劇場公開日 2020年2月21日

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「保守系の女性たちを主題にしたmetoo映画」スキャンダル 栗村成子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5保守系の女性たちを主題にしたmetoo映画

2020年3月16日
iPhoneアプリから投稿

かなりフェミニズムや、近年のmetoo運動の文脈を汲んだ映画なので、そのあたりの前知識や体感が無いと厳しいかもしれません。なんとなく知っていれば楽しめますし、深く体感していれば台詞の一つ一つを意味深く感じることが出来ると思います。言うまでもないですがけして女vs男という内容ではなく、会社や組織の中で「セクハラ」が起こる権力的な背景や、それが全ての社員にどういった影響をもたらすか、女だから連帯できるわけでもないですし、男だからこそ迫られる立場を克明に描いています。個人的にはメインの女性3人や登場人物たちが基本的にはFOXを支持する保守系であることが良いなと思いました。保守だから、リベラルだから、ではなく「真実」を求めたジャーナリストの話でもあります。

しゃんしゃん