってると思うんです。歌詞は基本的にえんとつ町のプペルが周りにどう思われどう世界が変わっていくのかを直接的に言っているのですが、ただ一つ「奇跡が近づいてる」という歌詞だけはどうにかならなかったのかと思いました。自分の信念を叶えること=奇跡と思ってほしくないというか、自己啓発を他者に巻き込んでいく限界を自らの作詞した曲にわざわざ込めなくても・・・・と思いました。
あと、ラストシーンに向かっていく過程の空を見に行こうというところ。「誰も空を見たことがないだろ。やってみなきゃわからないじゃないか。」というのは凄く分かります。そのあと主人公のルビッチとプペルが空に行くまでにそれを阻害するものと戦う(時間稼ぎをする)というシーンがあるんですけど、そこでは「みんなが思っていたこと(空を見たいということ)を黙っていただけなんだ」という理屈で戦ってくれるんです。でもそこに至るまでそうした描写が描かれていなないことによって、ルビッチとプペルという「ノイジーマイノリティ」と戦うものが言う「サイレントマジョリティー」のバランスがうまく取れていないように思います。アントニオやドロシーの描写をもっと入れれば、そのあたりの問題は解消されると思います。
こんだけ気になることは書きましたが、基本的にはよくできていると思います。まず何といっても映像が美しいこと美しいこと。ここはさすが「STUDIO4℃」だと思いました。美しい空の光景、詳細だけど嫌われないようにどこかあどけなさも残すごみ人間プペルの様子、迫力あるワイヤーアクションにも似た冒険中の描写、非常に感心しましたし、映画館でこそ見るべき映像だと思いました。
ストーリーも何かをしようと思ったら叩かれるという現代社会の縮図のような街で、奮闘していくさまが上手かったですね。登場人物も魅力的でしたし、声優さんがほとんど出ていないとは思えないくらいいい感じでアテレコされていましたよ。芦田愛菜さんや窪田正孝さんはもちろんですが、一番びっくりしたのはずんの飯尾さんでした。
西野さんの熱というか思想がふんだんに出てるなと思ったのは、前述した空を見に行こうというところで、とあるキャラクターが敵キャラから時間稼ぎをするために豆知識を披露するというところなんですけども。そのキャラクターは働きアリについて熱弁しているんですね。アリの世界では2割が働きアリで6割は普通のアリで残りの2割はサボったり足を引っ張ったりするアリなんだと。ただ、この世界を成り立たせるためには、サボったり足を引っ張ったりする2割のアリもきっと必要なんだと言うんです。そのあと披露しようとした豆知識はなんだかんだあってすぐ言うことをやめてしまいます。ということは、働きアリの豆知識を入れたことには必ず西野さんの意図があると思うんです。これすっごい西野さんの考えっぽいなーと思ってて。おそらく自分は働きアリだと言いたいんだろうと。で、サボったり足を引っ張ったりするアリはいわゆる"アンチ"もっと言うと"声を上げるアンチ"なんだろうと。でも、アンチがあってこそ自分は自分自身のプロジェクトに熱を注げるというか、同志の働きアリたちを囲って世の中のために動いていけると考えてるっていうのが西野さんだなーって。
実際に、アメトーークで紹介されていたエピソードなんですが、ハロウィンの翌日に渋谷の街を規定にしようと有志たちがごみ拾いをして、拾ったゴミでアートを作ろうという企画を立ち上げてたところ、それを阻止しようとしたアンチが開始時間までに渋谷のごみを拾いきってしまったということがあったらしくて。これを働きアリの理屈に合わせると…と考えるのは意地悪ですかね。とはいえ、そうしたところにもしっかりと監督の想いを乗っけるのってすごく大事なことだと思います。
きっと見返すことになる映画の一本になりました。面白かったです。子どもが見ても楽しめるだろうけど、一番見てほしいのは夢や期待を持って進学したけど周りの才能に絶望して生き方を模索してしまう大学生ですかね。
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