「圧倒的熱量の応援歌」映画 えんとつ町のプペル 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的熱量の応援歌
西野亮廣の反骨精神からのメッセージがこれでもかと詰め込まれている。制作の過程を知っている贔屓目なしでも、よくここまでの完成度の作品を創り上げたと尊敬する。サロンメンバーの提灯レビューが揶揄されるが、そのプロセスを一緒に体験していれば当然の話だし、そこまでを設計した戦略は脱帽だ。
生々しい世の中への反撃も、見事に子どもから大人まで楽しめるエンタメ作品に仕上げている。ただ、勇気を与え背中を押されるけど、プレッシャーに感じてしまう人もいるかも。自分も何かしなくちゃいけないと。逆に説教くさいぐらい。苦笑
それと、ヒットアニメ映画とはこうあるべきだという演出を狙いに行っている感が要所要所にあって少しあざとさを感じてしまった。完全にテーマパーク化を狙ってるよねとか。笑
それでも純粋な熱い想いで生み出されたブルーノやルビッチの名言には心震える。芦田愛菜の叫びが刺さる。
エンタメとビジネスの世界で時代を牽引する西野亮廣が、これからどんな作品をつくり続けてくれるのか期待。
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