劇場公開日 2020年1月31日

「アホっぽい邦題に騙されちゃあいけない!」処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アホっぽい邦題に騙されちゃあいけない!

2024年6月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

ゴア描写、アイデア、コメディ、テンポの良いストーリー、全てが高水準で最高!誰だ!邦題考えたの!しょーもないB級映画だと思って今まで手が出なかったんだぞー!

B級映画は好き。でもあんまりふざけたタイトルはなかなか手が出ないのです。「悪魔の毒々」シリーズとか未だに観れていないのはそのせい。「ムカデ人間」とか「拷問男」とかは観るくせにね…。かといって「〇〇オブ・ザ・デッド」とか言われても「あーまたオブ・ザ・デッドか」ってなっちゃうし、タイトルって難しい。そして本作、あまり期待せずに鑑賞。冒頭から容赦無いゴア描写に度肝抜かれました。え?ガチやん、これ( ゚д゚ )

本作の見どころは間違いなく振り切ったゴア描写にあると思いますが、これがもう気持ちいいくらい潔い。内臓はじゃんじゃん飛び出るわ、頭もグッチャグチャに潰されるわでやりたい放題。挙句の果てに一般の人間様に向かって大砲撃ち込むドイツゾンビ。赤ちゃんも吹っ飛びながら「あー」とか言ってます。「あー」じゃないよ全く…。

主人公の片腕だけがゾンビ化するのは「死霊のはらわた2」のオマージュかしら?ゾンビパワーを手に入れた主人公とゾンビスクワッドなるポンコツチームが、更にロシアゾンビを蘇らせ、ドイツゾンビに立ち向かう…。もうストーリーがめちゃくちゃでめちゃくちゃ面白い(笑)ラストはちょっと感動。

肉弾戦のアクションも迫力があり、スーパーヒーロー映画を観ているようでした。いや、流石に言いすぎた(笑)でもゾンビ映画で格闘アクションてなかなかないんじゃないですか?そこも見どころですね。

吹雪まんじゅう