「愛に溢れた良質の良い作品ですが、ちょっとアレを思い出しましたw」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 松王○さんの映画レビュー(感想・評価)
愛に溢れた良質の良い作品ですが、ちょっとアレを思い出しましたw
過去の名作やミニシアター系の作品観賞が最近多かったので久し振りにメジャー系の良作を観賞したくなったので観賞しました。
※平日の夜ではありますが、観賞した「新宿ピカデリー」は人の入りが結構寂しい感じでちょっとビックリ。
で、感想はと言うと、良いっすね♪
綺麗な作品かつ良い作品。
心が洗われる様な感じでいろんな事を改めて考える事の大事さを教えてくれる様な感じ。
「若草物語」はなんとなく知ってるぐらいの知識ですが、知らなくて全然大丈夫。
新たな視点で若草物語を描いているらしいので、むしろ知らない方が良いのかもです。
それぞれ四姉妹の性格にも違いがハッキリしていて、それぞれの人生感も面白い♪
個人的に感じた難点は時間軸が結構前後して分かり難い。
極端に幼い日の思い出にプレイバックする訳ではないし、服装もそんなに変わらない感じなので、その辺りに認識が追い付かないと置いてけぼりにされる感じです。
また、主人公は次女のジョーなんですが、絶対的な主人公の立ち回りではないので、その辺りもややこしい。四姉妹を均等に出そうとしている分、前情報が無いとやっぱり分かり難いかな?
ベスはストーリー的にはキーパーソンな感じなんですが、ちょっと割りを食った感じ。
マーチ四姉妹の恋の相手となる男性人が…区別がつき難いんですよねw
なんか皆おんなじ感じだし、エマ・ワトソンがいるからか「ファンタスティック・ビースト」のニュートみたいに見えるしw
エマ・ワトソンが主人公かな?と思いきや、シアーシャ・ローナン演じるジョーが主人公なのは良いんですが、メグが長女でジョーが次女。ベスが三女でエイミーが四女だったと言うのにちょっとビックリ。
観る限り、長女=ジョー、次女=メグ、三女=エイミー、四女=ベスかと思ったw
キャストがなかなか豪華なんですよね。
ハーマイオニーのエマ・ワトソンに「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン。名優、メリル・ストリープ。
個人的にはあの「ミッドサマー」のフローレンス・ピューがツボw
メグの結婚式で花輪を頭に飾り、楽しそうに宴をしているとどうにもミッドサマーのあのシーンを思い出してしまいますw
今よりも女性の人権や自立が認めてられない時代にそれぞれの夢を叶えるのは困難で、そこに葛藤がある訳ですが、殆どの女性が自分の心を押し殺している。その分活発で自立心の強いジョーは幾分ワガママに見えなくもないんですが、まぁ現実はこんなもんですよねw
結婚だけが全てではないにしても、結婚をし、家族を作る事で得られる幸せはやっぱり尊いモノなんですよね。
今の時代と比べると些か無理が生じるにしても、家族の団らんや絆。四姉妹の絆はやっぱり美しいし素晴らしいし、なんか羨ましい。
かと思いきやジョーの作家としての自立や葛藤、成功はやはり好きな事を仕事にする活力を与えてくれます。
どっちに転んでもどっちも大事でどっちも大切にしなければならないモノ。成立させる事に難しさを感じ、その辺りのジレンマを感じますが、作品としては愛に溢れた作品です。
いろんな刺激物な作品を結構観賞しているので結構新鮮だしw、また日常の中にも様々なドラマがあって、それに人は一喜一憂する。
別に世界を救えなくても、自分の世界はちょっとした事で崩れそうになったりしても、変えられたりする事が出来る。
それを気付かせてくれる様な作品です。
素敵な良い作品なので、お薦めです♪
ゆりさん
コメント有難うございます♪
殆ど若草物語の情報が無い状態で観ると、なんとなくそんな順列になりましたw
仰られてる性格で考えると、確かに原作通りの順番ですね。
でも、面白かった作品です♪
また、お暇がありましたら、覗きに来て下さいね♪
なるほど。原作を読んでなければそう見えるのでしょうね。
メグ・・・母親を助けて姉妹をまとめようという責任感はあるものの、一家が裕福だった時の生活に未練があって揺れている。
ジョー・・・男勝りでさっぱりとしていて無鉄砲で、自分の信念を曲げない。
ベス・・・内気すぎて学校にも行けなかったけど、常に周りに気を配る優しい性格が家族だけでなく皆に愛されている。
エイミー・・・わがままで目立ちたがり屋。でも末っ子だから許されてしまう。
原作だとこんな感じなので、生まれ順の通りかなと思います。
kossyさん
コメント有難うございます♪
若草物語はそんなに詳しく無かったのとジョーの立ち振舞いがなんとなく長女っぽかったのでそう思いましたw
でも、なかなかな豪華キャストですよね♪
また、お暇がありましたら、覗きに来て下さいね♪