「人間って感じ。」星の子 すけさんの映画レビュー(感想・評価)
人間って感じ。
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誰しも弱って、縋りたくなるときに少しでも、その希望が見えるとそれを信じてしまうし、もしもそれで(たまたまであっても)改善したら、成功体験が一生付きまとってしまうのだなと感じた。主人公・ちひろは赤ちゃんの時からお父さんお母さんと共に当たり前にある「金星の水」(宗教を象徴してるような水)をまぁ当たり前のものだと思っていたのは、それは仕方ないことだとは思う。最後に行くにつれてちひろの宗教(と言っていいのか?)への熱意は、それ自体ではなくほとんど親への愛であったように感じられた。
新興宗教的なものはそうでない人から見たらとても奇妙に映ったり異常に思えるけど、当人たちは《それ》以外はごくありふれた人間なのだと言うことを伝えるような映画でもあった。ちひろいい友達に巡り会えたね〜。先生とかおじさんはん〜…まぁしょうがないけど、人の信じるものを真っ向から否定しても何も生まないというのは一つの考えとして持つべきだと感じた。
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