リトル・モンスターズのレビュー・感想・評価
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お下品ホラーに子どもを使うとは卑怯な(笑)
ダメにも程があるデヴィッドと頑張る先生キャロライン、テレビタレントのテディ、個性的な子ども達の組み合わせは楽しんで観られます。
コメディホラーですがゴア描写には“あまり”手を抜いてない。貪り喰うシーンは真面目に作ってあるので苦手な人にはお勧めしません。
遠足先の牧場のとなりが軍施設と言うご都合主義で、ゾンビで再生研究していると言う…ありきたりな(笑)
当然トラブルで施設外にゾンビが溢れて、主人公達がボロい土産物店に立て籠る展開、なのに何故かゾンビが大人しい(笑)
他のゾンビ映画ならとっくにぶち破られてエライ事になってるはずだが、子ども相手だからなのか?“待ってくれてる”(笑)
ゆったりした時間がゾンビ映画では珍しい。
中身はデヴィッドの精神的な成長と意外にも勇猛なキャロライン、やっぱり下衆だったテディがキャラクターとして立っているので非常に見易い。
物語前半はデヴィッドのクソぶりに呆れ、後半はテディのクソっぷりに呆れ……その結果、子どもやキャロラインとの対比でにやけてしまいます。
個人的には「ゴルフやりたい」と喚いた子どもには腹が立ったが、今時のクソガキらしい(笑)
トータルとして、ちょっと楽しめる下品なホラーコメディ、ゾンビと言うだけでつい観てしまう人、外国のお下品コメディが好きならどうぞ。
一緒に歌えば
定職にも就かず、恋人にも振られ姉の家に転がり込む、言わばダメ男な主人公と、その甥が通う幼稚園の先生が遠足先の動物園で子供達を守りながらゾンビと闘う、爆笑のゾンビコメディ映画!
・・・とおもっていたが、寧ろ子供たちや勇敢な先生との交流を通し、ダメ男だった主人公が成長していく作品だった。
コメディ映画としての笑い、
ハートフルドラマとして自然と溢れる笑顔
両方がふんだんに織り込まれた作品だった。
全国上映しても良いくらいでは?
終盤、軍の司令官っぽい人が言ったセリフの伏線が回収されていないような気がするので(気づいていないだけかも)、続編があるのでは、と期待☆
スーパーティーチャー・オードリー
口を開けばケンカばかりの彼女の家を出て、5歳の息子を持つシングルマザーの姉の家に居着いた主人公が、甥っ子の幼稚園の遠足に同行しゾンビに襲われる話。
米軍の軍事施設で行われていた再生プロジェクトの被験者がゾンビ化し、主人公たちが遠足で訪れていた近隣の牧場を襲うストーリー。
口も素行も悪い主人公に、真面目で優しく愛らしいキャロライン先生や、妙に賢くませてる甥っ子等、キャラクターが良い感じ。
更には、ちょっと品がなかったりエグかったりもあるけれど、音楽ネタを中心に、笑いどころもたっぷりだし、テンポも良いし。
ただのドタバタゾンビコメディかと思っていたら、最初はめちゃくちゃな主人公の成長物語みたいな要素もあって、意外にも温かさも感じられてとても面白かった。
こういう映画、もっと日の目を浴びればよいのになー。
今時、ゾンビはなかなかシネコンでは難しいと思うけど、ネタが尽きたぶんたまにこういう面白い作品が出てくるよなー。無邪気な子供達とゾンビ、それに加えてまっとうな先生にダメ男達。笑えるし脱出方法が妙。ラストも気分よく終われました。ほどよいグロさもあるし、面白かった。
Playtime is over. なんちゃって?
オープニングクレジットが終わってもいないのに男女が言い争う会話から幕を開ける。彼らの口喧嘩は、場所・時間・人を超えている。
Is that too much to ask?
- One thing I fuck up in the last nine year.
One thing?
-Eight years in a row...you have to remember in a relationship.
........................................................
You're like a child!
-I'm like a child?
自分のやりたいことをして定職にもつかず、言いたいことだけは言い、人のことなど眼中にない、まして自分の彼女なんて……自己中男デヴィッド。彼女との仲直りの為にダースベイダーの格好をさせた甥のフィリックスと彼女のアパートを訪ねると......ドッキリ ⁉
-Yeah, you fucked up, didn't you, Sara?
You say one thing. You never come through.
-Hello? I was just about to!
I don't mean marrige and a baby, Dave!
I needed you to love me.
And you're incapable of loving anyone but yourself.
-At least I'm not stuffing real estate agent dick in me
the first chance I get!
You need to watch your language!
-You need to stop having sex in front of kid!
Don't talk to Rory like that.
Rory is more in touch with his emotional self "than you'll ever be".
There is a big difference between being with someone
and ”being there for someone”, Dave.
浮気相手のロイが.....Violence is never the answer.
ダースベイダー・フィリックス "If you only knew the power of the Dark
Side." 今回のスター・ウォーズでも台詞にあるのかな?”スーッ・ハァーッ、スーッ・ハァーッ“
シナリオとしては、甥のフィリックスの幼稚園の先生キャロラインに一目惚れしたデヴィッドが付き添いで遠足に同行したのはいいが農園型遊園地でゾンビに遭遇してしまう。そこから脱出する様子を描いたサバイバルゲームであり、多少のスプラッターもあるソリッドシチュエーション映画となっている。その中で、テディ・マクギーグルという子供番組に出てくるキャラがデヴィッドをはるかに超えた自己中男で、そのことが反面教師的存在となり、彼が次第に人のために尽くし成長する姿、過程をコメディタッチで描いている。
コメディ映画としては、笑いを獲るというよりも微笑ましいさのほうが勝っていて、デヴィッドが怖がっている子供たちの気分を盛り上げるためにウクレレを使って歌うシーンが特に感じがいい。♪Where it began, I can't begin to know when で始まるニール・ダイヤモンドの ”Sweet Caroline” 。その歌詞の一部分をSweet ➡ Miss と変えて歌っていたところが二重丸。女心をようやくわかってきたデヴィッドさんなのですか?
そんな微笑ましい場面だけでなく、アメリカの軍基地でゾンビが隔離施設から抜け出すところは、派手さも仰々しさも何もない描き方が反ってこの映画の言葉では表せないテイストとなっていてラスト、ゾンビが人間らしい部分をコメディっぽく見せていたのにいきなりな冷徹さも加えている。
何と言ってもキャロライン役のルピタ・ニョンゴさん。「子供たちのためならなんでもする。」なんて澄み切ったキリリとした目で言ってのけ、しかも美人でスタイル抜群とくれば女神様かキャロライン様か? デヴィッドだけでなく世の男性陣はメロメロですか? この方「コメディとホラーは共通点が多い。」という今回の映画の内容と同じような事を言っていた監督の映画にご出演されていました。
子供が出ているからゾンビの動きが鈍いと思っていたら、逃げ込んだスーベニアショップの周りではゾンビ化したほかの幼稚園の子供たちがいたりして、その子供たちに対して、木の板でぶん殴ッテ…御愛嬌では済ませられないから....? ちなみに映画のレイティングに関して子供に見せてよいか迷っている人の一つの目安としてCommon Sense Mediaという非営利サイトを参考にしても良く、今回の映画はPG12 ➡ 16+となっていた。ただし、少し日本人との意見・感覚が微妙に違うところが散見しているので、そのまま鵜呑みにする事には注意が必要とされる。
コキュートスの世界観を描いた2016年のオーストラリア映画「シークレット・オブ・ハロウィン」美男が多く出てくる映画として記憶があり、オーストラリアの独自性が言葉で表せない自然・人間・言語の良い意味での違和感を感じたものをこの映画でもアメリカ人が出ていてもなぜか感じてしまう、そんな映画であるのは確かなこととされる。あくまでも個人的に....
余談。何十年も前にアメリカの医学調査チームがオーストラリア人の通称 ”brain shrinkage” について調査するという記事を読んだことがあるが、理由としては、オーストラリア人の飲酒の量の多さと医学的な結びつきを解明するためだと聞く。この映画でもアルコール依存症の男の人が酒が無くなったので、口臭止めのマウスウォッシュ液剤を飲む場面があったが、ほかのオーストラリア映画でも同じようなことをしていたので彼らはお酒が底を突けばアルコールの入っているものは何でも口にされる方たちだったと改めて知っちゃいました。
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