劇場公開日 2021年4月16日

「印象にのこらない、、、」名探偵コナン 緋色の弾丸 Masashi Matsubayashiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0印象にのこらない、、、

2021年4月20日
iPhoneアプリから投稿

初期からのコナンファンですが、
今回の映画については特別面白いわけでもなく、
クソつまらないわけでもない微妙な作品に感じました。

犯人の印象の薄さがまず原因の一つだと思います。
探偵団の仮面ヤイバーのシーンや
ゆみたんのシーンを削ってコナンと
容疑者たちの絡みを増やしてほしかったです。
近年のコナンでは主役キャラを推すことに注力し、
映画で登場する容疑者たちへの愛情というか
深掘りが欠落しているように感じます。

かつて映画の容疑者から主要キャラなった
白鳥警部や綾小路刑事のように
キャラクター性をもった容疑者を登場させて欲しいです。

犯人の動機が現実的になってきている点は、非常に評価しているのですが、、、
あくまでもミステリー作品なのだから、アクションシーンよりも私は犯人が誰なのか予想(この人のこの行動が怪しいとか)して、作品を楽しみたいです。

演出や規模ではなく、ストーリーそのものでドキドキハラハラさせるコナンをまた見たいなあ、、、

微妙だった原因の2つ目としては、予告編やプロモーションで赤井家のハードルを上げすぎたことですかね。
原作ではない絡みを見れたことは嬉しかったですが、
特に関係性に進展がなかったのは残念です。

真純✖️沖谷のシーンも、
コナン✖️真純のシーンも、
秀一✖️メアリーのシーンも全部不完全燃焼。
あそこまで見せるなら何か進展あってくれよ、、、

でもFBI、赤井家、探偵団、鈴木家とあれだけ登場人物が多い映画で、それぞれに活躍の場が与えられていた点はうまくまとめ上げられていたと思います。

題材や構成は毎年素晴らしいので、
ミステリーとラブコメのドキドキハラハラが混在してた
かつてのコナンへの回帰を期待しています!

Masashi Matsubayashi