劇場公開日 2020年3月28日

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血筋のレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

3.5血筋

2020年3月22日
iPhoneアプリから投稿

スリリングで楽しかった。
映画の外の人々と同じく登場人物が何かを抱えていて、それがカメラで捉えることで爆発してしまう瞬間があるんじゃないかと、しかもそのカメラを握っているのは家族。このスリルが作品にのめり込む原動力になっていたと感じる。

初めはナレーションも最低限で、カメラの外側でふんふんとだけ言ってた主人公が、終盤に行くにつれてカメラの内側に入って怒りを含めた感情を表す。そして最後には父親と向き合い画に映る。私はこの主人公の変化にストーリーを感じた。変化があるから、この映像は今しか撮れないんだろうとも。

登場人物も映画のつくりも、うそんくささが魅力の映画だと監督は言っていた。うさんくささを削らず、むしろ付加し、映画として、エンターテインメントとして作りきった。ここにこそ、"家族"としての繋がり、"血筋"が感じられたような気がする。

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Akira

4.0人間らしさ

2020年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

登場する親族の感情的になりながら何も飾らないありのままの気持ちを引き出した、監督の真逆なまでの感情を殺した穏やかな声が印象に残る。どんな親であろうと血のつながりは否めず、憎みたくとも憎めず、否定したくとも否定できない血の繋がり。当事者でありながら客観視して綴るこのドキュメントは一見の価値があると思う。

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クサンチッペ

4.5お父さん。

2020年3月19日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

少年(監督)と実の父親の親子の会話がとてもリアルで、自分に重ねてみてしまう映画だった。父親のキャラクターが自分の父親にもそっくりで、観れば観るほど父親のキャラクターが愛おしくなってしまう。

朝鮮民族という言葉を聞くと難しい歴史的なものかと思ってしまうけれど、純粋によくあらる親子、その周りの親戚の物語。特殊な環境に囲まれても、親は親だし、子供はその子供である事に変わりない、そして人間のどうしても捨てきれない、義理人情がストレートに表されている映画に、歯がゆさとそれと真逆の心地良さを感じた。

大学生の頃からこの映画を撮っていたという角田監督のポテンシャルの高さにも驚かされる。
これからも楽しみにしています。

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K

4.0アジア版''寅さん''

2020年3月18日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

単純

政治色強めかなと思ったけど、逆にほとんど無く、家族の物語。

ドキュメンタリーだけど、普通に見れた。あっという間だったし、面白かった。

父親のキャラが''寅さん''
憎めない。

てか、なんかの映画祭賞金200万円辞退したらしいけど、なんでだよwwイカれてるw

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Haruki

2.0親子の血筋は脈々と受け継がれる

2020年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

中国朝鮮族出身の青年が、音信不通となっていた画家志望の父親を訪ね、自分のルーツを振り返えようとするドキュメンタリー。
久方ぶりに会った父は、不法滞在の日雇い労働者として、借金取りに追われる、兄弟からもつまはじきにされる人物。
息子にまで金の無心をする父親に愛想をつかすも、切っても切れない血筋が流れていることを知る青年。それが分かるラスト。
親子の業とは、かくも深きものなり。

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regency