「「みんな違ってみんな良い」的な〜〜」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
「みんな違ってみんな良い」的な〜〜
コロナの自粛後にやっと公開された今作。
テンポが良い!!
アメリカの南北戦争当時の話だけど
そんなにタルい部分はなく
トントン話が進んで行く。
女性の幸せは金持ちの男を見つけて
結婚することが一番であった時代に
結婚も有りだけど、
自分の力で生きようとするのもありよね。
要するに「みんな違ってみんな良い」的な〜〜
現代の女性にも通じるストーリー。
映像の美しさ、編集のテンポの良さ
脚本の良さ、シャラメ君の可愛さ?(笑)
全部、一押しです!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
原作の「若草物語」自体、
「ガラスの仮面」の劇中劇の部分しか知らない(笑)
「若草物語」にそんなにたくさん続編があったことも
知りませんでした。(恥)
主演のシアーシャ・ローナン演じるジョーが
自作を出版社に持ち込むところから始まる。
女性であっても自力で生きようと
作家になるための第一歩を踏み出す。
つまりは男社会に踏み出す象徴的なシーン!
アニメで放送された子供時代では無く
もうちょっと大人になった時代から始まり、
回想の少女時代と行ったり来たりするため
時系列を追うのに最初少々戸惑いました。
何十年も間のある話では無いので
役者さんもそんなに老けてないし〜〜
ただ流石にアカデミーに
ノミネートされた作品だけあって
多少戸惑っても最後はやっぱ楽しい!!
少女時代も大人になってからのシーンも
映画的な工夫にあふれていて
今日的なテーマ、「みんな違ってみんな良い」が
違和感無く伝わってくる。
女性の生き方と言う古くて新しい主題である限り
「若草物語」はその時代その時代の最新の
問題やら解決策を纏って
再解釈されてゆく作品なんでしょうね。
主役、ジョー役のシアーシャ・ローナンと
四女エイミー役のフローレンス・ピューに
次世代のメリルとキャシー(ベイツ)を
観たのは私だけ??
@もう一度観るなら?
「映像や衣装の美しさは映画館で!」