劇場公開日 2020年12月25日

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「2021年ラズベリー賞」映画 えんとつ町のプペル エラーゴンさんの映画レビュー(感想・評価)

1.02021年ラズベリー賞

2021年1月18日
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映画が好きで年間100本ぐらい観てきましたが、この映画はラズベリー賞確定ですね。

スタジオ4℃の映像技術を無駄遣いしていてストーリーが平凡。
しかも脚本が素人レベルで作者の主張をだらだら話す展開が続きます。

「えんとつ町のプペル」というタイトルが何を意味しているのか、最後まで回収されないまま終わってしまいました。

腐るお金をLを使った経済システムで、えんとつの煙で外界から見つからないように隠れて生活している世界観らしいですが、細部の作り込みがないのでリアリティがありません。

この世界の外には星がある事を父親のブルーノから吹き込まれたルビっちは、それを信じて星を見る為に街を覆っている煙を爆破する事になるのですが、えんとつ町の住民はそれを何ら疑わずルビっちの主張を信じ込みます。

そこにもの凄い違和感を感じました。

どうして根拠もない話を疑わずに信じ込めるのか?
作者は「信じぬけ」と熱く語りますが、その根拠を描かずにただ単に主張するだけ。

最後、ブルーノの長セリフがありましたが、これをブルーノが言う理由は一体なんなんでしょうか。

ずいぶん前から進んじゃいない。
ここで終わってなるものか。
ここで終わってなるものか。
ここで終わってなるものか。

これは作者の虐げられてきた心の叫びであって、この映画のキャラクターと何の関係があるんでしょうか?

下を見るな
上を見ろ

夢を諦めている人へのメッセージ?
とてもそんな風には思えませんでした。
そもそもその背景が描かれないまま、作者の主張をする為だけに映画を私物化してしまった残念な内容でした。

作者の自作自演を無批判に信じている人が絶賛しているようですが、ハッキリ言ってカルトですね。公開中に信者が広報活動するのもカルト宗教と被りますし、子供達の教育にも悪影響だと思います。
家族連れで観に行く方は気をつけてください。

こういう宗教性の強い映画をエンタメとして公開してしまう日本の劣化が心配です。

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エラーゴン