「シリアスだからこそ魅せ方が大事」ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 JJJJJさんの映画レビュー(感想・評価)
シリアスだからこそ魅せ方が大事
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昨年、コレクティブがつまらな過ぎて今後はシリアスな組織隠蔽モノは観ないと誓いましたが、本作はドラマ性が評価されていたので騙されたと思って観に行くことに。結果、当たり!弁護士事務所に所属する一弁護士がクライアントである企業に立ち向かうという無理ゲー設定から始まり、エンディングまでの物語のアップダウンは見事(=基本に忠実)。これには原告である農家のおじさんの存在が大きくて、あのおじさん夫婦が癌を患ってしまった時はどん底に突き落とされた気持ちだった。主人公である弁護士の私生活での苦しみが庶民でも共感できる内容であったこともポイントだったと思う。
コレクティブと比較して、同じトーンの作品であっても作り方が異なるだけでこれだけ刺さり方が違うのかと実感。真面目なだけはつまらない。本作のように丁度良い塩梅の作品とこれからも出会いたい。
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