「原作を知らないで観るより、知って観た方がずっと楽しめるような気がします。」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を知らないで観るより、知って観た方がずっと楽しめるような気がします。
古典的名作の実写版ということで、気になっていた作品です。
コロナ明けで、全国一斉に上映されたので鑑賞してきました。
原作は「若草物語」。
遠い昔に読んだ記憶はあります。
4姉妹のお話です。
…
その程度の予備知識
まあいいか。 (間違いではないし)
19世紀中頃のアメリカ
人々の暮す街並み
日常の生活風景や
パーティーでの衣装 などなど
そういったものが緻密に再現された世界で
登場人物たちと一緒の時代を過ごしているかのような
そんな気分になりました。
とても丁寧に作られた良質の作品です。
満足です。
※正直な話、原作を読み返す等した上で観ていれば
もっと楽しめたような気もします。。
◆
あれこれ
話の密度
すごく濃いなと感じました。
「若草物語」って、こんなに内容の濃いお話だったのか
と気になり、調べてみたところ
姉妹の結婚などは「続・若草物語」のお話なのですね。
(原作が4部作とは知りませんでした)
ストーリーの密度が濃いのも納得。
ベスとエイミー
映画が始まってからしばらくの間、
この二人の見分けがつきませんでした。 とほほ
似てませんか?
メグとジョーははっきり区別できるのに…
(認知能力の低下ではない …と思いたい)
ジョーとローリー
一方通行の想いが哀しいです。
気持ちに応えようと振り向いたとき
相手はもう、こちらを向いてはいなかった
なんかこう…切ない
人生とは、まさにタイミングなんですよね
と、しみじみ。
もう一回観に行こうかな
と、思案中です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
今晩は
私も好きな作品は複数回観ます。只、物理的、時間的な制約の中、新作も観たい映画が徐々に上映されるようになり、悩みますよね。
けれど、観たい映画が沢山ある、どの作品をどの順番で見ようか悩むと言う”今まで当たり前の事だったこと”が新鮮に思えるようになったことの僥倖感を感じる昨今です。
さて、明日からどの作品を観ようかな・・。愉しくも悩ましい週末の時間が戻って来ました。
では、又。