WAVES ウェイブスのレビュー・感想・評価
全153件中、21~40件目を表示
良かった
家族の崩壊と少しずつの再生。其れ其れの家族の苦しみを丁寧に描いている。
見る前はこんなストーリーとは知らず、ある意味驚いた。
ルーカスヘッジでなくても良かった役の様にも感じるが、存在感は流石。
タイラー役と父親がまたいいんだ、物語を膨らませている。
サーフィンやっぺ
事件が起こるが、家族の愛などを描いた映画。
レスラーが肩を負傷したということで、この機にフロリダはビーチが多いのでサーフィンをはじめることに。とはならなかった。
良い点
・妹
悪い点
・プロローグの比重が大きすぎ
・シーンの切り替え
・ポケモンショック
・大事件風の過剰反応
・タイトル。何がどう波なのか。世の中たいがい波である。
・BGM曲の歌詞字幕が邪魔。セリフか分かりづらい
繰り返し寄せては返す波
今まさにミナリが話題になってますが話題のA24
本作は若き才能トレイ・エドワード・シュルツ監督が脚本を手がけた青春ドラマということで期待大だった。
溢れ出す色彩と音楽。
そして青春の光と影をたくみに描き出すストーリーに心揺さぶられた135分間。
美しいフロリダで暮らす主人公タイラー…成績優秀でレスリングのスター。美しい恋人もいて何不自由のない毎日を送る高校生。
やがて人生の歯車が狂い始めた時に彼の苦悩する姿が痛々しかった。
激しく揺れる主人公の心情を象徴するような赤と青の光を使った映像が斬新。
車内をクルクル回るカメラワークも斬新。
タイラーの視点から挫折と崩壊を描いた前半と妹エミリーの視点から再生への希望を描いた後半。
台詞が少ない登場人物の代わりに豪華アーティストの31曲を流すプレイリストムービーという新しい試み。
英語の歌詞が分かる人はもっと楽しめるかもしれないね。
青春の挫折、親子の在り方、恋愛、家族の絆。
そして愛し赦すこととは?
…普遍的な課題について観ている側へも問いかけてくる。
どんなに挫折してもきっと未来への希望はあると信じたい映画。
…繰り返し寄せては返す波のような愛さえあれば。
フィル◯からの試写会で鑑賞。
監督登壇の予定が中継だった。
独特なカメラワーク、色彩が美しいのだが、場面に合わせた登場人物の感...
独特なカメラワーク、色彩が美しいのだが、場面に合わせた登場人物の感情を代弁する音楽が素晴らしい。映画・音楽・好きにはたまらない作品。ストーリーもよくいい映画だった。
トレイ・エドワード・シュルツ監督
スタジオA24
今後要チェックしていきたい。
好き嫌いは分かれるかも
話の中身は、若者たちの再生。それ自体は、珍しいものではない。そこに、車内でのカメラワークや画面比の切り替えなど、少し工夫が出てくる。それは頭で考えて理解できるものではないと思うので、感覚的に好きかどうか。個人的にカメラワークは好きだった。
あとは「プレイリストムービー」と自称しているだけあって音楽が映画を彩っているが、それもジャンル的に好きかどうかだと思う。こっちは普段聴くジャンルではないので、個人的にはあんまり。
なので総合するとものすごくよいとは思わなかったけど、ひとによるかな。A24の作品なので、そこはやはり分かれそう。
音楽がいつも側に。
とても良かった。
子ども側の気持ちにも、父親側の気持ちにもなれて
苦しかったけど、
どれだけ苦しい状況でも希望を感じられてそれが美しく、
家族がどう言う結末を迎えるのか最後まで集中力切らさず
観る事が出来た。
レスリングの優秀な選手の息子が、
一つの怪我から歯車が狂って行くのだけど、
息子だけが悪いわけじゃなく、
自分も少なからず親から期待はされて来た記憶があるから、
親父からの期待と言う名のプレッシャー、
道を踏み外すなと言う視線、
胃がキリキリした。
暴力はダメだけど、なんとなく気持ちは分かる。
演出として、その後息子の顔を出さないのも良かった。
2部構成になってて、
後半は妹の話になるのだけど、最悪な状況で現れた
ルーカスヘッジスの安心感。何も知らずに近づいて来たのか
と思ったら全て知っててと言うのが憎い。
まるで天使。
壊れて行く父母の関係性の中、心の拠り所になったと思う。
兄貴が次から次へと悪い事が重なるのとは逆で、
悪い状況から少しずつ上がって行けるのかな?と言う
雰囲気が救いだった。
父親との釣り場での会話は父親目線でとても感動したし、
自分も父親として家族に危機が訪れた時どう立ち回るべき
なのか、こんなマッチョな父親ではないけど、
やっぱり家族と共に脱したいな思いました。
父親も頑固で自分が正しいんだと言う自己中な男かと
思ったら家族を守るために不器用ながらに、
言葉通り頑張って父親を演じてたのかと思うと、
一番感情移入できるキャラでした。
見事なまでの‼️詐欺映画❓‼️みんな騙されたtぴょん❓
映像と音楽素晴らしい。
内容は限りなくゼロに近い。
前半も後半も黒人と白人の恋愛であざとく批判を回避。
ボンボン兄貴の痴話喧嘩殺人の後は、妹の再生物語。
妹だけ見たら感動するかもだが、いかにもあざとい、展開が支離滅裂、確かに、ミュージックビデオだからね。
でも、斬新な作り方には無限の可能性がある。
安直に感動するのもありなら、シラけるのもあり、技巧を分析するのもあり、てんこ盛りだ。
ところで、ゲロ吐きすぎだぜ、みんな、アーメン。
期待の作品
爆音上映で鑑賞しました!
序盤から中盤にかけて、徐々に増えていく不安定感。思春期の少年少女の心情を表しているようで思わず見入ってしまいました!
音楽だけでなく、映像の上下の比率など気にしてみてみるとより楽しめる作品です!
ただ、少しオチがふんわりしていることと後半のストーリーのスピードアップなどからこの点数とさせていただきます!
不完全燃焼だが良作
画面をシネマサイズから縦に割ったり横に割ったり、赤と青のカラーを象徴的に使うなど映像作品として見応えのある一作であった。
ストーリーの方だが、ポスターの美しさとは裏腹に進む展開に目が離せなかったが終盤の失速が否めなかった。
しかし、観賞後に見るこのポスターは皆一味違って見えるだろう。
そう進むか、と驚きのある脚本ではあった。
評価が難しいが今ひとつささらなかったため⭐︎3.5である。
色鮮やかな映像と音楽
たくさんの音楽と色鮮やかな映像を使って表現される
今どきの若者の日常(少しセレブだが)
ある一家の兄妹の物語
お兄さんは周りが見えてなくてイライラさせられる
妹はそんな兄の犯した事件の影響で家族と共にどん底に落ちる
犯罪に関わってしまうのはありそうな話
そこら辺の描き方はいいと思った
しかし音楽を活かそうとしすぎてるのか
ちょっと物語がピンとこない感じだった
もっと不幸に陥った家族描いてても良かったのかもなぁ
公開した時から観たかったんだけど
いつの間にか終わってた作品
まぁ終わるのわかるかな
トゥルーラブウェイツとか使ってて音楽はいいがMV見せられてるような感じ
内容がちと薄く感じた
A24ってそんな所あるよね
着眼点はいいけどあと一歩何かが足りない感じ
今作もそんな感じかなぁ
映像の色彩で主人公達の心情を語る繊細で凄惨な青春譚
裕福な家庭で育ったフロリダの高校生、レスリング部のスター選手タイラーと妹エミリーの物語。厳格な父の期待を一心に背負うタイラーは成績も優秀で毎日何不自由ない生活を謳歌していたが厳しいトレーニング中に肩を負傷したをきっかけに成功の階段から足を踏み外してしまう。一方のエミリーは兄の挫折をきっかけにして自分を見失い心を閉ざすが、そんな彼女に優しい手を差し伸べる影があった。
タイラーを見つめる物語とエミリーに寄り添う物語の語り部になるのが豊かな色彩。ため息が出るほど美しい映像の翳りが主人公の心情を饒舌に語るかのように胸に響きます。暖かいはずの家族の中で孤独感を募らせるエミリーの姿には『はちどり』の主人公ウニと同じような悲哀が滲んでいて、一つ屋根の下にも断絶が蔓延るという現実を突きつけられてうなだれましたが、それだけでは終わらない希望がしっかりと刻まれている結末に救われました。
苦しい波、穏やかな波
インディペンデント系ながら近年良質作を次々送り出し、映画賞の常連や新たな才能をも発掘している注目のスタジオ、“A24”。
本作も批評家筋から高い評価を獲得。
開幕のフロリダの青い空、赤い夕焼け、夜のハイウェイ…印象的な色彩、映像美。
作品を彩り、時には登場人物の心情とリンクする、多彩な有名アーティストによる31曲の楽曲。
『イット・カムズ・アット・ナイト』で注目を浴びたトレイ・エドワード・シュルツ監督のセンスを感じる。
しかし、話の方は…。人によっては賛否両論。ある兄妹を主人公に、痛々しいまでの物語が描かれる。
兄、タイラー。
成績優秀、高校のレスリング部のスター選手、美人の恋人も居る。
何も言う事は無い。
唯一の悩みの種は、厳格な父との関係。
タイラーは肩を悪くしており、ドクターストップも聞かず出場し…。
歯車はさらに狂い始め、恋人が妊娠し、それがきっかけで大喧嘩。
誰にも悩みや苦しみを打ち明ける事が出来ないタイラーは自暴自棄になり、起こしてしまう。“悲劇”ではなく、“事件”を…。
妹、エミリー。
一年後。“事件”以来、家族にも心を閉ざし、ひっそり暮らしていた。
そんなある日、全ての事情を知る同級生ルークと出会い、恋に落ちる…。
前半は兄視点。
衝撃的ではあるが、タイラーの言動がかなり自己チューで、あまり感情移入は出来ない。
監督のセンスはいいが、話はちと薄く、MTV的でもある。
何だかいまいち乗り切れないと思ったら、エミリーに救われた。
後半は妹視点。
ルークとの出会いに心を開きながらも、兄が犯した罪を呪うエミリー。
兄は悪魔、怪物、モンスター。
それをなだめる父。同じなのは自分も。息子を見てやれなかった。
ルークも父と確執が。死期が近い父と再会する。
それを見て、エミリーは…。
例え法や世界や世間が憎んでも。
まだ自分の心の何処かが憎んででも。
赦し。
クライマックスの穏やかな青空がそれを物語る。
所々👍
栄光からの挫折物語かー なんて思ってたら 全然違った その視点で描かれる話はたしかに珍しいし 意味ある事だと思う
所々のショットはとても美しいのだが 全体としては間延びしてるのも感じた
どんな場面も不安感を漂わせるのは題名の如く成功はしている
この画面の美しさは日本のアニメを実写化したような感じ 心情もナイーブに描いている 流れる曲もだが 日本アニメの世界観の影響 というのが 本当に世界に浸透しているのを感じてしまう最近
好きな場面は 最初のダイナワシントンに合わせての鼻歌が上手い そして 兄と恋人のグランドで練習中に目を合わせる所 妹にルーカス ヘッジが「fuck 'em」と言わせる所
あのルーカス君はたしか 練習で兄にぼこぼこにされてた後輩?でしたよね?違うかな
題材として深いし二つの物語を見たような気になって 疲れました 日本のアニメ云々言いましたが これは日本のアニメは扱わないテーマです
妹が無垢な少女から恋を知って 家族の問題で悩む‥‥それを見事演じていて この役者はまた見てみたい
かといって 5つ星4つ星にはならないもやもやが残るのも 扱う題材が答えのでる問題ではないこと 題名通り ゆらゆらとさせる事なら監督の狙い通りなのかも知れない
回るカメラ、青、赤、紫、緑。
前半の主人公、タイラーは『ルース・エドガー』の真意が読めない主人公ルース役だった人です。ケルビン・ハリソンJrさん。
タイラーとエミリーの(継)母役の人は、ドラマ『グッドワイフ』でケイリーの同僚だった検事さんだと思います。役名忘れたけど。かの有名なミュージカル『ハミルトン』のオリジナルキャストでもあらしゃるそうな。レネー・エリス・ゴールズベリイさん。なんとアリーマイラブにも結構出てるとネットにありまして、うそうそどこよーと思ってます。どうやらアリー達が良くいくバーのシンガー役みたいです。DVDでさがそ。
お兄ちゃんが歩んだ破壊の道は、古臭い男らしさの呪いだと思いました。弱くても逃げてもいいのに、それを自他共に認めない思想が、脆さを生んだと思います。
加えてアメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の置かれている立場が、より現実を厳しくしたのだと思いました。
妹ちゃんのパートはお兄ちゃんの事件の後の再生を描いていきます。妹ちゃんと、ルーカスヘッジスのシーンはどれもぐっときました。
全体を通して、バリージェンキンス的な色彩を感じる映像が綺麗でした。
お話は、苦しくて切ないエモーショナルな、いいお話でした。
その先で見出す思い
公開延期後に優先順位が下がってしまい、とうとう見逃したと諦めかけていた本作を、そのまま観ずに終えていたら一つの大きな感慨を享受せぬままだったという事であり… 今年の期待作、やはり反響が大きい話題作だけの事はあった訳だ。
兄と妹、物語のA面とB面、主人公が異なる構成が、新たな別視点で後半を没頭させられた要因だ。喜怒哀楽全てに、独特な輪郭を浮かび上がらせる演出と特徴的なカメラワーク、楽曲の選定と散りばめ方や効果的なフォーカスにセンスが光る。トレント・レズナーがスコアを担当していた意外性、同時に振り返ると妙な納得も植え付けられた訳であり、やはり彼の仕事は秀逸で幅が広い。登場人物や土地柄の絡みで、現代を代表するラッパーの楽曲使用は、すんなりとフィットする事に納得も、個人的にはAnimal Collectiveなど、他所の作品と一味違うラインナップが新鮮だった。絶頂から一転、深い哀しみを内包した作風で、ここまで多様性ある音楽を選び抜いた監督の思惑に脱帽し、全く新しい感動へと結び付く所以である。是非とも、LPでアルバムが出る事を期待したい。
A24
A24作品が好きなので、劇場で鑑賞したらもう少し入り込めたかもで残念でした。内容としては新鮮味がなくありきたりな見せ方ではありましたが、映像は良かったです。ムーンライトみたいで。でも、もうちょっと外してみても良いのでは?
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