劇場公開日 2020年7月10日

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「誰の人生にも起こりうる普遍的なテーマを芸術的に描く」WAVES ウェイブス スクラさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5誰の人生にも起こりうる普遍的なテーマを芸術的に描く

2023年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

冷静にレビューすると芸術的でドラマチックでそれなりに良い作品だけど、
感情的にレビューすると受け入れがたい”not for me”な映画

普遍的なテーマだからこそ、どこに共感するか、どこに自分との類似性を感じるかで捉え方が大きく変わる映画だと思う。

様々な過ちがあって、それで人生が上手くいかなくなる様子、そこからの回帰が独特のカメラワークで描かれている。
客観的に観れば、それらの過ちって明白で、回避できそうだけど、渦中にいる人たちは、過ちが修正できないレベルにならないと気づかない。
それって人生の普遍的なことで誰しもがこの映画の登場人物たちと似た人生を歩む可能性がある。

この映画を観た後は家族や恋人との向き合い方を真剣に考えたくなる。
彼らの人生、一歩間違えれば明日は我が身。

と、ここまでは冷静に書きましたので、あとはネタバレ含み感情的にレビュー

おしゃれなポスターに惹かれて鑑賞したら、めちゃくちゃ詐欺だった。
中学生で妊娠して、中絶しようとしている時点で受け入れられない。
一生懸命頑張っていたスポーツもケガが原因でできなくなって、それでドラッグにおぼれて、
勢いでその彼女を死なせちゃって…ただの屑じゃん。
それで加害者家族である妹が周りから誹謗中傷を受けて苦しむところも描かれてて、
「まぁ、そうなりますよね…はぁ」としか感情が出てこなかった。

現実のニュースでもありそうなことを、とっても芸術的に演出しているから、
なんかおしゃれな雰囲気あるけど、
若気の至りではっちゃけたDQNが自滅して、家族まで巻き込まれる話。

冒頭でも書いたけど、どこに共感し、どこに類似性を感じるかで捉え方が変わる映画だから、
私にとっては若気の至りで中絶ってところが、自分や家族の人生と比較して1000%無理だった。

スクラ