バトル・インフェルノ

劇場公開日:

バトル・インフェルノ

解説

悪魔払いの儀式をネット配信するヤラセ番組に本物の悪魔が降臨したことから巻き起こる恐怖を描いたホラー。マックスとドリューはリアルタイムで悪魔払いの儀式を配信するヤラセ番組「除霊の時間」で荒稼ぎしていた。ある日、取り憑かれた人間役の俳優が姿を現さず、ドリューの婚約者レーンが代役として出演することに。しかしレーンは台本を無視し、まるで本物の悪魔に取り憑かれたかのように振る舞い始める。さらに、突如としてスタッフの1人が火だるまになって焼死してしまい……。主演は「バックトレース」のライアン・グスマン。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。

2019年製作/95分/アメリカ
原題または英題:The Cleansing Hour
配給:「バトル・インフェルノ」上映委員会
劇場公開日:2020年2月21日

スタッフ・キャスト

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(C)2019 THE CLEANSING HOUR, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

映画レビュー

3.5感想メモ

2025年1月24日
iPhoneアプリから投稿
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ヒラめ

4.0惜しくて惜しくて惜し過ぎる~

2025年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悪魔という宗教上信じられているものは一般的に浸透しているものの、日本では「マツコの知らない世界」でバラされた心霊現象映像の嘘によってたちまち消え失せてしまった。
しかし今でも海外では心霊現象や悪魔にまつわる何かしらのものは人々の中で信じられているのだろう。
そこにある最初の概念 神 この概念の逆というこの世界の仕組みが、悪魔というものも同時に存在させている。
それを現代に置き換え、いわゆるYouTubeをモチーフにしたSNSで悪魔祓い儀式をライブ形式で配信するという設定
従来これがなかったのは、ややもすれば3流作品へとなってしまう危惧があったからかもしれない。
しかしこの作品の脚本はうまくできていた。
ホラーとしてのタブーに近い部分にまで踏み込んでいるが、それを上手に処理している。
確かにホラーとして着地を決めている。
さて、
この終わり方はまさしくホラーだったが、SNSの問題点と絡めればもっとよかったように思った。
つまり、悪魔が登場しケーブルをかじった瞬間に消えることで悪魔とSNSが融合し、その結果、最後のニュース映像になればその原因こそネットで悪魔に洗脳された各自の認識がそれらの事件を引き起こしたということは、視聴者は汲み取ってくれると思う。
ただ、そもそもあの裕福な少年が何者だったのかを伝えたかったのだろう。
しかしそれさえも、あの少年の奇怪な行動によって大統領に判断ミスが起きたということも描けたと思う。
タイトルがそもそもバトルインフェルノに訳されていることが2流以下を感じさせてしまう。
しかしそれは内容を鑑みつけられているので仕方がない。
原題であるThe Cleansing Hourをもっと別の言葉にした方がよかったようにも思えるが、あの内容ではこれもまた仕方がない。
世界の人口の約55%を占めているキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒の総和
つまり「神」の存在と悪魔の存在を信じているのは、最低でも世界の55%いるということだ。
これこそが人類が最初にかけ間違えたボタンだと思う。
物語では偽神父マックスが、悪魔に言われて懺悔する。
このシーンこそこの作品の最も興味深い場所だった。
彼は言った「頭が悪くても悪いことはわかる」
彼がした懺悔 キリスト教の学校で受けた体罰に対する反撃とケガをしたシスター
「教会に近づくほど増えていく悪」
これこそが真実であり、落ちこぼれの彼らが見てきた世界の真実だったはずだ。
この真実を、400万人が見ている中で悪魔がマックスにしゃべらせるという快挙は、悪魔といえども圧巻だった。
せっかくそこまで持ってきたのだから、やっぱりその路線で最後まで物語を書いてほしかった。
悔しくて仕方ない。
つまり、
悪魔と神とは一緒なのだ。
時に悪魔の姿をして現れることもある。
宗教の真実と教会の真実を世間に公表し、それらが招く人々の苦悩や病気の正体こそ、間違ったことを正しいと認識させられることで起きる現象であり、様々な出来事に通じる。
それは今やネット上で人々を無作為に攻撃し始めているというように締めくくって欲しかった。
マックスたちのした行為とそこに乗っかってきた悪魔
そこに示されたこの世界の真実
焼け焦げたスタッフやカッターで自分を切ったクリスは、ケガひとつなく生きていたことにして、でもマックスの指は嚙み切られており、彼らは悪魔との対峙によって宗教がしていることを悟る。
そして彼らは宗教を否定し、まったく新しい世界観を世界に向けて発信し始めたという完結にしてほしかった。
いろいろ勝手なことを言ってごめんなさい。
信じなくなったキリスト教に対するマックスたちを描いているのであれば、どうしてもそこに着地してほしかった。
悔し~~~

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R41

4.0質の高いB級映画

2024年6月18日
PCから投稿

【鑑賞のきっかけ】
面白そうな動画配信はないか、と、かなり以前からチェックしていたものの、長らく未見となっていた本作品。
ちょっとした空き時間を利用して、鑑賞してみることとしました。

【率直な感想】
正直なところ、作品から受ける印象が、鑑賞前と大きく違うことに驚きました。
やらせの悪魔払いの番組をライブ配信していたところ、本物の悪魔が出演者に取り憑いてしまい…という設定から、なんとなく、コメディタッチの作風を想像していたのです。
ところが、そういう「お笑い」の要素は全くなくて、制作者側は極めて真面目(?)に作品に取り組んでいることがよく分かります。
ストーリー展開そのものは、想像がつくとおり、最初は、やらせ番組の配信状況が描写され、その後、登場人物たちは、お疲れ様的に飲み会に突入。
後日、新たにライブ配信をスタートさせたところ、悪魔に取り憑かれる役を演じている女性の様子がおかしくなり、なんと、本物の悪魔が取り憑いていた。
さあ、どうする!
といった感じですか。
ここからコメディ的に展開するとおもいきや…。
とにかく悪魔が引き起こす超常現象が凄まじくて、登場人物たちも、「これは本物の悪魔」と認識し、必死に、取り憑かれた女性の命を救うべく、「真面目に悪魔払い」を始めるのでした。

本作品の肝は、「悪魔はなぜ、この動画配信の番組の現場に姿を現したのか?」という、悪魔が取り憑いた目的に明確なものがあるということです。
この目的が達成されるラストへ向けての展開には、目を見張るものがありました。
本家本元の「エクソシスト」や、最近話題になった「ヴァチカンのエクソシスト」などと比較しても、悪魔の「凶悪さ」は群を抜いていると感じたのでした。

【全体評価】
コメディタッチかと思わせるシチュエーションから、私もそうなのですが、チェックはしたものの未見になっている場合が多いと感じました。
しかし、作品の中身は極めて真面目(?)な「ホラー映画」です。
特に、悪魔の「凶悪さ」に息を飲む、変な言い方ですが、「質の高いB級映画」であったと思います。

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悶

3.0発想は面白い

2023年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

嘘の悪魔祓いでフォロワーを稼ぐマックスとドリュー。しかし、配信中に本当の悪魔が憑依してしまい…。
ある目的から視聴者数を稼ぎたい悪魔と、悪魔の正体を知ることで弱点を探そうとする配信者の駆け引き映画。オチも含めて発想は面白いがバトル感は無いです。

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shotgun

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