バトル・インフェルノ

劇場公開日:2020年2月21日

バトル・インフェルノ

解説・あらすじ

悪魔払いの儀式をネット配信するヤラセ番組に本物の悪魔が降臨したことから巻き起こる恐怖を描いたホラー。マックスとドリューはリアルタイムで悪魔払いの儀式を配信するヤラセ番組「除霊の時間」で荒稼ぎしていた。ある日、取り憑かれた人間役の俳優が姿を現さず、ドリューの婚約者レーンが代役として出演することに。しかしレーンは台本を無視し、まるで本物の悪魔に取り憑かれたかのように振る舞い始める。さらに、突如としてスタッフの1人が火だるまになって焼死してしまい……。主演は「バックトレース」のライアン・グスマン。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。

2019年製作/95分/アメリカ
原題または英題:The Cleansing Hour
配給:「バトル・インフェルノ」上映委員会
劇場公開日:2020年2月21日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 【”除霊の時間・・。”今作は、ヤラセのオカルト配信番組を全世界に流していた男女達に超強力なリアルサタンが憑りつき、壮大な悪を全世界に拡散する像絶なシーン満載のオカルトホラーである。】

2025年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

驚く

■小さい頃、神学校で共に学んでいたマックスとドリューは、リアルタイムで悪魔祓いを行うやらせ番組”除霊の時間”を全世界に配信していた。
 イケメンのマックスは偽神父で、ドリューは番組を仕切っていた。
 番組は人気を獲得し、二人は大儲けしていた。
 ある日、悪魔に取り憑かれた人間役の俳優が姿を現さず、ドリューは婚約者のレーンに代役を頼むが、彼女にリアルサタンが憑りつき、大惨事が全世界に配信されて行くのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・最初は、”マア、オカルト映画の変わり種映画かな。”などと、呑気に観ていたが、レーンにリアル超絶強力なサタンが憑りついてからの展開と、全世界に流される映像がマア、凄いのである。

・リアル超絶強力なサタンは、番組スタッフのカメラマンを火だるまにし、クスリをやっていた男も、散々、嬲った挙句に首を斬り殺害するのである。

・そして、リアル超絶強力なサタンは、マックスとドリューに”懺悔せよ。でないと女を殺すぞ。配信は切るなよ!”と告げ、ドリューは、マックスよりも取り分が多かった事を懺悔し、マックスはドリューの婚約者のレーンと昔付き合っていた事を告白するのである。
 もう、マックスとドリューの関係性は、滅茶苦茶になるのである。

■だが、リアル超絶強力なサタンの本当の狙いは、”除霊の時間”を観ていたフォロワーたちに、悪を拡散する事であったのである。
 そして、全世界で配信を見ていた人たちは、身近な人達を殺し始めるのである。
 その中には、大統領の息子もいて、執務室は大混乱になるのである。

<今作は、ヤラセのオカルト配信番組を全世界に流していた男女達に超強力なリアルサタンが憑りつき、壮大な悪を全世界に拡散する像絶なシーン満載のオカルトホラーなのである。>

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NOBU

4.0 悪魔祓いでバズり

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悪魔祓いヤラセ番組のライブ配信中に本物の悪魔が降臨。
悪魔が主導権を握りライブ配信をするという発想が斬新

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ゆうき

3.5 感想メモ

2025年1月24日
iPhoneアプリから投稿
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ヒラめ

4.0 惜しくて惜しくて惜し過ぎる~

2025年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悪魔という宗教上信じられているものは一般的に浸透しているものの、日本では「マツコの知らない世界」でバラされた心霊現象映像の嘘によってたちまち消え失せてしまった。
しかし今でも海外では心霊現象や悪魔にまつわる何かしらのものは人々の中で信じられているのだろう。
そこにある最初の概念 神 この概念の逆というこの世界の仕組みが、悪魔というものも同時に存在させている。
それを現代に置き換え、いわゆるYouTubeをモチーフにしたSNSで悪魔祓い儀式をライブ形式で配信するという設定
従来これがなかったのは、ややもすれば3流作品へとなってしまう危惧があったからかもしれない。
しかしこの作品の脚本はうまくできていた。
ホラーとしてのタブーに近い部分にまで踏み込んでいるが、それを上手に処理している。
確かにホラーとして着地を決めている。
さて、
この終わり方はまさしくホラーだったが、SNSの問題点と絡めればもっとよかったように思った。
つまり、悪魔が登場しケーブルをかじった瞬間に消えることで悪魔とSNSが融合し、その結果、最後のニュース映像になればその原因こそネットで悪魔に洗脳された各自の認識がそれらの事件を引き起こしたということは、視聴者は汲み取ってくれると思う。
ただ、そもそもあの裕福な少年が何者だったのかを伝えたかったのだろう。
しかしそれさえも、あの少年の奇怪な行動によって大統領に判断ミスが起きたということも描けたと思う。
タイトルがそもそもバトルインフェルノに訳されていることが2流以下を感じさせてしまう。
しかしそれは内容を鑑みつけられているので仕方がない。
原題であるThe Cleansing Hourをもっと別の言葉にした方がよかったようにも思えるが、あの内容ではこれもまた仕方がない。
世界の人口の約55%を占めているキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒の総和
つまり「神」の存在と悪魔の存在を信じているのは、最低でも世界の55%いるということだ。
これこそが人類が最初にかけ間違えたボタンだと思う。
物語では偽神父マックスが、悪魔に言われて懺悔する。
このシーンこそこの作品の最も興味深い場所だった。
彼は言った「頭が悪くても悪いことはわかる」
彼がした懺悔 キリスト教の学校で受けた体罰に対する反撃とケガをしたシスター
「教会に近づくほど増えていく悪」
これこそが真実であり、落ちこぼれの彼らが見てきた世界の真実だったはずだ。
この真実を、400万人が見ている中で悪魔がマックスにしゃべらせるという快挙は、悪魔といえども圧巻だった。
せっかくそこまで持ってきたのだから、やっぱりその路線で最後まで物語を書いてほしかった。
悔しくて仕方ない。
つまり、
悪魔と神とは一緒なのだ。
時に悪魔の姿をして現れることもある。
宗教の真実と教会の真実を世間に公表し、それらが招く人々の苦悩や病気の正体こそ、間違ったことを正しいと認識させられることで起きる現象であり、様々な出来事に通じる。
それは今やネット上で人々を無作為に攻撃し始めているというように締めくくって欲しかった。
マックスたちのした行為とそこに乗っかってきた悪魔
そこに示されたこの世界の真実
焼け焦げたスタッフやカッターで自分を切ったクリスは、ケガひとつなく生きていたことにして、でもマックスの指は嚙み切られており、彼らは悪魔との対峙によって宗教がしていることを悟る。
そして彼らは宗教を否定し、まったく新しい世界観を世界に向けて発信し始めたという完結にしてほしかった。
いろいろ勝手なことを言ってごめんなさい。
信じなくなったキリスト教に対するマックスたちを描いているのであれば、どうしてもそこに着地してほしかった。
悔し~~~

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R41

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