劇場公開日 2025年6月13日

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地獄の黙示録 ファイナル・カットのレビュー・感想・評価

全97件中、21~40件目を表示

5.0戦場で殺人罪? レース場でスピード違反を取り締まる様なもんだ

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

そんな感じのセリフが印象的で、映画館で体験出来る音響や大画面は超貴重だと思います。
地獄の黙示録のファイナル・カットがIMAXで観れる。何故か2020年の日本公開では観て無かったので、今回の企画を知った時は嬉しかった。
早速 初日に鑑賞(1日1回)。観客は二十人弱と少ない。大きなスクリーンなのに少し残念な気分。

子供の頃に、一番最初にテレビで見た時の疑問は「あの狂ったサーフィン好きな隊長(キルゴア)から何故サーフボードを盗む?」だったが、何年かした2回目(多分DVD)で「そうか、知り合ったばかりのチーフ、シェフ、ランス、クリーン達との距離感を縮める為か」と思ったもんだ。その時の気付きが、今回で懐かしい思い出として甦った。確か2回目か3回目で「あれ、ハリソン・フォードが出てたのか」とも思った。

撮影の為に動物を殺したり、環境破壊レベルの爆破をしたり、今では実写撮影不可能の映像は何回見ても恐ろしい(褒めてはいないが凄い)。

ウィラードがカーツに捕まった後に、ウィラードが付けてた腕時計をカーツが奪って付けている。と今回気付いたのが新たな発見。でも軍から支給されるおそろいの腕時計かも知れない。
最後にカーツの砦を爆破して破壊する "幻のシーン?" を観てみたい。現地政府から「作ったセットは解体してくれ」と言われ「それならば爆破して、それも撮影しよう」となったシーン。
行方不明になった白い子犬が、カーツの所で少し映っていると言う噂は確認出来なかった。

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ナイン・わんわん

1.5前半と後半で別の作品

2025年4月25日
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鑑賞方法:映画館

コッポラの名作ですが、初見です。テレビでも観てません。
IMAXレーザーで観ました。
ストーリー:前半と後半で別物。前半の緊張感と躍動感、恐怖の中で素晴らしい物語が後半からガタッとつまらん妄想と無言の馴れ合いの世界に突入し、訳のわからないままにエンド。え?なにこれ。出来を悪くした2001年宇宙の旅かよと。これが名作という評価になるのが理解不能。
プラトーンやフルメタル・ジャケットの方が全然上。というかベトナム戦争映画として比べるのも烏滸がましい。
映像と音響:40年前の作品としての再構成というか一からやり直したのか?というくらいIMAXに馴染んでいて、「新作」でも十分に通用するレベル。ヘリコプターが頭の上を通り越していきましたし、背中から狙撃されました。ここは素直にすごいと思いました。

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zem_movie_review

4.0カーツ大佐を殺害するミッションを遂行するウィラード大尉の旅は、戦争...

2025年1月16日
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鑑賞方法:VOD

カーツ大佐を殺害するミッションを遂行するウィラード大尉の旅は、戦争の狂気と虚しさを浮き彫りに。上層部からの命令を遂行しながらもなにが正義分からない、深い余韻を残す究極の戦争映画。ぜひ体感してください。

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芝本祐介

4.5マローン・ブランドと言う余韻

2025年1月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

戦争映画を観るだけでもとても勇気のいることだけど、
ポスターが衝撃的で観たくてもかなりの抵抗があり、今になった。
しかも、ステキ過ぎた若かりしマーティン・シーンを追いかけているうちに
ラストまで無事に鑑賞もできた。
もちろん激しい戦闘シーンもあったが、
思いがけず、苦しくも考えさせられる作品で、ポスターのイメージとはかなり違っていた。

何よりも、ラストを締めくくるべく登場したマーロン・ブランド。

身も心も打ち砕かれたマーロン・ブランドの表情は視覚効果ではっきりとは
読み取れなかったけれど、それが返って彼のモノクロ作品を鮮明に蘇らせた。

彼を起用するにあたり何かとトラブルがあったようだけれど、
孤独で壊れやすい役を演じたらピカイチの彼で正解だったと思う。

彼の作品をもう一度観たい  そんな余韻が残った作品だった。

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miharyi

4.5さすが重量感ある映画でした

2025年1月6日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

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最近見た映画中心 たくと ☪ そしてヴァナ・ディールへ

3.5動物好き要注意!!

2025年1月3日
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める

3.0ワーグナーが印象的。

2024年12月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

 前半は惹き込まれます。何気に狂ったキルゴアとヘリ部隊でワーグナーが圧倒的です。後半は同じく狂ったカーツが出て来ますが、ちょっとダレます。標的となるキーマンですが、正直魅力的には映りませんでした。存在感は有ります。長時間なのもあって後半の方は勿体無い感じがします。

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池田輝政

4.5戦争映画の傑作です

2024年12月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

製作年度は古いかも知れませんが、戦争とは何か?どんなものか?という問いに対してストレートに返球。と、そういう映画です。プライムビデオで有料で見たのですが、プライムビデオ配信(追加費用無し)に切り替わっていましたので、もう1回見ました。若き日のハリソン・フォードが端役でちょこっと出ています。
現場の「狂気」とは、こんなものだ。という事をストレートに表現しています。見る価値のある映画だと思います。

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C.B.

4.0欺瞞

2024年12月21日
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鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

正義を創るには悪を創り出すしかない

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いのしし

4.5何故彼の言葉に聞き入るのか

2024年11月23日
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リバイバル上映にて鑑賞。
戦地を進む中で戦争の様々な理不尽、不条理を目撃する。その道中で不必要に首を突っ込まなかったからこそ、いざ当事者になると恐怖に襲われる。
会う前と後でカーツ大佐の印象がまるで違う。

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ななな

4.0国家と戦争と欺瞞・・・

2024年10月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

2022年9月20日のBSプレミアムでの放送録画をようやく鑑賞した。
様々考察させられる映画。特に欺瞞という言葉が印象的だった。ベトナム戦争には欺瞞があふれている。それが、直接的にも間接的にも語られていた。国家による欺瞞から戦争の最前線での欺瞞。あの民間カメラマンもマスコミの欺瞞の象徴だったのかも。すぐに連想したのは、太平洋戦争での日本軍や国家の欺瞞。・・・そうか、アメリカだって同じようなことを経験したんだな・・・と思った。が、日本やアメリカに限らず、そもそも戦争というものに純粋な大義や正義はなく、欺瞞に満ちていくものだ、ということに思い至った。始める時は大義があっても、続けるうちにいろんな思惑でねじ曲がったり、局所的に見ると倫理に反する行動にあふれたりしてくるのは、これまでの戦争でよく見聞きしたこと。戦争を始めたら最後、欺瞞に満ちた国家と化す。国民はそれに翻弄されて地獄を見る。カーツの最期の 「恐怖・・・恐怖・・・」とは一体何のことか明確ではないが、そんなことなのではないかと思った。あらためて、戦争は絶対に始めてはいけないと強く思った。

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A.Camelot

4.5大迫力

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

ロバートデュバルの狂気

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K3

5.0映像美、音響美、映画の哲学と思想

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

数年前に池袋グランドシネマのIMAXレーザーGTテクノロジー、26×19メートルの壁というかビルの塊のような大きさのスクリーンで観て以来。
新文芸坐の音響でまた観れて、うれしい。

本バージョンは、コッポラがIMAX上映用に編集し直し、4Kで、音響もかなりリマスターされている。
スクリーン越しにナパーム弾のガソリンの臭いまで漂う、くらいのリアル撮影ならではの生々しさがある。

公開当時の日本では、この作品の音響を実現できる映画館が無く、唯一日比谷の有楽座?だったっけかな、そこでしかヘリコプターの廻旋音を出せないとかで、そういう話題性もあった、らしい。
YouTubeで町山智浩、地獄の黙示録で検索するとそういう裏話が出てくる。

マーティン・シーンが実質的な主役だが、お世辞にも演技があまり上手くはない。
しかしそれが今となっては作品の緊張感というか風格?を保っていることに貢献している、と思う。
デニーロとかホアキン・フェニックスのような性格俳優的な、観る側の役に対する没入感が希薄なため、目立たなくて良い。

また当時、リアルタイムでゴッドファーザーも観ている人にとっては、マーロン・ブランドは何か神格化されるぐらいの存在だったらしい。
カリスマの権化がカーツ大佐と被ることもあり、マーティン・シーンの20分の1にも満たない出演時間、ほぼ演技もしておらず顔のアップの一部しか写っていないにもかかわらず、主役としてエンドロール筆頭で出てくる(ゴリ押しらしいが)。

このIMAXバージョンは、他の方も書かれているがかなり見やすいというか、初見の方にも見やすく編集されていて、オリジナル版やマニア向けとも言える完全なんとか版よりもかなりスッキリした印象を受ける。

音響美と映像美が融合しシンクロし、映画の哲学と思想まで包在した奇跡の作品。
コッポラの執念。

興奮して文章が支離滅裂になっているが、自分としては地獄の黙示録が史上ベストワンだと思っている。

20240106 新文芸坐

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デビット・ボーイ

4.0狂気の今と未来の狂気

2023年12月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

わたし今アラ還を迎えた。
この作品、過去に何度か観ては途中で眠ったりぼんやりと鑑賞。

この年になって、ようやく。
この作品が描く狂気が感じることができた。
サーフィンしたいからナパーム弾で村を焼き討ち。
一般人を無差別殺戮し、生き残りを殺害。

米国はアジア人をナメているのに勝てないジレンマ。
ベトナムより機械化が進んでいた日本に勝ったんだからという奢り
まあ、日本は機械化を自滅したが。

ヨーロッパの敗戦国ドイツのワグナーの音楽を流しながら爆撃する。
我らが世界一だという奢り。

それがまともな世界からあちら側の狂気へ向かっている。

後半、大佐の作り上げた世界。
そこまではわたしの心が追いつかなかった。

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かず

2.5戦争による狂気

2023年7月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

マーティンシーン扮するウイラード大尉は、マーロンブランド扮する常軌を逸したウォルターEカーツ大佐の暗殺を秘密裡に行う様命じられた。

しかしベトコンとの交戦時にサーフィンをやろうなんて隊長命令もあったなんてね。はたまた隊長のボードを盗むやつもいた。

タイトルからしてもっと戦場物と思っていたがイメージとは異なっていたな。戦争による狂気を示したかったのかな。長かったよ。

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重

3.5改めて見直したい

2023年6月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

サイゴンの将校も現場の指揮官も兵隊も、誰も意味を見いだせない戦争。上から下に、強者から弱者に自分の都合が押し付けられていく。

錯乱した兵隊たちの戦場をテンポの良い映像、音楽で一気にみせる前半。他の映画と全く異なる凄い映画だと圧倒される。

川の上流に進むにつれ、精神的に追い詰められ麻薬で正気を失っていく船のクルーたち。同時に主人公の内省的な話が増え、暗殺対象との問答などは理解の範囲を超えてしまった。

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komasa

3.5映画館で2回目の鑑賞。やはり主題が分裂していると思う。『闇の奥』×ベトナム戦争=戦争の狂気をコッポラが意図していたとしたら成功しているとは云い難い。ただ、コッポラが映画と格闘しているのは良く分かる。

2023年5月29日
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鑑賞方法:映画館

2025.06.13. 2回目の鑑賞。[シネマサンシャイン大和郡山]
本作の製作後半ではコッポラ自身も『何を作っているのか分からなくなった』と言っていたそうだけど、映画を観ていると成る程と思う。
勿論、製作時のカオスの中から傑作・秀作・佳作が出来ることは有ると思うが、残念ながら本作がそうとはとても思えない。
前半はベトナム戦争を描いている訳だが、現在ガザやウクライナで起こっている事をニュース等で見ている目には、どうしても作られたベトナム戦争という印象は拭えない。
一方、後半はまんま『闇の奥』になるが、前半と後半とが有機的に繋がっていない。後半なんてカーツ大佐がベトナム戦争の前線から逃亡したという設定が辛うじてそれらしいだけでベトナム戦争と殆んど何の関係も無くなるし…
必要ないと思うシーンが多いし(映画を冗長なものにしている)、コッポラの演出も『ゴッドファーザー』に比べれば弛みがちである。
カーツ大佐の一聴すると哲学的な台詞も何となく言葉遊びみたいな感じで、此処からカーツ大佐の動機やコッポラの描きたかったことを測れというのは無理な話である。
敢えて言えば『人間が理性のある生き物であれば戦争はしない』ということか。

あと、フィクションだから難癖をつけるのも野暮ではあるが、カンボジアからベトナムに流れる川なんて南部のメコン川しか無い筈で、ベトコンの勢力内(つまり当時の北ベトナム)にそんな川はない筈だし、カーツ大佐の配下の原住民たちもアフリカや南アメリカの原住民みたいでベトナムやカンボジアの人たちには失礼かも。

ハリソン・フォードが凄く若いのがご愛嬌。

以下1回目に映画館で鑑賞したときのコメント:
この映画において「apocalypse」の意味することと「heart of the darkness」に関する考察
①欧米の批評家の何人かが言っている様に、この映画は前半と後半とがゴロッと違う。前半の、ドアーズの「The End」が流れる中、ジャングルから一瞬にしてオレンジの炎が噴き上がるシーン、ワーグナーの「ワルキューレ(戦死者を選ぶ者の意)の騎行」に載って米軍のヘリ戦隊がベトコンの拠点を攻撃するシーンと、戦争映画の絵としては見事なものである。(中身は無いが。) 特に後者はロバート・デュバルの好演もあってアメリカ軍の傲慢さに胸くそ悪くなるが。②一転、後半は、カーツ殺害を命じられたマーティン・シーンがひたすら川を遡りカーツ殺害に成功するまでを描くが全く前半とは別物のような映画となる。マーロン・ブランド扮するカーツが何故あのような行動に出たのか説明する筈の殺される前の台詞の数々の意味がマーロン・ブランドの台詞回しもあってよく分からない。最後の台詞である『The horror ! The horror !』はその最たるものである。「戦争の狂気」という言葉は何の説明にもなっていない。反則ではあるが、この下りを理解するためにこの後半の元ネタであるジョセフ・コンラッドの『闇の奥』も読んでみた。然し、『闇の奥』自体が難解な小説であることもあり、やはりもうひとつ分からない。ただ「horror」という言葉には「fear(恐れ)」という意味以外に「dismay」「disgust」「loathing」という意味もあるから、単に戦争の表面的な怖さだけでなく優秀な軍人であったのに自分の内なる権力欲・支配欲を暴走させてしまった自戒を含んでいたのかも知れない。何となく本人も死にたいと思っていたようだし。ただ『闇の奥』でカーツ大佐にあたるクルツは病気にかかった結果死んだだけで本人は死ぬ気はなかったから、この当たりはコッポラ独自の解釈かも知れない。③「apocalypse」とは神が黙して語らなかったことを預言者が代わりに語り記録したことを意味する。『Apocalypse Now』とは、この映画の場合「神」が誰を指すのかを解釈するのが難解だが、ベトナム戦争が米国始まって以来の負け戦であったこと、大義のない戦争であったこと、その後米国社会を変質させてしまったこと等当時既に指摘されつつあったことではあるが、コッポラなりにそれを記録しておこうという意志があったのであろうか。④しばらく『闇の奥』のクルツ、この映画のカーツの最後の言葉である「horror, horror」について考えていて自分なりに辿り着いた結論。

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もーさん

4.0オリジナル版を超えるコッポラ監督の芸術家としての情念は感じられず…

2022年10月15日
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最近、1979年の153分劇場版と共に、
こちらも観た記憶のあった
2019年ファイナルカット182分版が
改めてTV放映されたので再鑑賞
(2001年の特別完全版は未鑑賞)。

引き続き1979年版と同じ印象で、
戦場においては人間の神経が
こうも破壊されてしまうかを、
莫大な資金を投じたと思われる戦場シーンで
延々と描いていることに改めて驚愕した。

違いはカンボジアのフランス人入植者との
交流エピソードが加わって
反戦イメージが増した位だったろうか、
それ以外は1979年版とほぼ同じ印象だった。

しかし、既に、散々に戦争の狂気を
見せつけられているので、
このファイナルカット版の追加シーンの
必要性は余り感じ取れなかった。
それにしても映画の世界は厳しい。
ここまで力を入れて撮っていたシーンを
当初の上映時には
バッサリとカットしていたのだから。
このシーンの関係のスタッフと
ここだけにしか登場しないキャストの
気持ちを察するには余りあるが、
逆に言うと、その彼らの救済のための
特別完全版だったりファイナルカット版
なのだとしたら、
それはそれで問題がありそうだ。

昨今、ディレクターズカット版や、
ファイナルカット版と称する作品が
多く見受けられるが、
この作品の場合のその是非はどうだろうか。
私としてはほぼワンエピソードを加えただけ
のこの作品には、
興行上の理由と
スタッフ・キャストに対する配慮にしか
想像出来ず、
コッポラ監督の芸術家としての情念は
感じ取れなかった。
多分、未見の特別完全版でも
同じ印象を持つのではないだろうか。

因みに、
やはりファイナルカット版が話題となった
「ブレード・ランナー」については、
私はオリジナル版が好きだ。
何故なら、
そもそもが主人公もレプリカントかも、
との思わせは大きなテーマからは
蛇足にしか思えず、
私がこの作品で好きなのは、
命の限りあるレプリカントが
己の死の直前に、あえて
死に直面させたまだ寿命のある人間を
助ける、正に、原作の
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
の表題通りに
レプリカントが優しい人間に近づいた瞬間を
感じるからだ。

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KENZO一級建築士事務所

4.0初鑑賞、マーロンブランドはさすが。

2022年10月12日
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超有名作品だが、初鑑賞。何かに似てるなと感じてたら、以前読んだ「闇の奥」。

調べたらコッポラが参考にしたらしい。

どちらも、超エリートが、魔界の狂気に触れ、次第にそこで崇められる存在になっていた

ところは似てる。そして神秘的で刹那的なところも。

映画では結局ベトナム戦争の狂気を描きたかったんだろうが、小説の舞台は、

コンゴの奥地。そこの野蛮さ、魔界的な恐ろしさを描いていたように思う。

映画では、カーツ大佐の優秀さが強調されてたが、なぜ、現地人の長となったかを

もっとクローズアップした方がよかったように思う。

それにしても、歴史に残る大作であることは感じた。再鑑賞して見たいと思う。

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藤崎敬太

2.5タイトルなし

2022年4月17日
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鑑賞方法:VOD

戦争の狂気を観念的に描くことへの違和感を感じた。

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hato
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