ザ・ビーストのレビュー・感想・評価
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レクター博士には勝てません。
貨物船内で脱走した凶悪犯と、乗り合わせた密猟者の攻防を描く物語。
B級映画への出演が続いているニコラス・ケイジですが、この映画は大作ではありませんが、しっかりとお金をかけた作品です。
貨物船という密閉空間。サイコで元特殊部隊隊員という脱走犯。放たれた猛獣たち。女医とのラブロマンス、船長の息子との疑似親子のような関係。そして裏切り。
面白くする為に色々なものを詰め込み、でも上手にまとめ切れなかった印象です。
ただ、この映画の場合、サイコ犯の設定をどう感じるか?でしょう。明らかに「羊たちの沈黙」を感じさせるものでした。そして、そう感じてしまうと、相手は映画史に残るレクター博士です。勝ち目があるわけがありません。
なまじ犯人を「特殊部隊隊員」としてしまったので、サイコの恐怖を感じにくくなったことも、面白みが減じた理由かもしれません。
もう少し設定を整理すれば、もっと面白くなったと思うので、残念に感じる作品でした。
アニマルパニックではない
内容はあらすじ通り護送中の殺人鬼が脱走して猛獣ハンターの収獲動物を解放して…ではあるんだけど、脅威となるのはホワイトジャガーと毒ヘビのみで動物側の殺戮シーンは多くないです。(一応サルもいるけど出番が一瞬なので除外)
パッケージには色々な猛獣が描かれていますが、パッケージ詐欺です
一流のロクデナシ
動物密輸人のフランクが、捕らえた立派なホワイトジャガーを船で輸送中、同船したプロの殺し屋が猛獣達を解放し船内がパニックに。
殺し屋の他にホワイトジャガーをはじめとする危険な猛獣も船内をうろつく中、殺し屋を捕らえようとし絶命していく。
ご都合主義なところもあったけど、サイコな殺し屋の他にも、気の良い機械士や謎めいた男等々登場人物も様々で楽しめた。
しかし、タイトルほど動物達が活躍していないような気がしたのが寂しいところ。
依頼は普通のジャガー
ブラジルの熱帯雨林でホワイトジャガーを捕まえたハンターが帰路の船でテロリストの移送と遭遇し巻き起こる話。
移送中の殺人鬼で暗殺者のテロリストが、見張り役を騙して銃を奪い檻から脱出し船内で暴れまくっていく。
銃撃と格闘に加えてホワイトジャガーやアナコンダを放出させてスリリングさアップ。
狭い船内で逃げ場の無い緊迫感はなかなか面白かったけど、もうちょいホワイトジャガーに頑張って欲しかったかな。
それと画面が暗い上に赤っぽく全体的に見難かったのが残念。
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