バルカン・クライシスのレビュー・感想・評価
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後半のアクションシーンは迫力があり楽しめました。
コソボ紛争末期。コソボにある空港を占拠したロシア特殊部隊の闘いを描く物語。
コソボ紛争は、西側から見れば「セルビア悪」の位置づけですが、この映画はロシアサイドからの映画。セルビア側が被害者側として描かれています。
かなり複雑で残虐な紛争だったそうですから、それも一面の真実なのでしょう。ただ、セルビア側が行った残虐行為を一切触れていないのは、やはり違和感があります。
さて、映画としては後半部分の戦闘シーンは迫力満点で、アクション映画ファンとしてはこれだけで観る価値があります。
ただ、中盤迄は冗長です。プロローグ的なストーリーが数多く描かれ、戸惑いを覚えます。
整理してもっと分かり易い構成にした方が、クライマックスへの流れがスムーズだったと思います。
オーソドックスさが好感
すんごい悪い軍人の大部隊を少人数で迎え撃つ、普通に面白い展開。ロシア人も熱いね。
BGMがインターステラー丸パクリなのが途中から気になった。ラストの主人公がヒロインにアタックするとかなんか、意味なく意味深な雰囲気を醸し出していて笑える。
ロシア軍はヒーローです。
1995年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下、問題行動を起こしてロシア軍を不名誉除隊させられた面々が1999年コソボ紛争下で集結し、空港を占拠して空挺部隊を待つ指令を受ける話。
戦争映画にしては緊迫感がないしゃべり過ぎの気抜き過ぎから始まり、スタイリッシュにみせたい感じが安っぽい。
実際の報道映像なんかも交えて、背景を描いているけれど、ストーリーとは関係ないものも多いし、アルバニア人過激派とのバスでの件は、後に繋がるのはわかるけど、ストーリーがとっ散らかってしまっている印象。
格好つけ過ぎてシーンが延び延びでテンポも悪いし。
見応えのあるところもいくらかはあったけど、冗長で非常に長く感じた。
戦争映画が贖罪映画に! Godspeed!
死にかけた兵士に捕虜が唾。ヘリコプターからポイ。
そんなこともあってか、なんせ始めから凄い。セルビア空爆が始まった時、妊婦さんを旦那さんが病院に連れていき、玄関まで送り車に引き返そうとした瞬間、ドッカ~ッン、病院に爆弾が直撃。さて妊婦さんは?
Death to Serbs
敵兵をポイしたことでロシアに帰れなくなったベック率いるロシア特殊部隊兵たち。しかし、そんなことはよそに彼らの能力を必要とするときが来た。
次の任務は、スラティナ飛行場を奪還し、死守すること。
しかし・・・・・
その空港では指揮官スムク率いる数百人のアルバニア系野盗とベック率いる数人の特殊部隊との壮絶なる戦いが待っていた。この映画の大一番の見どころとなっている。
この映画、ロシア製なので180度見方が異なるのは言うまでもないが、スムクの人物像が非道・残虐・血も涙もない、そんな人なので臭いが伝わるように西側にいるNATO軍も最後にちょこっとだけ出てくるのに悪者に見えてくる。このアルバニア人のスムクという人は、この映画ではテロリスト(コソボ解放軍 AKA: Albanian UCK)という位置付けになっているので、多くの住民を虐殺し、ジェノサイドも行っている場面も出てくるうえに、いきなり一般のバスを襲撃したり、捕まえた可愛い女の子の首に食い込むほどナイフを突き立てたりしている。映画では、たぶんそこまでしたのを見たことがない。ロシア映画、おそるべし!
少し誇張したような銃撃戦や爆弾の破裂具合があるけれども、そんなこと一番の良い例が、ジョン・ウー監督の映画のように火薬だけドンチャカ爆破しとけば戦争映画なんてハリウッド映画では慣れっこになっているので違和感を感じない程度だったので、この映画はそんな次元にいないことを言っておきたいし、またスタントにかかわった人達の活躍は目を見張る一見の価値のあるもので、とにかく偉大と言うしかない。戦闘シーンは間違いなく凄く迫力のある映像に仕上がっていて拍手ものです。パチパチ。
piece of piss
サウンドスケープとしてのロック調の音楽。嫌味がない。紅一点のスナイパー。凄すぎる。コソボ紛争なんて知らなくても十分に楽しめる。少し不謹慎か?
今まで、日本でのロシア感を変えるとまではいかないにしても、ロシア兵を英雄とたたえるロシア以外の国が存在することを目の当たりにすると何か妙な変な思考になってしまう。
少し黒澤映画、少しJ・リー・トンプソン映画、少し燃えよドラゴン。以上です。
なんのこっちゃ。知らんけど。
Nikto krome nas
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