「飛び出す絵本のような・・・」映画 えんとつ町のプペル 加藤プリンさんの映画レビュー(感想・評価)
飛び出す絵本のような・・・
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飛び出す絵本のような映画。
原作からここまで膨らませたらなら、映画化の値打ちがある。
単品で観るなら、決して悪い映画ではない。
ただ、対象年齢がよくわからないのが残念。
大人も子供も楽しめるを目指した結果、あまりに言葉が多すぎる。
子供にはこれほどの言葉は届かないし
大人にはこれほどの言葉は必用ない。
もう少し、観客の想像力と知性を信頼して、
引き算と余白を残した作風なら、唯一無二の名作となったような気がします。
個人的には、親方と、スパイの行方が気になるところ。
ここはカットになったのかな? もうひとドラマあって欲しかった気がする。
そしてネットの評判どおり、エンドロールがこれほど見応えある映画も珍しい。
意外な名前に、ふふふ、と思ったり。へぇ、と思ったり。ほほぅ、と思ったり。
個人出発のネットワークで、これほどの映画が作られる時代になったのですね。
素晴らしい事だと思います。西野氏の成果は素晴らしい。
氏はたとえば、ホリエモンや橋下氏のように、
物差しの目盛りが一般人より大きな人物なのでしょうから、些末なことを気にする必要はない。
また一般人も、自分たちと同じ物差しで測ろうとすると、ただただ理解不能で
アンチと信者の両極端な評価になるのは当たり前でしょう。
今後ちゃんとゾーニングがなされると、双方、幸せな距離感になるのでしょうね。
それがオンラインサロン出発であることを願いつつ。
次回作に期待します。
これが流星のような、一度きりの奇跡で終わりませんように。
祈りましょう。
時代と人類の可能性に。
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