映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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夜の町の最後の夜
沢山の煙突が立ち並び黒い雲に覆われた町に、ある日ゴミ人間が現れて巻き起こる話。
特に暗い様子はないけれど、誰も夢をみない閉塞感のある町で、夢を語りバカにされた父親がいなくなって1年、煙突掃除屋で働く友達がいない少年に異端の友達が出来てというストーリー。
空をみたら黒い雲、地上には植物もない岩山に囲まれた見上げることを捨てた町。
おいおいそれで良いのか?夢や希望を語ることは恥ずかしいことじゃないぜっ!!それを見ないてどうするんだっ!!!
という、冒険こそしないけれど、某海賊のマンガを彷彿とさせる、泥臭さの中にある勇気と友情が、周りを巻き込み未来に繋がるストーリーで、とても面白かった。
医者の爺さんには笑かされたw
2020年ワースト
ギャグはつまらないし、ストーリーテリング下手くそだし、こんな映画をスタジオ4℃が作ったのかと思うと悲しくなる。
開始5分でこの映画ダメだなと思ったのは、オープニングの挿入歌で盛り上げる場面を、縦横無尽にカメラを走らせて街のガジェット映したりせずに、着ぐるみ着た人たちのうざいダンスを延々と見せられる。ディズニーとかならここでちゃんと惹きつける。
どうも夢を語ると異端者扱いされるこの街は、現実世界のメタファーなのだそう。
現実には差別や貧困や環境破壊があるし、この街にあってもおかしくないんだけど、作り手はそういった話題には興味がないらしい。
夢を信じる者vsそれを嘲笑する人々といった二項対立に矮小化させてしまっている。
街の成り立ちを説明した場面、資本主義批判のつもり(?)かもしれないが、あまりに滅茶苦茶過ぎて唖然とした。時間が経てば消えて無くなる通貨なんて誰も取引しないだろ(笑)。なぜ経済学者が通貨を発明出来るんだ。通貨発行権は政府が独占しているものだし、「中央銀行」は取り締まる機関じゃないだろ。
経済学の知識以前に、作り手の社会常識を疑わざるを得ない。
空には星はあるし、そんなもの観てる人間全員が知ってる。カタルシス生じる余地がない。
途中、藤森慎吾演じるキャラクターがこの世界のあらましを言葉で全てネタバラシするのとかほんと上手くないし、父が語る理由も藤森から全部聞いただけというのもあきれる。
主人公が「誰も観てないのに決めつけるな!!」と大演説するセリフは、そっくりそのまま自分に返ってきても完全に成立する。父が本当のホラ吹きだったらどうするのだろう?それでも信じることが「良きこと」なのだろうか?
あれは父親が変な絵師ではなく科学者で、コペルニクスのように地球の上には宇宙が広がっているんだという合理的な推論を行った結果、ガリレオのように異教徒扱いされる話だったらまだ良かったのではと思う。
同じスタジオ4℃製作、芦田愛菜主演のアニメ映画なら、昨年公開の「海獣の子供」の方が圧倒的に優れている。ファンタジーではあるが生命の起源や宇宙の仕組みについて観客の関心が行き届く素晴らしい作品なのでぜひそちらをお勧めしたい。
これは、西野亮廣の物語でもある。
一緒に観に行った9歳と7歳の子どもも本作に涙した。
「上を見るんだ」
原作、脚本、総指揮をとった西野亮廣は10年近く前から絵本を書き始め、クラウドファウディングやオンラインサロンなど今のように広まる前からはじめた。数年前までは地上波に出ることが上とされ、YouTubeなどの配信も芸人仲間からは『そんなもの流行らない』オンラインサロンにつあても周りからは『詐欺』『新興宗教みたいだ』とまでも言われ、批判もされたとのこと。
そんな西野さんが今年ついに、自身の絵本を映画化し、そして彼のオンラインサロンは今では日本一を誇る会員数となっている。
「夢を持てば笑われて、声を上げれば叩かれる」
本作は、現代の世界、日本を描いている。人と違うことをすれば批判され叩かれる、そんな現代人の生きにくさを描いている。
『信じる力が夢を叶える』
本作の批評については西野亮廣ファン、オンラインサロン会員の声も大きく、過剰評価している感も否めないが
(私はオンラインサロン会員でもなく、ファンでもない)フラットに見ても、彼の才能とカリスマ性は評価されるであろう。
老若男女問わず楽しめる作品であるが、特に多くの子ども達に見てほしい。
素晴らしい作品だった。
いいたいことは伝わった
映画についての情報を事前にたくさん知っていたのでどこか冷静になってしまい、映画に引き込まれる感じが薄かった。
しかし、メッセージが明確、絵もカラフルで見応えがあり、登場人物もそれぞれ特徴があり魅力的だったので楽しめたし、ちょっぴり泣ける部分もあった。
少し残念だったのは、セリフも含め、ことばが吟味されていなかったことかもしれない。説明の言葉が多すぎるところがあり、セリフも、もっと吟味できたのではないかと思う。
ただし、スコップのおしゃべりは圧巻だった。しゃべりすぎてうるさいのに、全然いやな感じがなかった。最後の、船の前での時間稼ぎのシーンもとても良かった。
特殊な売り込み方による結果として、信者的なファンの方とアンチの方たちが極端なレビューの点数をつけているように見える。なるべく中立的な立場で評価をしたつもりである。
芸人の域は超えても、プロの域は超えられない
西野さんのことは普段から拝見していて、YouTubeや著書数冊、原作も読んだことがありました。
その中でもとても力が入っているようで、気になったので観劇しました。
そんなにわかファンとしての第一印象は、芸人の域は超えている、ということです。
作品のイラストやアニメーション、音楽一つ一つの完成度は、素晴らしいものでした。
しかし、残念ながら映画全体での間の取り方と展開は退屈に感じてしまうものでした。
特に前半のHYDEさんの曲に合わせたダンスシーン、途中何回かあるミュージカル的な演出は、何か事情があるのか?と感じるくらい尺が長く、映画の世界観と合っていないのが残念でした。
また、同じ台詞が何度も使われていて、演出が一辺倒なように思いました。
一つのメッセージを、ストレートな言葉にするのではなく、色々なカットや表情などの演出から人に伝えるというのが映画の醍醐味です。
そうした面白味は感じられなかったです。
この映画のメッセージ的なことは、西野さんのYouTubeやWinWinWiiinを見ていれば理解できている人が多いはずです。わざわざお金をかけてまで映画館に行く必要はないとおもいます。
それでも西野さんが映画化したのは、この映画の先にある美術館を建てるために資金が必要で、だから映画に合っていない音楽でも使う、といったところかと想像してしまいました。
皮肉っぽくなってしまいましたが、最初にも述べたように一芸人の方がこのような大規模な映画を制作したことは素晴らしいことですし、人脈がなければできないことです。
とても勉強になる映画でした。
良かったです。
映像、声優、脚本 どれも良かった
「映画えんとつ町のプペル」を見てきました
かなりの映像美で日本発のアニメーションここに極まれり、と思えました
「君の名は。」の時にも日本のアニメーションのレベルの高さは世界に誇れるものだなと思いましたが、さすがスタジオ4℃の圧巻の映像美です。声優陣も豪華で、芦田愛菜さんや窪田正孝さんを筆頭に有名な俳優さん、芸人さんが参加されています。アニメーションを見ながら、彼らの顔を思い浮かべると表面上よりもさらに気持ちを入れることが出来ます。なによりも脚本が素敵でした。西野さんの個人的な体験からくる物語だそうですが、ファーストペンギンで批判され続けた自分自身の物語とも一致しました。これを見て、日本中が前を向いて、挑戦者を批判しない社会を作って欲しいと思いました。
この映画を観て不幸になる人はいない
星や海や空がある。自由に生きていける。
そんな普通な事すら、ありがたい、と思えました。
子供も一緒に泣いたし、泣くのを我慢する、とか泣きそうになる、とかそんな次元じゃなく、自然と涙が溢れ出る、という感じでした。
友達のこと、命のこと、お金のこと、環境のこと、すべてに訴えかけています。
幼児から年配の方まで、どれか一つは自分に重なるだろうし、希望を与えてくれると思います。
音楽も色々なジャンルな曲が流れ、美しい絵に魅了されて、帰るときにはエンドロールの最後まで他のお客さんも誰も帰ることなく、余韻に浸っていました。
届かないと意味がない、と何かに書いてありましたが、
この作品を観て、その意味が分かりました。
たくさんの方に届くと良いです。
ゴミ人間プペルの美しい心と声に癒される
観る人によって様々な見方がされる、また見方の出来る作品だと思いました。
私は終始、ゴミ捨て場で生まれたゴミ人間プペルの存在につきるかなと。優し過ぎるくらい美しい心とあの優しい声と喋り方に癒され、とても心が和みました。みなさんが評価されてるように、愛菜ちゃんのルビッチも素晴らしかったですが、私は窪田さんのプペルがあってこそだと。
最後にプペルがどうして現れたのか、えんとつ町の真相と共に明らかになるのですが、ああ、そうゆうことかと。親が子を思う深い愛情にも共感しました。
そして、エンドロールとともに涙が溢れ出てきました。
また細部まで妥協せずに映像を作られているというのがよくわかる作品で、ストーリーとキャラクター重視のアニメーション映画ではなく、えんとつ町の世界観の表現は、まるでハリウッド映画を観てるようでした。自分がその世界にいるような錯覚。素晴らしいクリエイティブだと思いました。
子供から大人まで、どんな方にも必ず何か感じることの出来る作品だと思います。
いい映画です。
総じて気持ちが悪い。
作画はスタジオはじめたくさんの方の協力があるにせよ、元(?)芸人の素人が描いたにしては上手いとは思います。
だが肝心の中身が全く入ってこない。
メッセージ性が強すぎて押し付け感が半端なく、極め付けはエンドロール時の信者と思わしき数人による、場の空気を無視した賛称の拍手。今年一番のサブイボが出た。
作者はディズニーを倒すとか息巻いていたらしいが、当のディズニーは「倒す」なんて絶対に言わないだろうし、自らわざわざアンチを作りにいったりもしないでしょう。(そもそも同列に並べることすら痴がましい。)
色々な意味で作者の人間性が存分に表れた気持ちの悪い自慰作品であり、反面教師として大変勉強になりました。
合掌。
ラストの歌がいい
「スタジオ4℃の最新作」これだけで観に行く価値アリ
キンコン西野さんが描いた原作は
見たことないけど、予告を見て
なかなか良さそうだったので観賞。
観賞した結果としては、思っていたより
断然良くできた作品だと感じました。
なんといってもこの作品の魅力で
一番感動した部分は「アニメ」。
アニメ製作は"あの"スタジオ4℃です。
「マインドゲーム」「ムタフカズ」「海獣の子供」など、攻めた作品の映像化を実現させる事に長けた製作会社。
今作でもとにかくCG、キャラの動作、背景などのクオリティが気持ちいい。
原作のスチームパンク的世界観とも
マッチしているので迫力もあります。
「子供向けっぽい」「宗教っぽい」などの理由で観賞するかを迷っている人は
「スタジオ4℃の新作だから」という観点から観賞しても良いと思います。
では中身はどうだったのかといえば
子供しか楽しめないと思いがちですが、
ストーリーもなかなか悪くない。
絵本原作ということもあってオチがどうなるかは想像がつきますし、斬新な話というワケでもありませんが、
アニメーションのクオリティ、
声優陣の上手な演技も相まって
飽きずに見ることが出来ました。
後半に立川志の輔さんの語りがあるのですが、めちゃくちゃカッコいいです。
別に「泣ける作品は良い作品」という気はありませんし、「大人も泣ける絵本」という謡い文句は苦手ですが、
泣ける作品であることは確かです。
ただ、先にも少し触れていますが
SNSでの「宗教っぽい」という感想も
分からなくはないです。
でもまぁ自分は気にならなかったです。
色々勘ぐって観賞しない限りは
問題なく楽しめるかと。
期待外れ
全年齢が見られる作品
この作品は、見ている人の年齢、知識によって考えられる内容になっています。
ですので、大人から幼稚園児でも見られる映画です。
ただ単に友達や家族の人間関係の素晴らしさだけでなく、環境問題や暴力について、貨幣や仕事における経済的な問題、最終的には政治、宗教、人種差別といった争いを生む社会環境や社会の裏を考えさせられる作品です。
また、伏線も沢山入っており、見れば見るだけ楽しめそうです。
子どもの情操教育にも良さそうですし、長くみられる映画で、自分の子どもに将来見せたいと感じた作品です。
作品を見終わって、もっと続きが見たいと思ってしまい、なんか残念だったとも思いましたが、作品中3回も号泣した癖にそんな小さいことは言いません。
今まで見た映画で一番泣いています。
ぜひ、皆さんに映画館に行って見てもらいたいと思います。
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