パヴァロッティ 太陽のテノールのレビュー・感想・評価
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イタリアのオペラ歌手、大男のルチアーノ・パヴァロッティはまさに太陽。
北イタリアのモデナ、フェラーリやマセラティの自動車メーカー、バルサミコ酢、などが検索すると出て来ますが、オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティが生まれ育った場所でもある。
家族を愛するイタリア、食事を愛するイタリア、オペラを愛するイタリア、そんな印象を体現している様なルチアーノ・パヴァロッティはオペラ歌手テノールでデビューして活躍、一躍人気オペラ歌手となる。
奥様の「あの声を聴いて恋に落ちない人はいない」と言うほど魅力的な歌声、そして輝く笑顔。
3人の娘達と過ごし、夜は舞台の日々。
活躍の場が広がると忙しくなる。
海外での公演や仕事も増えると益々忙しく家に帰ることも難しくなる。
愛人などのインタビューでは、神経質な一面もあり、沢山の荷物と移動、ホテル暮らしの生活は大変なのだろうと思う。
それでも、娘の病気が見つかった際は、仕事よりも看病を優先する、愛情溢れる人。
あの笑顔と愉快な会話で周りを照らす。
ダイアナ妃と出会い、戦地の子供達への愛から、活動を広げて行く。
中国で自転車に乗る姿は楽しそう。
新しい年下の女性と出会い、妻と離婚して再婚をしても、元妻への言葉は優しく、娘達のことも変わらず愛し、大きな愛情溢れる人なのだと感じました。
YouTubeで検索すると三大テノール歌手のコンサート映像など、沢山の歌声と姿を見る事が出来る。
最後に新しい妻が残した映像と本人の言葉の中に、二人の間に生まれたまだ幼い娘に何か言葉をと求められた際に、自分が残した言葉に縛られて欲しくないとの答えが印象的でした。
太陽の様に光り輝き、周りを照らす、色々な意味で大きな人、愛さずにはいられない素敵な魅力が溢れた映画でした。
「人生は短過ぎる」
ルチアーノ・パヴァロッティ
プラシド・ドミンゴ
ホセ・カレーラス
のあのコンサートがもう昔って
「人生は短過ぎる」ねぇ。
「誰も寝てはならぬ」♥
生で聞いた事は無いし、オペラを演じている姿も通して見たことが無い。騒がれて僕でも知れる様になったのは、90年代に入ってからだね。つまり、リサイタルをテレビ放送で見る事くらいだね。
でも、やっぱり、オペラは役を演じている姿を通して見たいね。
ドニゼッティの「人知れぬ涙」《愛の妙薬》はまだ見た事は無し。
タブロイド版なお話は余り好まない。
追記
オッフェンバックのホフマンの舟唄をテノールで聞きたいものだ。
追追記
三大テノールって言っても、僕には区別が突かなかった。HI-Cって言われてもね。
僕的にはヒゲ面が嫌だった。
オペラに興味はないのですが、、、
人生がオペラだった
大スター
歌声と笑顔が大好きです
人生とは素晴らしい
ブラボー!
オペラはお金持ちじゃないと見られないものと思ってたので、ナマで体験したことはなかった。たぶん、これからもないだろうなぁ。歌を聞くのは好きなので、クラシックもOK。だけど三大テノールとかは特に興味なかったのよねー。なのになぜ映画館に来たかというと、スポーツジムのモニターで、予告が流れていたから。映像だけで、音声は消してあったけど、字幕は出るので、運動しながら何度も見てたら気になってきたのだ。
そして、出会ったパバロッティの声。明るい真夏の光のよう。全盛期はすごかっただろうなぁ。今度CDとか聴いてみよっと。
プライベート映像やライブ映像と、関係者のインタビューを繋いで、彼の足跡を追っていく。正直、あまり深掘りしてないなと感じたけど、変に人物像を作ってしまうより良かったかも。すごいかわいい人だったなぁ。
歌声さえ聴ければ満足、満足
日本武道館の単独コンサート、日本での三大テノール、メトロポリタン歌劇場の来日公演『トスカ』『愛の妙薬』ぐらいしかパヴァロッティを生で聴いていないのですが1980年代以降のオペラファンなら避けて通れないスーパースターです。
ゴシップ的な事は知らなかったのですが紆余曲折があって映画は『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」で終わります。
Vincerò! Vincerò!
って、涙腺大崩壊でした。
U2のボノはパヴァロッティの歌心を理解していましたが、メトロポリタン歌劇場の俗物丸出しの観客の酷評に腹が立ちました。友人が教えてくれたNYのMETでクライバーの指揮する『ばらの騎士』にイタリア人歌手役で出演したパヴァロッティだけを聴いて帰ってしまう客がいたというエピソードを思い出しました。
まさに太陽のようなテノール
最盛期を過ぎたパヴァロッティについて批判的な感想を言うファンに対し、U 2のボノが言った「やつらは何もわかっちゃいない。歌はハッタリじゃない。声には、その人の生きてきた全てが現れるんだ。その人の人生が詰まってる。成功した事も、犯した過ちも、希望や欲望、全てを歌にぶつけるんだ。」という話が強く印象に残った。
パヴァロッティは、希代の大天才だったのだなぁと改めて感じた。圧倒的な美声と歌唱は言うに及ばず、立派な体躯と、舞台映えする派手なお顔、そして太陽のように明るい表情、オーラ。あそこまで魅力的かつ超有名な大スターでも、本番前には緊張していたのは驚き。
偉大な人でした。生で聴きたかった!
L. パバロッティのドキュメンタリー映画。
少し躊躇してたけど、ようやく鑑賞。
心から、観てよかった!
素晴らしい歌声はまさに神からのギフト。
当時のオペラ歌手は今で言う映画スターと同じ。
パン職人の息子としてイタリアのモデナに生まれ、初の大舞台が1961年26才の時。病欠スターの代役を堂々と演じ切り、それから彼の時代からやってくる。
彼の人柄や生き方がよく伝わる、時系列のとてもわかりやすいドキュメンタリー。
人が大好きで、人懐こく、サービス精神に富み、とても人間味のあるパバロッティ。
13才の時に破傷風で昏睡状態が続き死にかけた体験から「これからは思い切って生きよう」と決心したとか。
晩年は34歳年下の秘書と再婚するけど、この映画を観たら単純な「歳の差スキャンダル」とは言えないな… なぜなら、本当の愛だから。
恋をし、家族を愛して、人生の浮き沈みを経ながら
仕事に情熱を注ぎ続け、様々なチャレンジをし、自分に正直に生き抜いた愛すべきオペラ歌手、それが私から見たパバロッティ。
私の人生で【悔やまれること】があるとするならば、パバロッティの生声をもう聴くことができないこと。
彼の十八番『誰も寝てはならぬ』は鳥肌もんです。
そしてなんと嬉しいことに、劇中にもある、ドミンゴとカレーラスと組んだ三大テノールのユニットコンサート、年明けに大画面で観る事ができるようです。今から楽しみです。
オペラを演ずるために生まれたような声
ただ美しいだけではなく情感の表現力が豊かで、オペラを演ずるために生まれた声だったと感じました。ただ、どうしても側にお世話をしてくれる女の人が欲しくなっちゃって、女性側もそれを分かってて、本人も女性たちもそれを自己弁護しているのがなんだか気持ち悪くて苦手でした。
画面越しにも歌声に感動
なんとなくしか知らなかったけど、歌声は画面越しにも感動させられました。
この映画でたっぷり歌声が聴けて良かった。
楽しく前向きに生きること、サービス精神、自分に出来ることでシンプルに行動するところが素晴らしいなと思いました。
人生は短すぎる
良き回顧録
アーティストとしての凄さと人間としての魅力
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