映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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アニメーション技術と声の芝居が素晴らしかった
原作絵本は短い物語だったので、長編映画にする時どんな風に膨らますのかなと期待して見に行った。街の設定やお父さんの話などの深堀りをしつつ、トロッコを使ったダイナミックなアクションなど、映画で映える派手なシーンを盛り込んで楽しいメルヘンに仕上がっている。美術が大変美しくてそれだけでも見る価値がある。とりわけ前半が楽しかった。冒頭のミュージカルパートはワクワクしたし、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を彷彿とさせるトロッコアクションは手に汗握った。この勢いのまま最後まで駆け抜けてくれるとさらに面白かったと思うが、それはまあ望み過ぎなのかもしれない。 声の出演者はみなハマっていた。特にプペル役の窪田正孝が素晴らしかった。朝ドラ『エール』でも良い芝居をしていたし、最近役者としての実力がメキメキ上がっている。これからより一層の活躍を期待している。
ビジュアルはいいが……
スタジオ4℃が手掛けただけあって映像やBGMなどはかなり良い部類。 (ただし挿入歌はどれもダメ) そんなビジュアルの良さを脚本がことごとくダメにしている。 ルビッチとプペルが友人になる過程が唐突すぎたり、腐るお金などの無駄な設定が多い割にどれも説明不足だったりする。また、空が見えないほど煙で覆われた街で異端審問官という物騒な連中が取り締まってるのに、住民たちは特に不便そうでもなく、なんならハロウィンを楽しんでいたりする。 少年ルビッチの目的は「星を見ること」だが、映画を見ている観客たちは空に星があることは当然知っている。だから、星の存在をなぜか頑なに否定するえんとつ町の住民たちが、ルビッチの正しさを理解しない愚か者たちにしか見えない。これはもちろん意図的にそうなるように描かれている。西野亮廣がふだんから主張しているアイデアやビジネス論が、世間に一向に理解されない事を表しているのだろう。 他にも気になる点はたくさんあるのだが、スタジオ4℃という実力のあるスタッフのおかげで、映画としての体裁はそこまで破綻しておらず、面白くないとはいえ一応最後までは見れるものになっている。例えばデビルマンや大日本人のような完全な駄作とまではなっていない。だからこそ西野亮廣の担当した脚本はもう少し何とかならなかったのかと残念に思う。
模倣を重ねただけの駄作
ラピュタやワンピース、進撃の巨人、リメンバーミー等から諸々パクっていてオリジナリティに欠ける作品だと思います。 既視感満載で予想通りの展開に予想通りの結末で面白味が全くありません。 頭の弱い信者が持ち上げてるだけってのがよく分かりました。
芦田愛菜何でも上手だね
2024年7月15日 映画 #えんとつ町のプペル (2020年)鑑賞 キングコング西野亮廣が手掛けた絵本を自ら製作総指揮・脚本 厚い煙に覆われ空を見上げることを禁じられたえんとつ町で、煙の向こうに“星”があると信じていた少年とゴミ人間プペルとの出会い ゴミと友達と夜空、夢のあるお話でした
綺麗でステキ
絵も挿入歌もステキ。 声も豪華俳優陣が参加している。 クラウドファンディングで制作したことも有名で、原作の絵本も大ヒット。 キャラクターはどこかで見たことがあるような感じで親しみが持てる。
悪くない
全然悪くないです。 でも、絵本見た時の、方が泣けました。 キングコングは好きだし、西野さんも好きだから 面白いと描きたいけど、私の好みじゃなかったなー。 テーマは王道でいいけど、なんか物足りなかった。
「俺はオバケが苦手だ」の人くらいじゃないだろうか可愛いキャラクター...
「俺はオバケが苦手だ」の人くらいじゃないだろうか可愛いキャラクターは。 全体的に穏やかじゃない。 クサイとゴミニンゲンの多用、異端審問官に腐るお金の話、不安になる要素が多い。ジャイアンみたいな奴の暴力シーンは過剰だし、酷い。 【煙突の高さより上にいけない】が世界の仕組みを教えます的な陰謀論ぽく聞こえる。 それを打ち破る勇気の物語にしても、ダークな世界観で不安になる。父ちゃんの紙芝居の世界は本当だったのだ!というのは、この映画で言ってる内容も本当だったんだという事なのであろう。 画鋲であけてしまった壁の穴をキレイにふせぐ裏技は、ちょっと気になった。
名作になりそこなった勿体ない作品
映像はきれい、秀麗、奥行き抜群で音響もメリハリありBGMも物語にガンガン引き入れいてくという日本のアニメでもトップレベルです。(断言) 物語も古臭い価値観に塗れながらも、オネアミスの翼ちっくなラスト、それぞれの人間関係、信頼関係などがすっぱりと収められていて、これは歴史に残る名作になるか?と思いました。 ただなあ、、、、 ・開始直後のマサラの入れ方がなあ・・・。いきなりじゃ疲れるんだけど、物語の説明上必要なのは理解はできるんだけど。 ・一番盛り上がるところで説教臭くしちゃうのはなんだったんだろう。感動しかけた自分の気持ちが一気に萎えた。 ・本職の声優さんを使うべきだね。芦田愛菜は芦田愛菜なんだよなあ・・・。 ・ハリウッド的演出は日本映画には合わないなあ、というか、日本語にはマッチしないと確信した。
作品と作家を分けて考える
作品と作家を分けて作品を評価するというのは案外難しいものです。作家なんて知らなきゃそれでいいんですが、顔を出しすぎて何ならそれが広告みたいなところもあったものだから、評判に加味された印象が強い作品です。悪い意味で。 いい点は言わずもがな映像美です。美麗だと思いますし、この手の凝りすぎた作品によくあるどこを見ればいいかわからないという点も視線誘導がうまくいっているおかげであまり感じませんでした。ただ、キャラデザは好みが分かれる印象。画にルビッチのアップが多い印象。アクションシーンにいいところもあるが、後半一部分物足りなさがあり。フレームレートはこれ以上挙げると不自然になるのでしょうか?映像の評価は4.5/5。 脚本に関しては可もなく不可もなくと感じました。劇中中盤以降にされる世界観の説明は割かし面白いんですが、説明不足なところもあり(異端審問官他)、全体的に足りない感じがしました。それとは別に”そうはならんやろ”というところもありますが、まぁ突っ込んだら負け系の作品だと思います。 作品は視聴者に感情移入させるためにエモーショナルな場面を挿入するわけですが、登場人物の知性を低下させる演出をさせると私のような年齢の上がった視聴者層は一気に冷めてしまい感情移入と逆の方向に走る場合があります。心に残らないんです。この作品でもその体感がありました。 何に時間を割いて何を削るかというのは難しいところだとは思いますが、ただルビッチとプペルの普段の生活や日常やり取りを描くだけで視聴者は勝手に感情移入してくれるのでモンタージュで済ませずそっちのシーンに時間を割いてもよかったのでは?と感じました……がここは好みの問題ですね。脚本の評価は2.5/5 音楽は悪くないですが、作中の一部で夢の礫を流すモンタージュシーンがあり、めちゃくちゃ冗長に感じました(多分本当に長い)。先述したプペルとルビッチの日常もモンタージュで済まされます。雰囲気を引っ張れるほどだとは感じませんでした。劇中音楽も普通。音楽の評価は3/5 総合 前評判よりは良いと感じました。原作とは違う部分もあるらしいですが、映画で良くあるここをこうしたほうが面白くなるのに……という点はあまり思いに浮かびませんでした。 ディズニーとタメを張れるかといえば凋落ぶり激しいディズニー相手なら張れると思います。メッセージの押し付けもあちらほどひどくないし変な知識がなければ普遍的なメッセージだと思います。でもこのご時世Dにタメ張ってうれしいかという根本的な問題がありますね。
絵が本当に綺麗
絵がずっと綺麗だった!!セリフが説教くさいので、しっかり観ようとすると疲れるが、絵だけずっと見ていたいくらい、綺麗。 話は、傑作の素敵なところを作者の持っていきたい所のために継ぎ合わせたみたいな話なので、傑作を知らない方には素晴らしいものに映ると思うけど、うちの6歳児でも「幸福な王子様と同じだ!」と気づいていた。話のは流れ自体を転用する事を個人的には、他の作品へのオマージュとは言わないと思うので、内容に新しいものはなかったと思うけど、とにかく絵が綺麗だった。ミュージックビデオだったとしたら、本当に素晴らしいものだったおもう。とても綺麗。
ストーリーは悪くない
アニメは絵に左右される。 自分が好きな絵か否かで決まってしまう。 話の線は悪くなかった。 ただ、好みの絵かと言われると、分からなかった。 だけど、一度は見てみても良いのかもしれません。
何もない
絶賛コメントと全否定コメントで真っ二つに分かれている映画だったので何かしら賛否分かれる部分があるんだろうなーと思って楽しみにしていましたが、まったく逆で何もない。すべてが薄い。見終わった後に残る余韻が何もない。 オンラインサロンの熱心な人達だけ感じられるエッセンス的なものがあったのかな? 映画館で上映されてた当時、30プペ(30回プペルを見に行ったという意味)しました!みたいなツイートを見かけましたが、私は1プペでフィニッシュです!
大人向けの映画かな、お金は腐るよね。
画がキレイなのとタイトルから子供向けだと思い家族で鑑賞しましたが、 今思うと大人向けだったかなと。 子供もあまり関心をしめしていませんでしたが、1つだけ良い教材がありました。 「お金は腐る」ということです。 お金には賞味期限(消費期限かな?)があるので早めに有意義なことに使うこと。 リターンが多く見込めるものに使うと良い(教育とか健康とか)。 株式投資などの場合は「お金が溶ける」可能性がある。 お金の価値は無限に保証されているものではないことを教えることができました。 たぶん覚えていないでしょうけど。 日々わたしがお金が溶けると騒いでいるので、ちょうどいい教材でした。 円安ドル高、ドル安円高、戦争などの有事、とにかくお金の価値は保証なんてされていません。 金本位制度にでもしてほしいですね、安心します。 この映画、美しいものをテーマにしているように一見感じますが、 意外と大人向けのどろどろしたものがテーマかもしれません。 プペルの芦田愛菜ちゃん、よかったです。 絵柄もキラキラと素敵なので、そういった意味では子ども向けです。 ですが、やっぱり、大人向けかなと感じます。 子供には合わないかな。
善とか悪とかでしか語れないオマエが出なおした方がいいよ。 プペルに...
善とか悪とかでしか語れないオマエが出なおした方がいいよ。 プペルにも空に星が有るのを見たい見せたいという正義が有るし。星が見えないことで上手く経済が回っていたという事実がある。どっちが善でどっちが悪なんですかね?悪者は居るのですか?
見えない閉塞感
コロナ禍の様々な制約や長引く不景気、それらの窮屈さからくる二次的な閉塞感に自覚しないうちに慣れてしまっていることを、この映画をみて気付かされました。誰かが意図的に仕組んでいることをよく知らずに、社会の常識のように信じてしまっていることが少なからずあります。本作で描かれているように、影の独裁者トシアキが最も恐れるのは、市民に関心を持たれること。できる限り美しい言葉で彩り、知られて困ることはこっそり隠している、昨今の様々なニュースが思い出されます。クライマックスのルビッチ(芦田愛菜)と母ローラ(小池栄子)の台詞には思わず感涙しました。すばらしい演技でした!芦田愛菜さん、こんな少年の声もできるとは、本当に才能豊かですね。絵もとてもよかったです。
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