「伝えたいことはなんとなく分かるだけど、あんまり伝わらなかった」星の子 ともさんの映画レビュー(感想・評価)
伝えたいことはなんとなく分かるだけど、あんまり伝わらなかった
2022.48本目
「メタモルフォーゼの縁側」を観て、芦田愛菜の演技がもっと観たくなり視聴!
宗教と両親の間で揺れる主人公の心情や葛藤がこの映画のメインテーマでキーになってくると思うんだけど、言葉でのヒントが少なくて、表情や行動から汲み取る必要があったように思う。
主人公の年齢的にも立場的にも言葉にならない感情の揺れが沢山あるだろうし、だからこそ良いとは思うんだけど、観ている側からしたら伝わりづらい部分が多かったように感じた。そこは、主人公の立場だったら…と想像させたかった部分なのかもしれないけど、あんまり感情移入できなかった。
原作を読んだことがないのでわからないけど、原作小説を読めばそのあたりがスッキリするのかな?
「宗教の良し悪しはものによってあると思うけど、人それぞれの『信心』は尊重されなくてはならないな」
観た後に残ったのはそれくらいの感情だった。
あとは、私の恋人がいわゆる2世なので、新興宗教の集会の雰囲気とかには、うんうんきっとこんな感じなんだろうなーって想像するヒントにはなった。
芦田愛菜はとっても良かった!
主人公と同じ立場の人にとっては、かなり刺さる作品だとは思う。
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