「後ろ向きな心の支え」血筋 takunoさんの映画レビュー(感想・評価)
後ろ向きな心の支え
心の支えというと前向きなイメージだが、自分にとっては後ろ向きな支え。支えというよりは傷かもしれない。
心を傷付ける映画はなかなか無いんじゃないだろうか。
映画の登場人物の様々な面を通して、自分の見たくない部分を直視させられている気がした。
虚栄にまみれた父親、貧乏性の祖母、絶望的な叔父、世間知らずの従兄弟?など
この映画を高みの見物にはできなかった。
民族映画ではないと思うが、あえて言うなら、なぜ父親は北京でなくソウルに行ったのか。単に賃金と表現の自由の問題だろうか。
おそらく人生で幾度となく、「血筋」を思い出すだろう。星5つ。
コメントする