「自分の求めてるものは大体揃えてたのでまぁ…。」名探偵コナン 緋色の弾丸 トビマルさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の求めてるものは大体揃えてたのでまぁ…。
皆様のおっしゃる通り赤井ファミリーセンターの「赤井秀一」の活躍はわずか一瞬です。
出番も 沖矢昴 > 赤井秀一 なので、
赤井さんだけを目当てで行くと後悔するかも…?
なのにこの点数なのは、私個人的には「2年待ったかいがあったな」と満足いってるからです。
超個人的な観点としては、コナン映画で私はいつもコナンとヒロインのカップリングに注目しているのですが、今作はいわゆる「新蘭」と「コ哀」どちらが好きでも満足がいくようバランスが取れています。
そして犯人の勘違いで終わったとはいえ今までのコナン映画の中でも数少ない、
「ある程度は理解されるだろう、比較的まともな動機を抱えた犯人」に同情。
そしてなんと言ってもド迫力のアクションシーン、
最大の山場である「リニア」をどうするか?という場面なのですが、完全に赤井さんより世良ちゃんの方が活躍してます。
本来「名探偵コナン」は探偵漫画なので、初期の6作は推理メインでアクションも派手ではありませんでした。
その6作も非常に面白いのですが、私はどちらかと言うと「考える前に動いてしまうコナン」が好きなので、全く人気のないドンパチタイトルの方が好きだったりします。
あとここで言うのもなんですが、
ヒロインに関してはメインは蘭、哀は相棒で固定だからこその人気なのだと改めて感じました。
青山剛昌先生も「灰原哀」というキャラはコナンを描く以前に登場が一番最初に決まっていたとのこと、
作者である剛昌先生以外のスタッフ・声優・読者からヒロイン交代の注文が多発したらしいのですが、メインヒロインを「毛利蘭」にした上で、一歩下がった時点で見守る「相棒」のキャラで固定し、
人気のマンネリ化を防いでいる。
的なコメントをしていたような覚えがあります。
ちなみに私はアクション映画が好きでコ哀も好きなので「純黒の悪夢」が一番好きです。
最後に断っておくと、
明らかに赤井ファミリーの出番よりも蘭や哀ちゃんとのイチャイチャシーンの方が多いです(笑)
恐らく、ここが一番賛否分かれるポイントですかね…?